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その人だけに特別な態度をとらない
心の闇が深い人には接し方を注意しなくてはいけないということはこれまでお話ししてきましたが、もう一つ大切な事があります。それは他の人に対する態度と差をつけてはいけません。
例えば相手を避けたり、腫れ物に触るような態度をとれば、相手はそれを感じ取って、余計な悩みを増やしてしまいます。
闇が深い人と会話をする時には注意点はありますが、それに気を付けてさえいれば露骨に避けたり、気を遣う必要はありません。周りとわけ隔てない態度をとることも思いやりの1つです。
批判否定をしない事
心の闇が深い人は、ただでさえ自分で自分のことを責めていることが多くあります。このような人を批判したり、否定することは絶対にしてはいけません。相手はさらに自己嫌悪に陥ってしまい、取り返しがつかないくらい心の闇が深くなってしまいます。
さて、心の闇が深い人は、とても感受性が敏感になっている状態でもあります。特にネガティブな方向に物事を考えてしまう思考回路になっていることが多いため、こちらが軽い気持ちで放った言葉でも、心の闇が深い人にとっては、ずっしりと重く受け取ることがあるのです。
そして心がある以上、どんな人でも悩んだり落ちこんだりすることがあります。それは至って自然なことですし、そのことを恥じる必要もありません。しかし、中にはそんな一面は絶対に見せたくない、他人の期待に応えたいと考えている人もいるのです。
そこで、心の闇が深い人には、決して相手を批判したり、むやみにアドバイスを送るなどの行為はしないようにしましょう。
相手をそっとしておいてあげること、また、相手が話していることをじっくりと聞いてあげることが大切です。
話を聞いてあげるという事は、無言のうちに理解者の役割を担うことになります。
心の闇が深い人は、孤独を感じ、自分だけがいけないんだという思考を持っていることが多いため、「自分にも味方がいるんだ」と思えるだけでも立ち直る大きな糧になることでしょう。