「わたし、もしかしたら彼氏が好きじゃないかも・・・」と不安になることってありますよね。デートして帰って来た時、あるいはデートに出かける仕度をしている時、ふっと「本当は、彼氏が好きじゃないのかもしれない」という気がして、自分で驚くことも。
そんな時、多くの女性は「イヤだな。わたし、どうかしている」と考えて彼氏が好きじゃないかもという気持ちを忘れるようにします。でも、こういう気持ちは胸の底や頭の隅にモヤモヤわだかまっていて、ひょいひょいと顔を出します。
こうなると、自分で自分の気持ちがわからなくなってしまいますよね。「自分は彼氏を好きなのか、嫌いなのか?」「自分は、これからどうしたいのか?」きっと迷うばかりな事でしょう。
このように「彼氏が好きじゃないかも」という不安を持ちつつも恋人としてお付き合いしている女性は少なくありません。そう、自分のホンネがわからなくなっているのです。そこで今回は、彼氏を好きじゃないと感じたら、確かめてほしいあなたの本心とこれから行うべき事についてお話しします。
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彼氏の事を好きじゃないと感じてしまうのはなぜ?
ではまずはじめに、なぜ彼氏の事を好きじゃないと感じてしまうようになったのか?その理由や原因について掘り下げていきましょう。
もしかすると恋の魔法がとけてしまったのかもしれません
彼氏が好きだからつき合い始めたのに、「彼氏が好きじゃないかも・・・」と思うようになるのは、恋の魔法がとけてしまったせいかもしれません。
彼氏を好きになる感情というのには、実は脳内物質が深く関わっています。
脳内物質とは、心の指令を脳や身体に伝える働きをするホルモンです。その中で恋愛に関係するホルモンを「恋愛ホルモン」といい、その代表がPEA(フェニルエチルアミン)です。PEAは「恋愛ホルモン特攻隊」とも呼ばれます。
彼氏ができる時、多くの女性は緊張します。「優しそうに見えるけど、本当はどうなの?」「この男性を彼氏にしてもいいのかな?」などと、考えて不安感や緊張感が高まりますよね。
交際が始まると、ハラハラしたり、ドキドキしたりすることが多くなります。ワクワクすることもきっと増えるはず。
このように緊張したりドキドキしたりする時にPEAが分泌されます。PEAは間脳の脳下垂体から分泌されて、快感や興奮を生じさせます。
つまり、彼氏とつき合うことで快感を得るので、ますます彼に好意を持つようになるのです。
PEAはドーパミンの分泌を促します。ドーパミンは幸福ホルモンの1つで興奮系です。快感や多幸感を生じさせるとともに、意欲ややる気を出させます。つまりPEAとドーパミンは「恋愛の魔法」のようなものなのです。
ところが、このPEAの分泌は長続きしません。早ければ2~3ヶ月で分泌しなくなります。遅くても3~4年後には消えてしまいます。
PEAやドーパミンが減少したり、消滅したりすると、燃え上がっていた感情が落ち着いてきて、理性が優位に立ちます。彼氏を冷静に客観的に見ることができるようになりますよね。
いわゆるこれが「恋愛の魔法がとけてしまった状態」です。
恋の魔法がとけてしまうとどうなるのか?
恋の魔法がとけて、彼氏を冷静に客観的に見られるようになると、常識や価値観の違いなどがはっきりしてきて、彼氏の短所もわかるようになりますよね。
価値観や常識が違いすぎると受け入れることができず、「彼氏が好きじゃないかも」と感じるようになるかもしれません。
多くの場合は「マナーが悪い」「自分の都合ばかり優先する」「押しつけがましい」などいう短所が気になって、「彼氏が好きじゃない」と思い始める事でしょう。
PEAは「恋愛ホルモン特攻隊」とか「脳内惚れ薬」とも言われるほど強力なものです。
ですので例えば、彼氏と出会ったばかりの時に、恋愛映画を見たり、ディズニーランドなどでハラハラドキドキ体験をしたりすると、PEAの分泌が促進されて、特に理由もないのに彼氏が好きになってしまうことがあります。
この場合には、PEAの消滅が恋の終わりで、「彼氏が好きじゃないかも・・・」と感じるようになりってしまうのです。
恋愛倦怠期に彼氏の事が好きじゃなくなってモヤモヤしてしまう理由
彼氏とつき合い始めて3~4年経つと、いわゆる「恋愛倦怠期」に入りますが、これもまたPEAやドーパミンの分泌と関係しています。
「恋愛倦怠期」に入ると、ドキドキ・ワクワクすることも少なくなり、デートもマンネリ、「彼氏が好きじゃないかもしれない」と感じたり、「このままつき合い続けてもいいのか?」と悩んだりするようになりますよね。
でも、彼氏と会っていると、なんとなく穏やかな落ち着いた気分になるならば、「倦怠期」ではなく「恋愛安定期」だと思っておきましょう。
もし「彼氏といると、なんとなく落ち着く」「楽な気分でいられる」というのならそれはきっと「恋が愛に変わる時」なのかもしれません。