「心を浄化したい!」と思っても、とっさにはなかなか出来ないものですよね。仕事中だったり、大勢の人の中にいたり、気持ちが落ち着かない状態にある場合がほとんどかもしれません。
ですが、一番の原因は自分の外ではなく、自分自身の中にあると言えるかもしれません。心の中に邪念や、わだかまりがあるからこそ、自分の意思だけでは心を開放することはとても難しいのです。
例えば、心がぶれてしまったときや、嫌な思いで心がぐしゃぐしゃになっているとき、どす黒い気持ちで心が覆われているとき、どんな時でも心を浄化して自分を取り戻せるとしたら、どんなにか毎日を楽しく過ごせることでしょうか。
実はほんのちょっとしたコツさえ知る事ができれば、心の浄化は誰にでもできることなんです。そこで今回は思い立ったらすぐにできる自分の心の浄化する方法についてお伝えします。
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自分の心を浄化する為に知っておいてほしい事
まず始めに、私たちの「心や感情」について少しお話しします。「心の状態や感情」というのは、「水」のようなもので、いつも流動的で流れている動いているのが普通です。
しかし時として、流れが滞ってしまったり止まってしまう事があります。するといわゆる「心が淀んでる」と感じたり「疲れている」と感じてしまうのです。
そう、まさに心や意識、感情は「水」と一緒で、動いていたり流れていれば美しく綺麗な状態を保つ事ができますが、止まってしまうと「淀んでしまう」「腐ってしまう」という事を覚えておいてください。
家の中でも出来る心を浄化する方法
では、そんな心とは何か?という前提をふまえて、まずは家の中でも出来る「自分の心を浄化する方法」をいくつかお伝えします。
「音」で心を浄化する
心がぶれているときというのは、楽器でいう音が狂っている状態に似ています。音で心を浄化するには、ギターやピアノを調律するように心の乱れを調律します。
楽器を調律するときには「音叉(おんさ)」という物を使いますよね。これを振動させると「ラ」の音が鳴り、この音を中心に調律していくわけです。
人の心も同じように、この「音叉」を使い浄化します。小さい物であれば500円程度で用意できますし、バッグの中にも忍ばせておくことができますよ。
心が乱れたと思ったら、音叉を振動させ頭部のこめかみ部分に当ててください。もし周りに人がいなければ音叉の持ち手部分を歯で噛んでも構いません。
その音、振動に心を合わせるように集中することで心が浄化されていくのを感じてください。2~3回繰り返せば、心が浄化され、迷いやブレが消え去っているはずです。
「呼吸」で心を浄化する
街中に出ていると心を浄化したい状況によく出くわしますよね。歩きタバコやポイ捨て、マナーに反した行動をする人など、見ているだけでこちらの気分まで悪くなってくることがあるかもしれません。
そんなときは、少し立ち止まって「呼吸」で心を浄化しましょう。
深呼吸までする必要はなく、小さな呼吸で浄化をします。もし落ち着ける場所があれば、喫茶店やベンチなどで座れるとよいでしょう。
目を半分閉じた状態で、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐きます。吸うときに息が眼球の間を抜け、脳から後頭部を周り、口にたどり着く一本の管が通っているようなイメージをしてください。
実際にはそんな器官はありませんが、イメージした管を通り、息と共に心にこびりついた悪いイメージや心の塵を吐き出しましょう。
最初は4秒間吸い、4秒間で吐き出すよう心がけ、慣れてきたら3秒間で吸い、7秒間使ってゆっくり吐き出してください。
8回~10回繰り返すうちに心の中の波が静まるのを感じましょう。
時間にして3分くらいの間で浄化が完了します。家の中も、オフィスなどのお仕事の合間でもできる簡単な浄化方法ですので是非試してみてください。
「言葉」で心を浄化する
心を浄化したいときというのは、常に自分が被害者である状況とは限りませんよね。例えば他人を傷つけてしまったり、酷いことを言ってしまったり、取っておいた食材や料理を腐らせてしまったり、人が助けを求めていたのに助けてあげられなかったり、など様々な出来事があります。
無意識のうちに小さな罪悪感を私たちは溜め込んでいるものですが、必要以上に溜め込んで自分を責めてはいけません。
そんなときは簡単な言葉を口にすることで浄化をすることができます。
「ありがとう」「ごめんなさい」と口にするだけで心に積もった罪悪感を浄化することができますね。
状況によりますが、好きな詩や映画、アニメ、小説で使われたセリフなどでも良いでしょう。あなた自身が救われると感じる言葉を口に出すことで、心の浄化はできるのです。
「アート」で心を浄化する
