「お月様には不思議な力がある」太古の時代から人類はそう信じて月に思いを寄せてきました。
例えば新月と満月の日は大潮となり、潮の満ち干がいつもより大きなものになります。また、月の満ち欠けの周期が約29日であることから、明治時代に太陽暦が暦(こよみ)として制定されるまでは、月の満ち欠けをベースにした太陰暦が日本の暦(こよみ)として用いられていたりします。
時代が変わった今現在でも、お月様と私達の関係は切っても切り離せないものですし、新月や満月に特別な思いを抱いていたりしますよね。
新月は新しい月の始まりを表しています。それは人間に例えると生命の誕生のようなものですので、新月を上手に過ごして運気をアップさせましょう。
そこで今回は運気の上がる新月の過ごし方や新月に行なって欲しい開運の方法についてお話しします。
コンテンツ目次
新月に願い事やおまじないが叶うと言われる理由とは
地球に一番近い天体であるお月様。満月や半月、三日月、新月など私たちにさまざまな顔を見せてくれる月を見ていると心が安らいだり、優しい気持ちになりますよね。
満ち欠けを繰り返すお月様ですが、そのパワーが大きくなるのが新月と満月です。ですのでまずは、なぜ新月の日にお願い事やおまじないをすると、それが叶うと言われているのか?についてお話しします。
キーワードは「リセット」です
地球からお月様が見えない新月の時。私たちの目には映りませんが、空には確かに月が存在しています。改めて考えてみると、とても神秘的な現象ですよね。新月は、月齢で言えばゼロの日、「始まりと再生」、「創造と浄化」を意味します。
ですので新月は失敗や落ち込んだ気持ちなどをリセットして、新たなスタートを切る手助けをしてくれます。すべてを愛されているような、すべてを認められているような、すべてを許されているような、そんな感覚を覚えるのが新月の日なのです。
潜在意識と顕在意識が繋がりやすい日であるから
月は「陰」で太陽は「陽」の象徴ですよね。陰と陽が重なることで起きている新月は、潜在意識と顕在意識が繋がるときでもあります。なかなか意識して潜在意識と繋がるのは、難しかもしれませんが、この新月には潜在意識と顕在意識が繋がりやすい為に、願いごとが叶いやすいと言われているのです。
新月は自分を見つめ直す時間でもある為
前述のとおり、新月は始まりと再生の時。過去や気持ちをリセットしてリスタートを切れる新月は「生まれ変わってやり直せるチャンスをもらえる」日です。
何かと忙しい私たち現代人は、自分を見つめ直す時間が不足しがちですよね。しかし、自分を成長させていくためには、自分を見つめ直す時間が必要です。新月の日には自分を見つめ直すことができる。これもまた新月の魅力の一つと言えるでしょう。
取捨選択を行う事により執着しなくなる為
新月の願いは、新月のエネルギーが一番強くなる時に自分の願いを箇条書きにするというものですが、実際に自分の心の中の望みを具体的に書き出して、その後は大きな力に物事を委ねることで余計なことに執着しなくなり、本当の幸せを見つけやすくなります。
また、心の底から叶えたいと思える願いであるほど叶いやすくなり、新月の願いは2個から10個以内で書き出すのがが望ましいとされていますので、本当に必要なものか・今の自分には必要ではないかを見極める力がつき、続けていくうちに今の自分にとって必要でないことへの執着心がなくなるのを実感するはずです。
失敗を恐れなくなるから
新月は定期的にやってくるため、新月の願いを続けていくうちにどこか心のより所のような感覚をもつことができ何事にもチャレンジする精神が身に付きます。このように失敗さえもなにか意味があると感じることができれば必要以上に失敗を恐れることがなくなり、良い結果をもたらしやすくなるのです。
ですのでもしかすると新月の願いはおまじないや魔法のようなものではなく、自分の力を最大限に引き出すことなのかもしれません。一度書き出しただけで簡単に叶うという訳ではないということを覚えておくとより効果を得やすくなります。
月ごとに叶いやすい願いのテーマがある
少し余談になりますが、新月がどの星座で起こっているかによって、叶いやすい願いのテーマが変わってきます。
例えば、自分の成長に関する願いは新月が牡羊座で起こるとき、お金に関する願いは牡牛座で新月が起こるときに願うことで、その願いがより叶いやすくなるのです。
新月がどの星座で起こるのを知っておく事によって、それにまつわる願い事が叶えられやすいチャンスを得られるというのは魅力ですよね。
ちなみに各星座のテーマは以下になりますので、よかったら覚えておいてくださいね。