手のひらのほくろは要注意?ガンを疑う3つの理由

手のひらのほくろは要注意?ガンを疑う3つの理由
手のひらのほくろ、何となく気になるものですよね。特に心配なのが、ほくろのガン、悪性黒色腫です。日本では発症の少ない悪性黒色腫ですが、近年は増加傾向にありますので、悪性黒色腫がよく発症するといわれる足の裏、手のひらにほくろのようなものができたときは、早急にチェックしてみましょう。

そして、気になる症状が出ていると思ったら、すぐにお医者さんに行くことをお勧めいたします。悪性黒色腫はとても進展の早いガンなので、発見、治療が遅れると手の施しようがなくなってしまいます。

早期発見、早期治療が何よりも重要なのです。ということで今回は、気になる手のひらのほくろがガンかどうかを見分ける方法についてお届けします!

手のひらのほくろが大きくなったら要注意?!

まずはほくろと悪性黒色腫との違いをご説明しましょう。ほくろ(黒子)は、メラノサイトという細胞が集まったもので、メラノサイトの黒色色素によって周囲の皮膚の色より明度が落ちて黒く見えます。

一方、悪性黒色腫(メラノーマ)は、このメラノサイト細胞から発生する悪性の腫瘍です。メラノーマはメラノサイト細胞が存在する場所に発生しますので、皮膚のほか、眼窩や口腔内にも発生します。ごく普通のほくろが悪性化すると考えられていますが、別の経路で発生するという考え方もあります。

日本では元々欧米の十分の一程度の発症例がみられるだけでしたが、少しずつ増えているようで、顔や身体のほか、足の裏、手のひらなどによく発生します。なかでも、動作の中心である足の裏や手のひらのほくろは、刺激によって悪性化しやすいため要注意だといわれています。

では、具体的に、どういう点をチェックすれば良いのでしょうか?まず気をつけたいのが、大きさです。メラノーマは徐々に大きくなりますので、ほくろの大きさが変わっていると感じたら、もしや、と疑ってみてください。

メラノーマは子供にも発症しますが、成長期の子供の場合、手のひらもほくろも若干ずつ大きくなりますので、見分けが難しくなります。ただし、子供でも、通常のほくろなら一年に1ミリほどしか大きくなりません。手のひらにほくろを見つけたとき、そのほくろが段々大きくなっていて、その大きさが5ミリ以上だと、医師の診断を受けるようにしましょう。

 

手のひらのほくろが真っ黒なら要注意?!

普通のほくろかメラノーマかのチェックは、ほくろの色でもできます。手のひらのほくろなら自分でも見えやすいので、こまめにチェックして、少しでもおかしいと思ったらすぐに医師に相談しましょう。

ほくろは「黒子」とも書くように、皮膚上の黒い斑点ですが、実際には真っ黒ではなく、茶色からこげ茶色のものが多いはずです。身体に黒子のある人は、是非一度チェックしてみてください。

皮膚表面には、真っ黒なほくろってあまり見つからないはずです。こうした茶色、こげ茶色のほくろは普通のほくろで、メラノーマである可能性はかなり低いといわれています。

メラノーマの可能性が疑われるのは、真っ黒なほくろです。真っ黒なほくろというのは、かなり存在感の高いほくろですので、新たにできたときは気付きやすいはずです。気付いたら放置しないで病院に行きましょう。

また、初めは茶色やこげ茶色だったほくろの色が、次第に濃くなる場合もあります。これも注意が必要です。逆に、黒っぽいほくろがあったとして、そのほくろの色が薄くなってきたり、まだらっぽくなってきたりしたときも、危険な可能性があります。色が変化するほくろは要注意ですので、ほくろの色が変わっていると思ったら、すぐに病院にいくようにしましょう。

 

手のひらのほくろがいびつな形なら要注意?!

手のひらのほくろのチェックポイント、三つ目は形状です。ガンの可能性のある危険な形状、まずは、左右対称ではない歪んだ形のほくろです。普通、私たちの身体にあるほくろは、左右対称の円形です。これはあまり心配のないほくろと言っていいでしょう。心配なのは、左右が非対称なほくろです。

また、元々は綺麗な円形だったのがいつの間にか変形しているという場合も注意が必要です。皮膚との境界がはっきりししていないほくろ、周囲の皮膚に色素が流れ出しているように見えるぼやけけたほくろも要注意です。

また、ほくろの表面が滑らかではないほくろも気をつけましょう。普通のほくろなら表面は滑らかな平面になっているもの、これが、手で触れた際の感触がでこぼこしていて違和感があるものは危険なほくろの可能性があります。

さらに進行していると、ほくろの表面が盛り上がっていたり、じくじくしていたり、ときには出血していたりすることもあります。このような異常を感じたときは、すぐに病院で検査してもらいましょう。

メラノーマは外見でしか判断できませんので、見て、おかしい、と思ったら、ためらわずに医師に相談することが何より大切です。上記のチェックポイントの一つでも心当たりがあるようでしたら、ぜひ皮膚科のお医者さんに相談してみましょう。

 

日本では発症の少なかったメラノーマですが、最近は発症例が増えています。手のひらのほくろは足の裏のほくろと並んで発症率が高いので、早期の発見が必要です。手のひらのほくろが普通の健康なほくろか悪性黒色腫のメラノーマかを見分けるにはいくつかのポイントがあります。

一つは、ほくろの大きさです。メラノーマはしだいに大きくなりますので、ほくろの大きさが変わっていると感じたら要注意です。また、色のチェックも重要です。真っ黒なほくろは危険性が高いといえます。

さらに、形状から、左右対称ではなく、周囲の肌との境界線がはっきりしていないぼやけたほくろ、ほくろ表面がでこぼこだったり、嫌な手触りのほくろも要チェックです。メラノーマは進行の早い腫瘍ですので、思い当たる点が少しでもあれば、ためらわず病院に行きましょう!

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