子育てをしていると少なからず子供の性格を不安に思うことがありますよね。きっと大丈夫なはず、、、と自分に言い聞かせてはみるものの、相手は子供ですから自由奔放ですし、まだまだこれから変わっていくとは言え、不安に思ってしまう要素があるというのも仕方のない事実です。
しかし、子供の性格について抱いている親の不安が、実は不安に思うべきではない、思い過ごしであることも多くあるのです。そこで今回は子供の性格や子育てを不安に思う親に知っておいてほしい事を、4つのパートに分けてお伝えします。
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子供の性格と親からの遺伝や関係について
「○○ちゃんはお父さん似だね」「顔はお母さん似だけど、性格はお父さんにそっくり」「頑固なところはお祖父ちゃんゆずりだ」などなど、子供の頃、必ずと言っていいほど、近所の人や親戚の誰かに私達皆が言われたセリフですよね。
ではそれと同じようにあなたの子供もやはりあなたの「性格」や「行動」は似ているのっでしょうか?親の良いところは受け継いでほしいものの、悪いところは出来れば受け継がないでくれるとありがたい。なんて思ってしまう事でしょう。
ですので、まずはじめに、子供の性格が親から受け継ぐものについてお話ししていきましょう。
そもそも「性格」とは何を意味するものなのか?
ひとくちに性格と言っても、説明は難しいですよね。性格とはその人が生まれつき持っている感情や意志などの傾向。他人と違った自分だけの行動の仕方。または、生まれつきのたち、品性、人柄。などを表しています。
こう並べて見ると、「生まれつき」というキーワードが、子供の性格が親から受け継いだ物であるということを示しているのかも知れません。その人が生まれつき持っている物と、成長していく過程で身に付けた物とが混ざり合って性格が作られて行くのかもしれません。
同じ親から生まれた子供でも、兄弟・姉妹の性格は同じではありません
子供の性格が親から受け継いだ物であっても、兄弟や姉妹が同じ性格とは限りませんよね。むしろ違うほうが多いでしょう。これは、生まれた順や育ち方が影響しているとも言われています。
そして生まれた順で親の育て方は違います。一般的に兄や姉は厳しく、弟や妹には甘くなると言われていますが、中にはそうでない家庭もあるはずです。
また、兄弟、姉妹が同じように育ったとしても子供の性格が同じにはならないのは確かです。たとえ一卵性双生児であっても育っていくうちに子供の性格は違ってくるものですよね。
親の影響力は強大な事を知っておいてください
最近「クレーマー」や「モンスターペアレント」の問題が世間を賑わしていますよね。「義務教育だから給食費は払わなくても良い」という考えの親もいるようです。
ここで少し考えてみてください。もし自分の子供がお金を払わずに飲食をすれば、それはいけないことだと教えるのが親のはずですよね。そしてそれは給食も同じだと思いませんか。
これを自己中心的に理不尽に押し切ってしまうのがモンスターペアレントと呼ばれる人たちです。そして、問題はその親たちに育てられた子供の性格がどうなっていくのか。。。これはちょっと怖いですよね。
「2割」の不確定要素を良い意味で育んであげましょう
子供の性格の8割は親から受け継いだ物であると言われていますよね。つまり残りの2割は後から決まっていく物です。そしてこの中には育った環境や、まわりの人たちから受ける影響などがあります。
ですので、あなた(親)の性格で嫌なところがあったとしても、子供が必ずそれを引き継ぐとは限りません。
そして、この2割の部分は親や環境で変えることができると知っておきましょう。