仕事において、仲間や上司、お客さんとのやりとりを円滑に進める為にはコミュニケーション力が大切そうに感じますよね。しかしながら、話す事が苦手であったり、コミュニケーションを取る事が面倒に感じている人にとっては「なるべく人と関わらずに、黙々と仕事をしていたい…」と感じるのではないでしょうか。
実は、コミュニケーション力に自信が無いからといって落胆する必要は無いのです!作業系のお仕事や、事務系のお仕事であれば、接客業と比べて人と関わる回数が少ない為、静かに仕事を進める事が可能です。
今回はコミュニケーションを無理に取る事なく進められる仕事を取り上げ、どのようなお仕事なのかという内容についてもお伝えしていきます。就職先やアルバイト探しの参考に、ぜひチェックしてみてください。
工場で作業系の仕事をする
コミュニケーション力に自信が無い方にピッタリの仕事として、工場での作業があります。製品によって作業内容は様々ですが、主にマニュアル通りに物を作ったり、部品を集めたり、完成した製品に不備が無いか検品するといった仕事内容があります。
いわゆる「軽作業」と呼ばれるお仕事で、ひたすら商品にシールを貼ったり、伝票を作ったり、箱の中に商品を入れるといった簡単なお仕事内容です。やり方はあまり難しくありませんが、とにかく同じ作業の繰り返しになりますので、飽きっぽい方には不向きと言えます。
しかし、「黙々と作業をしていたい」「物を作るのが好き」「極力話し掛けられたくない」と考えている方にとってはピッタリのお仕事です。
データ入力系の仕事
データ入力のお仕事も、コミュニケーション力をあまり必要としません。データ入力のお仕事を募集しているサイトを見てみると、電話対応・来客応対が無く、「ひたすらPCで情報を入力するだけ」といった内容で紹介している会社がほとんどです。その為、外部との電話が苦手な方にも嬉しいお仕事内容となっています。
例えば顧客情報を入力したり、商品のシリアルナンバーをエクセルにまとめるなどのお仕事があります。もちろん分からない事がある場合には周りの人に尋ねる必要がありますが、基本的な仕事のやり方さえ覚えてしまえば、ほとんど周りの人と話す事はありません。正確さが求められるお仕事ですので、コツコツと努力出来る方に向いています。
クラウドワーカーとして働く
コミュニケーション力に自信が無い方は、会社に勤めず、クラウドワーカーとして働く事も考えてみてはいかがでしょうか。もちろん、インターネット上でお仕事をやり取りしますので、クライアント側との連絡は必須です。しかし、「直接話すのは緊張してしまうけれど、メールやチャットでの連絡なら全然緊張しない!」という方であれば問題ありません。お仕事の納期や内容、質問などを相談して、こまめに確認をとりながら仕事を進める事が大切です。
非常に多くの作業内容があるので、ライターやデータ入力、動画制作、デザイン制作など、得意な事や好きな事を仕事にできる点がメリットです。
スーパーやドラッグストアの品出し
スーパーやドラッグストアでの品出し作業も、コミュニケーション力をあまり必要としません。それらのお仕事は、基本的にレジ打ちやお客様への案内といった業務が無く、ひたすら商品を棚に陳列していきます。
営業中に陳列する場合には、お客様から「この商品どこにある?」などと質問される事があります。「ちょっとした質問でも話し掛けられたくない!」という方は早朝の時間帯でオープン前に勤めれば、黙々と作業を進められますので、勤務時間を確認してみてください。
品出しは体力勝負で、段ボール箱を何箱も開梱したり、重たい洗剤を高い位置の棚に並べなくてはならないケースもありますので、テキパキと動ける方や体力に自信のある方に向いています。
飲食店の厨房で働く
コミュニケーション力に自信が無い方は、飲食店の厨房のお仕事もピッタリです。多くの飲食店は、接客をする「ホール」と、接客が不要な「キッチン」に仕事が分かれています。
厨房では料理を作ったり、お皿を洗うといった仕事がほとんどです。他の厨房の人とのコミュニケーションは必要ですが、接客は無い為、基本的には自分に与えられた仕事をこなしていけば問題ありません。普段から料理を作る事が好きな方や、長時間働きたい方にはピッタリの仕事場です。
今回はコミュニケーション力不要のお仕事と、その内容についてお伝えしました。「コミュニケーション力が無いと仕事が出来ない!」という不安や先入観を持っていた人でも、この記事を読み、無理にコミュニケーションを取る必要が無く進められる仕事が多くある事に気付けたことでしょう。
コミュニケーション力不要のお仕事をしている人は、いわば「縁の下の力持ち」です。普段はお客さんの目からは見えない所でも、裏方で支えてくれている方がいるからこそ成り立っているお仕事が多くある事を実感しますよね。
コミュニケーション力に自信が無い方は、ぜひ自分の得意な分野の能力を活かして、心に大きな負担の無いお仕事を選んでみてはいかがでしょうか。