”自分を変えたい”。そんな風に思ったことがある人はこの世の中でどれくらいいるでしょうか。おそらくほとんどの人が一度はそう感じたことがありますよね。人付き合いが苦手だったり、自分の思っていることを伝えられない性格に嫌気がさす、そんな方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
また、代わり映えのしない日々、何もしないまま年齢を重ねていく時間、それらに不安や退屈さを感じるのは人間として当然のことです。だから自分を変えることができれば、、、なんて思ってしまうかもしれませんが”自分を変える”というのは考え方や気持ちの持ちようで、実に簡単にできることなんです。
でも、どうやって?と思いますよね。そこで今日は、自分を変えたい時に行うべき行動の手順と人生を変える為に知っておいて欲しい事についてお伝えします。
自分を変える為に行う9つの手順
ではまず初めに自分を変える為には「何をどうすれば良いのか?」変わりたいと思った時に行うと良い行動の手順や考え方についてお話しします。
まずは自分を知る事から始めましょう
自分を変えるのに最初に必要なこと、それは自分をきちんと知ることです。
まずは、紙とペンを用意して、自分について思いつくことを書き上げてみましょう。
性格、外見、行動、どんなことでもいいです。
例えば、性格ーのんびり、神経質、楽天的、といったことや、外見ー派手、地味、流行りのヘアスタイル、ブランドの洋服、など。
また、行動としては、時間通り、予定をたてる、外食が好き、等、何でも思いつくことでけっこうです。難しいようであれば、自分が送ったメールや、自分の写真を見て客観的に判断するのも良い方法です。
次に自分の好きなところ、嫌いなところを認知する
次に、1で書き上げた”自分”について、好きな面・嫌いな面を考えて、振り分けて下さい。
長所、短所として見てもよいです。それぞれに振り分けたあと、それが良くわかる例を挙げてみましょう。
例えば、
好きな面:計画性がある/例:友人の誕生日にサプライズパーティを計画してとても喜ばれた
嫌いな面:時間にルーズ/待ち合わせに遅れてばかりで友人に呆れられたーこんな感じです。
なるべく、過去の自分の行動や気持ちを思い出して、わかりやすい事例を挙げて下さい。今の自分がどういう人間かを客観的に見るのにとても役立ちます。
そして、自分をどう変えたいかを考える
自分という人間を見たあとは、自分がどのように変わりたいかを考えます。あこがれの人や、どんなタイプになりたいか、最初に書き出したように、性格・外見・行動など、思いつくことを書き上げてみましょう。
とはいえ単に”自分を変えたい”と思っている人には、”どうなりたいか”を考えるのは難しいかも知れません。そんな場合は、テレビや映画を見て、”いいな~。”と思った人物や、シチュエーションなどを思い出してみましょう。
人から聞いた話や、自分の周りにいる人でうらやましく思った話、そういったことを思い出してピックアップしてみるのもよいです。
”今の自分”から”なりたい自分”へ、方向を決める
さて今度は、今までに書き上げた内容を見比べて、どこをどうすれば自分を変えられるのか、方向性を決めます。
おそらく、ほとんどの人が、”今の自分の嫌いなところ”の真逆に”あこがれの人・なりたい自分”の性格や容姿がありますよね。
それらを組み合わせて、今の自分→なりたい自分として、新たに箇条書きで挙げてみましょう。例えばこんな感じです。
今の自分(の嫌いな部分を書く)
↓
あこがれの人(のイメージを書く)なりたい自分他人の意見に流されやすい
↓
自分の主張ができる人になるいつも同じ服装になってしまう自分
↓
いつもかわいい服を着ている友人のようになる英語が苦手な私
↓
留学経験のある先輩のようになる
こうする事によって、今の自分を変える為に、どこに目を向ければ良いの良いのかが明確になってきますよね。
自分を変えるための行動にはこんなものがあります。
ではここで、自分を変えたい時にできる簡単な行動の例をいくつか挙げておきます。
*習い事を始める
新しく何かを学ぶのは自分を変えるための大きな手助けになります。*起床時間を変える
毎日のルーティンをとりあえず変えてみる、効果のある方法です。*今まで読まなかった分野の本を読む
興味のなかったことに目を向けるのも必要不可欠です。*”強くなる”という意志を持つ
自分を変えるために最も大事な意識です。
これらは、”手っ取り早く”自分を変えるための行動の一例できっかけと言っても良いですね。
最初の3つは、自分の毎日に新しいものを入れる、スタイルを変えるという行動になり、4つめは自分が変わるのに役立つ”言い聞かせ”になります。
