あなたは、日本人の性格をどう思いますか?よく言われる日本人の性格は、礼儀正しく、秩序にこだわり、きれい好きで、美意識が高い。また、時間や約束を守り、仕事は丁寧にする、などでしょうか。これは、世界的に見ても、とても良いとされている部分です。
その反対に、自己主張や自己表現は苦手で、自分を上手く表現できないこともあります。「奥ゆかしい」という言葉は、日本人の性格を良く表しているのではないでしょうか。良いところばかりに見える日本人の性格ですが、裏を返せば嫌いな性格にもなりかねません。あなたはどうですか?例えばこんな風に
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「すみません」を多発している
あなたは、誰かに何かをしてもらった時、何と言いますか?「すみません」と言っている人、いませんか?ここは「ありがとう」が正解だと思います。他の人が自分のために、何かしら労力を割いてくれたことに感謝するのですから、これは「ありがとう」と言うべきでしょう。
何でも「すみません」で通している日本人は結構多いと思います。「すみません」は謝罪の言葉です。感謝を伝えるのには相応しくありません。感謝を伝える時は、明るい声で「ありがとう」と言いましょう。
お土産を「つまらないもの」と言う
日本人は訪問先でお土産を、「つまらないものですが」と言って渡す人が多いです。これこそ、日本人の性格のひとつ、「謙譲の美徳」のなせる技でしょう。謙遜こそが美しいと信じて疑わない日本人の性格ですが、これも外国の方から見ると理解出来ないことです。
彼らは「つまらないものをお土産にするなんて、信じられない」と思い、日本人の「謙譲の美徳」は理解されないのです。せっかくのお土産なのですから、堂々と渡したほうが喜ばれるのではないでしょうか。
自分の家族を必要以上に卑下する
日本人、特に年配の男性に多いと思うのですが、自分の家族のことを話す時に、「うちの愚妻が」「馬鹿息子が」「出来の悪い娘が」などと、必要以上に貶めて言うことがあります。
これは、謙遜や照れ隠しのために、こんな言い方になってしまうのかも知れませんが、聞いていてあまり気持ちの良いものではありません。自分の家族や恋人を必要以上に卑下するということは、自分も貶めているのと同じです。何事もやり過ぎてはいけないと思います。
仲間意識が強すぎる
「みんな一緒が一番良い」これも日本人の性格で、集団意識が非常に強いことを表していると思います。いつも集団行動を良しとする日本人の性格は、仲間に対する意識や関心がとても強いです。ずっと一緒にいる人が好きで、新参者に対して冷たいこともあります。
ですが、いざ仲間になってしまえば、仲良くやっていけるのも日本人の性格なのでしょう。どこかしらの集団に属していないと不安になるのが日本人の性格といえるのかも知れません。
目立つ行動は厳禁である
最近、小学校の運動会で、かけっこで一番を決めないところがあるそうです。「みんな並んで一緒に走りましょう」と言って手をつないで走る。また、学芸会の主役は複数人決める。そのため、桃太郎も5人いたりします
。この教育方針が良いのがどうかは分かりませんが、日本人は昔から「出る杭は打たれる」といって、誰かが頭ひとつ飛び出ると、全員で潰しにかかるところがあります。これで委縮して、才能が発揮出来ないとなれば、それはとても残念なことではないでしょうか。
言いたいことをはっきりと言わない
自分の意見をしっかりと言える、という人はどの位いるのでしょうか。日本人の性格は、白・黒をはっきりつけるのが苦手です。「グレーゾーン」という言葉は今や日常的に聞こえてきます。
曖昧な感じ、どちらとも取れる意見のほうが、むやみに敵を作らず、世渡りが上手く行くのでしょう。言いたいことは全部言わないで、相手に察してもらう。これで日本人はずっと乗り切って行こうとしているのだとしたら、この先一体どうなるのでしょう。
治安が良いため平和ボケしている
深夜、若い女性がひとりで外を歩けるほど治安が良いのは、日本だけかも知れません。日本人は、「日本はいつも平和だ」と信じています。確かに外国に比べると、日本はとても平和で、テロの恐怖も身近にはありません。
このため、日本人は平和に慣れ切ってしまいがちです。外国で被害に遭う率が高いのは日本人でしょう。平和ボケしている日本人は格好のターゲットです。自分の身は自分で守るということを、再認識しておきたいものです。
宗教対立は無く、むしろ無宗教?
日本には、宗教がいくつも存在しています。そしてそれらは、上手く共存しているのではないでしょうか。武力を伴った宗教対立も起きず、大変平和です。今や日本人にとって、クリスマスもお正月も単なるイベントになってしまっているのが、現状でしょう。
日本人は、無宗教という訳ではないのでしょうが、クリスマスにはパーティを開き、お正月には初詣に出掛けます。この柔軟な発想は、日本人の性格をよく表しています。
マイナス面でもプラスに働くことも
日本人の性格で、マイナスと捉えられていることも、反対の意味ではプラスになることもあります。他人を蹴落としてでも、自分が這い上がろうとする人よりも、自分のことより、他の人のことを優先的に考えて行動できる人のほうが、人間的には優れているのではないでしょうか。
日本人の性格は、どちらかというと後者が多いような気がします。これがプラスに働くため、どこに行っても日本人は好かれるのでしょう。
日本人の性格は、世界的に見て、良いイメージで評価されることが多いと思います。「嫌だな」と思う日本人の性格も、裏を返せば、良いものとして扱えるものもたくさんあるでしょう。「謙譲の美徳」も「白黒はっきりさせない」ことも、余計な摩擦を生まずに、世の中を上手く渡って行く術として必要なのかもしれません。
世界にはたくさんの人が住んでいます。民族によって、その性格は様々でしょう。そして、日本人には、日本人の良いところがたくさんあります。私たち、ひとりひとりが、日本人として誇りを持って生きていくことが大切ですよね。
まとめ
あなたが日本人の性格嫌いになっても仕方がないのは
・「すみません」を多発している
・お土産を「つまらないもの」と言う
・自分の家族を必要以上に卑下する
・仲間意識が強すぎる
・目立つ行動は厳禁である
・言いたいことをはっきりと言わない
・治安が良いため平和ボケしている
・宗教対立は無く、むしろ無宗教?だからかもしれません。