人によっては心の浄化っていまいちよくわからない、という人もいますよね。つまるところ「心に溜まったゴミをうまく外に出せない」状態なんです。
アーティストと呼ばれる人たちは、心に溜まったものを形にして出すプロフェッショナルなわけですが、アートはプロだけのものではありませんよ。普通に日々を営む私達にこそ必要なものです。
クレヨンでも色鉛筆でもマーカーでも絵の具でも色のでる画材を用意し、画用紙やスケッチブックに好きな色、好きな線、好きな図形、動物、花、人、なんでもいいので描いてみましょう。
何を描いてのかわからない人は、自然界にある「火」「水」「風」「土」「光」の中から好きなイメージ、テーマを選び描いてみてください。
その絵は誰かに伝えたり、理解してもらうためではないので、意味がわからなくてもOKです。あなたの心が納得した、満足したと感じたとき、その状態こそ心の浄化が終わった時なのです。
「瞑想」で感情を洗い流して心を浄化する
出来る事なら1日の終わりに瞑想で心を浄化をしてみましょう。
座禅を組む必要はないですが、座って落ち着ける状態だとベストです。呼吸は鼻から吸い、口から吐きます。体が動いても構いません。
目は閉じて、外から入ってくる音や振動をありのままに受け取りましょう。「心を無にする」のは正直無理なので、思ったことを素直に思い、聞こえた音は素直に聞きましょう。
瞑想している間は絶対に呼吸はし続けてください。
瞑想は3分から5分くらい続けるとより効果があります。
心が落ち着いた、と感じたら浄化完了です。
心を休めたい時に試してみてほしい事
では、ここからはもう少し一般的なお話しもしていきましょう。私たちの生活の中ですぐに試す事ができる心や身体を元気にする方法です。人に行って貰ってもどちらでもOKですし、出来る事ならその世界や技術を学ぶ事によって良い心のあり方をより理解できるようになるかもしれません。
身体の疲れを癒して気持ちを楽にする
毎日の激務で凝り固まった肩や首、ぱんぱんに浮腫んだふくらはぎには、なんといってもマッサージが効果的です。手で触れることで、相手を癒してあげられるヒーリング効果もあるのです。
昔からある技術なので、国によってさまざまなマッサージがあり人気なのは、ロミロミマッサージ(ハワイ)、インドネシアマッサージ(バリ島)、アーユルヴェーダ(インド)など。
どれもその国の自然や信仰などと深い関係があり、特殊なオイルなどを使います。本格的なマッサージで癒してあげたい、癒されたいと思うなら、学んでみると良いかもしれません。
香りで心を癒して気持ちを楽にする
一般にもかなり浸透してきているアロマテラピーですが、きちんと学んでいる人は意外に少ないです。
アロマテラピーの利点は、なんといっても利用できる範囲が広いことです。ルームフレグランスや入浴剤としてはもちろん、香水や「ここぞ!」というときの深呼吸用に小瓶を持ち歩いている人もいます。
癒してくれる効果も分かりやすく、安眠にはこのラベンダー、集中にはベルガモット…と取り入れやすいスタイルなのも人気の理由です。
簡単そうですが、アロマオイルは意外と取り扱いが難しいので独学よりも知識のある先生からきちんと学ぶのがおすすめです。自分や大切な人を素敵な香りで癒してあげましょう。
ヨガで気の流れを整える
もっとアクティブに癒してもらえる空間を求めるなら、一緒にヨガを習いに行くのもおすすめです。初心者コースなら、難易度が低くて親しみやすいポーズからチャレンジできますし、ほとんどの場合瞑想の時間も設けていますので、リラックスしながら自分の心と体の状態を知ることができます。
ヨガは呼吸法も大事。呼吸を整え、心身を一体としてポーズに集中すると、自分自身を深く癒していることが実感できます。いろいろなヨガ教室がありますが、ほとんどのところで体験教室を開いていますので問いあわせてみましょう。男女共に受講できるかも確認してみてくださいね。
ツボを刺激して気の流れを整える
東洋のいにしえの技術としての「つぼ押し」は私たちの生活に結構浸透していますよね。とはいえ全身のつぼは300を超えますし、これを全部覚えるのはかなり大変です。
そこで、もっと手軽にできる耳つぼが手軽でお勧めです。耳には全身に対応したつぼがあり、その数はなんと110にも及びます。もむ、引っ張る、さするなど特に難しい手技も必要ではなく、最初は特に道具も必要としません。
どこでもすぐにでき、なんの準備もいらないと言うのはとっても簡単ですし、耳だけで疲れた体を癒してあげられるなんてうれしいですよね。
身体の外からエネルギーを取り入れて心を浄化する方法
では、ここからは家の外に出たいという人もいるかと思いますので、私たちの住んでいる地球のエネルギーを身体いっぱいに取り入れる方法についてお伝えします。
転地効果を取り入れて心を浄化する
