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唇にほくろができた時に悪性と良性を見分けるヒント
このように、前途の通り、唇にほくろが出来るということは異常なことでも何でもなく自然なことの方が多いです。とはいえ、気を付けなければならないのは唇のほくろでも良くない種類のものがある事もまた否定できません。そこで、次は唇にできたほくろの悪性と良性を見分けるヒントについて解説します。
もし当てはまった場合には念のために専門機関にて診察を受ける事をおすすめします。
直径が6ミリ以上ある
ほくろの悪性と良性を見分けるポイントの一つが大きさです。
良性のほくろの場合、殆どの大きさは直径6ミリ以下の小さいサイズと言われています。
逆に悪性の場合には、サイズが大きいものが多くみられますので、唇のほくろが6ミリ以上ある場合には、念のため一度皮膚科で診てもらった方が安心です。
自分で簡単に見分ける方法としては、ほくろの上に鉛筆を合わせてみてほくろが隠れて鉛筆から見えなければ6ミリ以下と判断する方法があります。
市販されている鉛筆の直径は7ミリ程度であることから鉛筆を用いて行うのですが、鉛筆であればどこのご家庭にもありますので、手軽に試してみることができますよね。
かたちが綺麗な丸でない
良性のほくろの場合、その形は左右対称の綺麗な丸や楕円形をしています。
一方、悪性のほくろの場合は、いびつな形をしていたり、ほくろの境界線もはっきりしないという状態が多くみられると言われています。
唇のほくろがほくろとはっきりわかる状態ではなく、ほくろなのか、しみなのか迷うような歪んだ形である場合は悪性の可能性が考えられるかもしれません。
ほくろが急に大きくなった
悪性のほくろの特徴に「急にほくろが大きくなる」というものがあります。
唇のほくろが急激(数か月内)に大きくなり6ミリ以上になった場合には、速やかに皮膚科を受診しましょう。
特に大人になってから出来たほくろが急に大きくなってきた場合には注意が必要です。
ほくろの色に濃淡がある
体のあちこちに存在するほくろですが、ほくろによって濃いもの、薄いもの色が異なりますよね。ただし、多くの場合1つのほくろは均一な色をしています。
良性のほくろは色が均一ですが、悪性のほくろは1つのほくろの中でも濃い色の部分と薄い色の部分が存在すると言われています。
また、しみが沢山重なって濃淡が生まれたような見た目をしている場合もあるそうです。
ほくろが盛り上がってきてただれている
良性のほくろの場合、周りの皮膚の色より色が濃くなっているだけの状態です。
唇のほくろが段々ぷくっと盛り上がってきて、真ん中がただれてきたり潰瘍状になった場合には悪性の可能性が高いと考えられるようです。
ただし、ほくろの中には良性もぷくっと盛り上がってしまう物もあります。唇のほくろがぷくっとしていて気になる場合には、盛り上がっている他に、急激に大きくなっていないか、いびつな形をしていないか、潰瘍はないかなど他の症状が併せてみられないか注意して観察してみましょう。
ほくろにかゆみや痛みがある
唇のほくろがムズムズと痒かったり、痛みを生じる場合にも注意が必要です。良性のほくろの場合、ほくろがあっても気にならないものが殆どでしょう。
一方、ほくろの痒みや痛み、炎症は悪性の特徴といえますので、気になる症状がある場合には、皮膚科で診てもらいましょう。
特に、ほくろを刺激したら黒い汁が出たという場合には、速やかに受診することをお勧めします。