自分を変える為にはどんな行動を起こせば良いか掘り下げる
では、先ほどの行動を参考に、「今の自分→なりたい自分」でまとめたものをいかに自分のものにするか、実際にできることを考えてみましょう。
先ほどの例を使って、できる行動の例を挙げてみます。
他人の意見に流されやすい
↓
自分の主張ができる人になる為に
↓
自分がどうしたいか、常に気持ちを強く持つ。他人の意見を聞く前に、自分が思ったことをまず口に出してみる。いつも同じ服装になってしまう自分
↓
いつもかわいい服を着ている友人のようになる為に
↓
今ある洋服を整理をする、古いものは捨てる。流行りの洋服を1式揃える。ファッション雑誌を購入する。英語が苦手な私
↓
留学経験のある先輩のようになる為に
↓
英会話に通う。先輩から英語の勉強の仕方を教えてもらう。
こういった感じで、自分ができると思うことを挙げてみましょう。
”他人の意見に流される”など、自分の意志で何か行動することが難しいようであれば、親しい友人に”自分を変えたい”という思いを伝え、何か決める際には、自分自分で決めることを促してもらうよう助けてもらうのも良いです。
そしてこれは必ずしも、自分1人でしないといけない訳ではありません。
やはり大切なのは自分を認めてあげること
ここまで自分を変えるための行動をお話してきましたが、ここでひとつ知っておいて頂きたいことがあります。
”自分を変えたい”というのは、今の自分に不満があるからですよね。そのために努力をして新しい自分になる。素晴らしいことです。
しかし、自分を変える=違う自分になる、ということではありません。自分というのは1人しかいません、過去や育ってきた環境が今の自分を作っている訳ですから、すべてを変える、否定するという考え方は間違いであり、同時に悲しいことです。
ですから、書き上げた”嫌いな自分の面”を見つめ直した後は、それを認める、受け入れることも大事ということを知っておきましょう。
なりたい自分を新しく取り入れる、という考え方ですね。完璧な人間は誰1人としていません、短所を受け入れてこそ伸びる長所があります。
この考え方は、変わって行く自分が見えた時に自然と実感できるのですが、今はどんな自分も受け入れておく、ということを意識しておいて下さい。
実践と出会いを心掛ける
さて、いよいよ実践に移りましょう。「自分を変える為にはどんな行動を起こせば良いか掘り下げる」で挙げた行動を実際にやってみて下さい。
できれば、新しい場所で新しい人たちと知り合うのがベターです。どこかのサークルに入る、いきつけのバーではなく新しい場所を開拓する、など積極的に動いてみるのが効果的です。
10人いれば10通りの考え方や性格がありますから、なるべく沢山の人と関わり、新しい風を受けるのが良いですよ。
自分を変えたい=幸せになりたい、「理由」を知る
では最後に、そもそも自分はなぜ変わりたいのか、を考えてみましょう。毎日が退屈だったり、自分の性格が嫌だったり、人それぞれその理由はありますが、すべてに共通して言えるのは、”幸せになりたい”という願望がある、ということです。
今の自分に不満があると幸せな気持ちというのは芽生えません。逆に満足な自分に近づく、その努力をするだけで幸せな気持ちは簡単に手に入るものです。
ここまで自分を変える為の方法についてお伝えしてきましたが、最後に皆さんに知って頂きたいのは
自分を変える事がストレスになってしまっては元も子もありません、ですのでできる事なら「楽しみながら努力できる」環境や感情をうまく作っていきましょう。
人生を変える為に知っておいて欲しい事
では、自分を変える為の方法や手順は理解して頂けたと思いますので、次はもう少し視野視点を広げて、私たちは(自分の)人生を変える為にはいったい何をすれば良いのか?人生を変える為に知っておいて欲しい、考え方や行動の指針についてお伝えします。
人生を変える為には小さな習慣を変える事から始めましょう。
人生を変えたいと思うのなら、まずは身の回りの小さな習慣から変えましょう。たとえば、掃除の順番など家事や通勤ルートなどです。お気に入りのレストランやカフェで頼むメニューをいつもと少し変えてみるのも良いかもしれません。
このように小さな習慣を変えるのに成功すると、「自分は変われるんだ」という自信がつきます。そしてこうした小さな自信が積み重なっていけば、理想の自分になるためのハードルも低くなると共に、少しづつ身の回りが変化していきます。
環境を変える事が人生を変えるきっかけになります
今いる環境では既に自分のキャラクターが定まっていて、自分を変える事が難しいという場合には、環境を変えてしまうのがお勧めです。
