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人の気持ちを考えられるようになる10の視点
では次は人の気持ちを考えられるようになる為には、どうすれば良いのか?人の気持ちを考えられるようになるポイントについてお話しします。
ポジティブな思考に切り替える
人に優しくなるために絶対やってはいけないことがあります。それはネガティブな言葉を言わないことです。ネガティブな言葉が出るということは、心がネガティブだということにもなりますよね。ネガティブな心で人に優しくするのは無理です。
人は、言動が中身からにじみ出てくるものですから、ネガティブな人からはネガティブな言葉が、ポジティブな人からはポジティブな言葉が出てきます。
ですのでまずは、ネガティブな感情を持つのをやめましょう。それだけで後ろ向きな「でも」や「だって」などのネガティブな言葉が口をついて出ることがなくなるはずですよ。
認めて褒めてあげましょう
自分に自信があって自分にしか興味がない人は、人の良いところには気づかず粗ばかりを探す傾向にあります。
しかし、職場の先輩や上司、同僚、家族など近しい人から「これは違う」「そうじゃない」「そのやり方はおかしい」など否定ばかりされたら嫌な気分になりますよね。
人の気持ちを考えたり、思いやりの気持ちを持つ事の1つには、人のよいところを見つけて褒めることがあります。人は褒められたり感謝されると自分がやったことや努力したことが報われて嬉しい気持ちになりますよね。
ですので相手が努力したことや挑戦したことを認めてあげる、これが相手を大切にするという事です。
相手の表情から気持ちを汲みましょう
会社や学校で朝友達や同僚と顔を合わせた時に相手の声色や表情を見ますよね。この瞬間は相手のその日のコンディションを知るための絶好の機会です。
思いやりとは、相手の気持ち汲んであげることから始まります。
相手が落ち込んでいそうだなと感じたら、なぜ落ち込んでいるのかを考えてみましょう。思い当たることがあれば、その話題を避けて相手を気遣うことができますよね。
人の表情や言動からその人の気持ちを汲んでそれに合わせて接し方を変えてあげると、相手は居心地良く感じることができ、心が安らぐのです。
相手の立場になって物事を考えてみる
相手の気持ちを考えたり思いやりの気持ちを持つ事のベースになるのが相手の立場になって物事を考えることです。
相手を大切にする気持ちを育むには、相手の立場に自分を置き換えて考えるという想像力を養うことが非常に重要です。
子供の時に教わった人が多いはずですが、「相手の立場になって考える」という当たり前のことができない人は意外と多いので、しっかり意識しておきましょう。
八つ当たりをしない
人間ですから体調が悪い日や嫌なことばかりが起こる日もありますよね。ツイてないことが続くとイライラしたり、気持ちが荒むのは当然のことでしょう。しかし、この負の感情を全く関係のない人に八つ当たりしてはいけません。
プラスの機嫌を表に出すのはよいことですが、マイナスの機嫌をにじませていると周囲の人は気を遣って接したり、なるべく避けようとするようになります。
周囲に気を遣わせるようでは、相手を大切にできる人からは程遠くなってしまいます。思いやりの気持ちを持つ為には、まず自分の感情をコントロールして、負の感情を表に出さないことようにする事が重要です。
弱い立場の人に寄り添う
電車やバスで、お年寄りや体の不自由な人、妊婦さんに席を譲るというのは思いやりある行動ですよね。このような対応は、思いやりの気持ちを持っている人なら「席を譲らなくてはいけない」という義務感ではなく、自然と心から「席を譲ってあげたい」と思えるものです。
お年寄りは足腰が痛いだろうなとか、妊婦さんが立ちっぱなしだと貧血になっちゃうかもなど、相手に寄り添って物事を考える習慣をつければ、相手を大切にする気持ちを育むことができますよ。
価値観の違いを理解する
相手のためを思ってしたことが仇になる…こうした事態が起こった時、その要因はあなたと相手との価値観の違いにあります。
思いやりのある行動は相手のためにする行動ですから、自分ではなく相手の視点に立って気持ちを考えなければなりません。
また、仮に仇になってしまうことがあってもそれにめげない心を持たないと、せっかくの思いやりの意味のある行動も継続できず一時的なもので終わってしまいます。
優しく話す
思いやりのある行動は相手のためにするものであり、同時に相手を嬉しい気分にさせる行為です。そして、相手を嬉しい気分にさせるためには行動だけでなく言葉も必要です。思いやりというあなたの気持ちを分かってもらうためにも、話し方というのがとても大切になります。
とは言っても特別な話し方や表現が必要なわけではなく、優しく話せばよいのです。
優しく話すことも相手を嫌な気分にさせたくないという点では優しく話すことは思いやりの気持ちを持つ事の1つですし、相手問わず優しく話せることが思いやりのある行動ができる人の特徴でもあるのです。
相手を選んで行動しない
いくら思いやりのある事をしていても相手を選んでいては意味がありません。そもそも家族や友人に対して思いやりある行動をとるのは当然ですし、思いやりの本当の意味を考えると他人にそれができてこそ初めてそれが思いやりと言えるのです。
確かに人間同士誰とでも合うわけではないですし、周囲の全員と仲良くなることは不可能ですよね。しかし思いやりある行動は友達作りが目的ではないですから、困っている人がいたら相手を選ばずに手を差し伸べてあげましょう。
相手の気持ちに共感するように意識する
思いやりのある行動をとる人は相手の気持ちに共感できる一面を持っています。
相手が喜んでいたら自分も喜び、相手が悲しんでいる時は自分も悲しくなる…そうやって相手の気持ちに共感できるからこそ思いやりのある行動がとれるのです。
人間は神様ではないですから、常に相手のために行動できる人はまずいません。しかし、相手の気持ちに共感できれば相手がつらい時にはそのつらさが分かりますし、まるで自分を助けるかのように相手に手を差し伸べることができるのです。