転地効果という言葉をご存知でしょうか?もしかすると、はじめて耳にした方もいるかもしれません。
天地効果とはスピリチュアル的に言えば、日常から遠く離れた場所へ行き、エネルギーの総入れ替えをして心身を浄化することです。
同じような日々を淡々と過ごしていると、どうしても滞りが出てきて淀みが生じてきます。気持ちに張りがなくなる、身体がなんとなくスッキリしない、人付き合いがつまらない、物事がうまく進まない…全部淀みのせいとも言えますよね。
転地は、お部屋の空気の入れ替えにも似ています。窓をあけてきれいな空気を流せば、気分爽快になります。人も同じです。
違う空気に触れて、違う景色を見て、その土地の美味しいご飯を食べて…仕上げにパワースポットへ行けば、きれいに心を浄化できますよ。
天地効果は身近な場所でも恩恵はあります
転地効果は100キロ以上離れた場所へ数日滞在するのが良いとされていますが、それができなければ効果がゼロというわけではありません。
週末を利用しての1泊2日、日帰りだって立派な旅行です。出かける前のワクワクした気持ちと帰ってきた時の充実感はどちらも同じ。転地の効果はきっとありますよね。
思い立ったが吉日・ぶっつけ本番は、何が起きるかわからないハプニングを楽しむところがありますが、プチ旅はどうしても時間が限られてしまいますので効率よく動けるかどうかがカギ。
分刻みの予定を組む必要はありませんが、移動する際の交通手段など、だいたいのプランは立てておきましょう。泊まるならホテルや旅館の予約は忘れないでくださいね。
パワースポットのエネルギーを感じてみる
浄化など何らかの効果を期待するなら、パワースポットの場所は最低限おさえておきましょう。プチ旅でオススメなのは、午前中のうちに神社仏閣へお参りをしてご挨拶をすませます。(日頃の感謝もお忘れなく。)
その後、神社仏閣へ続く参道をお散歩。お店が並んでいることが多いので、その土地の美味しいものを食べるのも良いかもしれません。縁起の良いおみやげを見つけたら、バタバタして忘れてしまわないうちに買っておくのがいいですよ。 歩き疲れたら温泉に行って、温かいお湯につかれば身も心もすっきりさっぱり気分爽快。
温泉もパワースポットですから、エネルギーも浄化してしまいましょう。温泉に入ったあとはそのまま宿泊しても良いですし、少し落ち着いたら帰路につくのもありでしょう。
もちろん、山・湖・滝などのパワースポットへ直行するのもアリ。マイナスイオンとエネルギーを身体いっぱい取り込めば、一気に浄化できます。
導かれたところへ足を向ける
行きたいところを決める時、何を参考にしますか。口コミや浄化などパワースポットの効果でしょうか。そのどちらも間違いではありませんが、最後はやはり自分の直感が頼りです。
パワースポットは不思議と導かれて行く事が多いので、一番惹かれたところに決めましょう。 または、懸賞に当たってとか、友達に誘われて…などトントン拍子で決まり、なおかつ自分も行きたい気持ち満々のときも、呼ばれていると思ってほぼ間違いありません。
良い波が来たら素直に乗ってしまうのが吉ですよ。逆にどうしても気持ちが乗らないときは、行くべきではない場合やあなたに合わないということが考えられますので浄化は期待できません。無理をせずお断りしてください。
新しい発見を楽しむ
自宅から徒歩圏内、自転車で行ける場所、最寄り駅から2,3駅の場所…まだまだ自分の知らない場所ってありますよね。
自分で進んで変化を起こすのが旅の醍醐味だとしたら、ご近所の知らない場所を開拓して行くのだって立派なプチ旅です。
何気なく素通りしていた場所だって、目をこらせばたくさんの発見があるのではないでしょうか。新しい発見はエネルギーを活性化させます。エネルギーの活性化は全身の浄化と進歩につながります。
近場でなによりうれしいのは節約できること。これもまた費用面での立派なプチ旅です。いつでも何度でも出発できるのがご近所プチ旅の良いところ。
あなたが心地良いと思える場所をたくさん見つけて、いつでも心身のリフレッシュができるようにしておきましょう。
さて、心を浄化するということは、気持ちのリセットとは少し違います。「0」に戻すわけではなく、現状からさらに一歩を踏み出すための準備なんです。
言うなれば心の中に溜まったゴミやホコリを掃除するだけでなく、今より少しだけ高い場所へ登るための「心のアップデート」です。あなた自身が浄化されアップデートされることで周囲の人たちや出来事にも少しずつ変化が訪れます。最初は目に見えないような小さな変化ですが、継続していくことで大きな幸せを呼び込むきっかけとなる事でしょう。
毎日を健やかに過ごすことはとてもむずかしい今の世の中ですが、世界はあなたの心の映し鏡、あなたが浄化され変わることで世界も美しく変わっていきます。さあ毎日の小さな心の浄化で、あなたも世界も美しく変えていきましょう。