自分のことを誰もしならない環境になれば、また一から新しい関係や個性を作ることができますよね。社会人であれば、転勤時や配置替えの時、学生であれば、中学から高校、高校から大学と学校が変わるタイミングが狙い目です。
今すぐ環境を変えるのは難しいけれど、今の自分から変わりたいという人は、今の人間関係とは全く別のグループに所属してみるのも手です。
例えば、会社帰りに習い事や社外のサークルに所属してみたり、学生であれば、学区外の習い事やボーイスカウトなどを始めてみたり。現在の人間関係とは全く違う人間関係を新たに作ることによって、なりたい自分に近づけるかもしれません。
たくさんの人と会う事で私達の人生は変わっていきます
自分を変えるというとどうしても自分ばかりにフォーカスしてしまいがちですよね。でも、生き生きした光り輝くような自分を目指すには、いろいろな人に会って出会いを増やさなければなりません。例えば引き寄せの法則でも、友人は多ければ多いほど良しとされています。
友達が増えればその分手に入る情報量も増えますよね。また、人と接する中で今まで知らなかった自分の姿が浮き彫りになることもあるでしょう。そういう意味からも、自分を変えたいなら人とのコミュニケーションに可能な限り投資しましょう。
変われると信じる事がなによりも大切です
「自分は変われる」と信じることは何よりも大切です。いくら理想像をイメージしても、自分を変えるための行動もしても、その裏で「自分は結局変われないのではないか」と思っていては意味がありません。
ですので、良い意味で自分を信じてあげましょう。あなたの人生を変える事が出来るのは「あなた自身」でしかないのですから、あたりまえですが、とっても大事な事ですよね。
ですので自分を変えられることを確信してイメージングや努力をしましょう。信じるか信じないかで結果は大きく変わってきます。
変わりたいけど変われない人に試してほしい3つの事
さて、ここからは今までお話しした内容は「ちょっとハードルが高くて無理かも。。。」と感じてしまった人に試してみてほしい、自分を変える為の小さな変化や考え方についてお話しします。
セルフイメージを変える為にまずは外見を変えてみるのもあり。
自分を変えたい、人生を変えたいとは思っても、なかなか行動に移せない人もいるかもしれません。そんな場合には外見から変えることをおすすめします。
あなたがイメージする変わりたい自分に相応しい外見がありますよね。それに近づけることから始めてみましょう。簡単な事で言えば例えば服を買いに行く事でもOKです。
人は自分の外見が変わるだけで気持ちも大きく変わります。ウェディングドレスを着た花嫁が、世界で一番幸せで美しく見えるのは、結婚するという幸せの絶頂期にいるというだけではなく、外見を変えた効果でもあるのです。
形から入ることは、最も簡単であり、且つ効果的な方法ですよね。理想の自分に近づくために、まずは外見から変えましょう。
例えば波動を上げる時間を作ると良いかもしれません
自分を変える努力をしていてもなかなかうまくいかず、落ち込むこともありますよね。しかし、そういうときに必要以上に落ち込んでしまうのはあまりよくありません。辛い気持ちを受け止めるのも大切なのですが、それが済んだら今度は自分を大切にしてあげましょう。
好きな食べ物や音楽、アロマ、映画などで自分を癒す時間を作りましょう。そしてハッピーな時間を過ごすことによって自分の波動をポジティブに変えていくのです。
「贅沢したり休んだりして良いのかな」などと罪悪感を持たず、思い切って楽しんでください。
休息日を作って「息抜き」する事も大切です
自分を変えるためには、楽な方向へ流れようとする自分を制止し、行動し続ける努力が絶対に必要ですよね。しかし、人は頑張り過ぎてしまうと、突然心がポッキリと折れてしまい「もういいや」と思ってしまうことがあります。
何事にも休息は大切です。自分を変えようとしたり、自分の人生を変えたいと思って「焦る気持ち」があるかもしれませんが、大きなテーマに取り組んでいる訳ですから時間がかかるのは仕方ありません。ですので、疲れ切って諦めてしまう前にしっかり休んでもう一回頑張れば良いのです。
それを繰り返しているうちに少しづつ「なりたい自分」や「求めている環境」に近づいていきます。
さて、小さな事で言えば、朝起きる時間を変えるだけでも、思った以上に変化があることを実感できますよね。
すぐに性格を変えるのは難しいですが、短所と思われる部分は、新しく変わる自分のある意味”肥やし”となりますから、時間をかけてゆっくり変わりゆく自分を楽しむくらいの気持ちで今の自分や人生を変えていきましょう。