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なんでも食べてしまう子には「ダメ」を減らしましょう
5歳6歳になっても、なんでも口に持って行く子がいます。これも親御さんの悩みの原因になりますが、「たべちゃダメ!」と怒っても子どもはやめません。これらは、チックのひとつ。生活環境のストレスがさせていることがほとんどです。
それを解決する方法のひとつは、外に積極的に遊びに出ること。そこでストレス解消をさせましょう。
移り気な性格の子供は、持ち上げてみましょう
あれをしていたと思ったら、もうこれ……という、移り気なのが気になる子どもがいますよね。これは親御さんとしては中途半端で心配なのですが、実際は心配するほどのことではありません。
子どもの時間の流れは、大人のそれとは違います。生まれたばかりの子どもの1時間は、大人の5分なのです。大人になって、1年が速く過ぎるようになった……なんて、誰でも感じるものですよね。
大人が、「もうそれやめるの!?」と思っているとき、子どもは「充分楽しんだ」ということがよくあるのです。
それでも心配でしたら、子どもがあれこれチョロマカとすることで、親の注意をひきたがっている場合があります。子どもの遊びに付き合い、上手ね! などほめてあげましょう。これをきっかけに忍耐力をつけることが多くあります。
自傷気味の子には、親自身が余裕を持ちましょう
不快な感情を、自分を傷つけたり、たたくことで表す子がいます。これも親御さんとしては、そのうちひどいことをするのではないかと、心配になりますが、これは子どもが、まだ不満や不安を言葉に出して表現できないときに、出てくる現象のひとつです。
言葉を使うことが増え、また、いろいろな経験をすることで、感情を表に出す他の方法を覚え、やがて痛いことはしなくなります。「イタイいたい! やめようね」と抱きしめてあげましょう。
また、親自身に余裕がないときも、子どもが親のストレスを感じて、このような行為におよぶことがあるようです。時には、子どもを保育園に預ける、人に預けるなどして違う世界を経験させ、同時に親が息抜きをすることも効果的です。
うそをつく子供は「しっかりかまってあげましょう」
家の外でのお友達関係や、そのほかのいろいろなことで、うそをつく子がいます。親としても心配です。しかし、うそをついた! と怒ることでは解決しません。
だから、うその中には、自分がいじめられたといううそが多くあります。繰り返し、「嘘はもうやめね」「明日は嘘はなしよ」と言い聞かせると同時に、お子さんとより多くの時間を楽しむことも必要でしょう。親と遊びたい気持ち、振り向いてほしい気持ちが、嘘につながっているのです。
親が不安に思うこと自体が、子どもを不安な性格にする
どんな不安要素にも、必ず言えることがあります。それは、親が子どもの性格を不安に思っていると、その不安が子どもに通じ、「なんということのない性格」の子どもが、「不安な性格」にどんどん近づいていってしまう、ということです。
親が強い不安感を持っていればいるほど、子どもは不安を感じ、また、「親に不安に思われている」ということを原因として、「自分は信用されていない子どもなんだ……」という感情を募らせ、自身をうしない、ますます不安な性格になっていきます。
従って、親である以上は、自分の子どもに接するとき、虚勢でもかまいませんので、笑顔で、不安などないように接していかねばなりません。