日頃から周りの人と話すのが苦手な方にとっては、「コミュニケーション力をUPさせて、友好的な人間関係を築きたいな…」と感じますよね。しかし、相手と上手にコミュニケーションをとろうとすればするほど、かえって焦ってしまったり、言いたい事が言えないまま会話が終了してしまう事もあるのではないでしょうか。
話すのが苦手な人は、「話そうとする勇気が出せないから緊張してしまうのかも」とか、「盛り上がる話題提供が出来ないからダメなのかな…」と、落ち込んでしまいますよね。実はコミュニケーション力を上げるのに大切なものは、勇気や話題というよりも、テクニックなのです!
今回お伝えするコミュニケーション力UP法は、話し方や態度、発言の視点を少し工夫するだけで行えるものばかりです。ぜひ参考に読んで、会社や学校で実践してみましょう。
相手の発言を繰り返す
コミュニケーション力を上げる為にすぐできるテクニックは、相手の発言を繰り返す事です。もちろん、「この間、子供とアニメ映画見に行ったんだ。」と言われて、オウム返しに「この間、子供とアニメ映画見に行ったんだ。」と返してしまっては、会話が成り立たないどころか、相手の発言を真似しただけで嫌悪感を与えてしまいます。
相手の発言を繰り返す際には、相手が発したキーワードを拾っていく事がポイントなのです。例で挙げた発言から返事をするのであれば、「子供」「アニメ」「映画」といった事がキーワードになります。そこから、「○○さんのお子さんっておいくつなんですか?」とか、「どんなアニメでしたか?」と、キーワードを使って会話を広げるようにしてみましょう。
相手が発したキーワードを拾っていく事で、相手の話をきちんと聞いている事が伝わります。あまり相手の発言を返しすぎると質問攻めになってしまいますので、時には「映画って面白いですよね」といった肯定文で相手の会話を受け入れるなど、会話のテンポ感を意識すると話しやすくなります。
芸人やタレントの話し方を真似する
コミュニケーション力を上げるなら、話の上手な人の話し方を真似する事も効果的です。例えば、面白い話が出来る芸人さんや、人の心をグッと掴めるタレントの話し方を研究してみてください。そのような人たちは、もちろん面白い話題を提供していたり、テレビ局側の編集によって笑い声が入っているから面白そうに感じる、というのもあるかもしれません。
しかし話し方そのものに目を向けると、笑顔で皆の目を見ながら話していたり、少し高めの声で話していたり、ジェスチャーを交えているなど、その人によって話し方の特徴があるはずです。字幕や音声などによる加工は別として、なぜその人が発言すると面白いのかという事に注目しながら、その人の話し方を見てみましょう。
コミュニケーション力の高い人の話し方を研究し、自分の会話にもテクニックとして取り入れると、いつもとは違ったリアクションが返ってくる可能性も上がります。同じ言葉でも、言い回しや声の高さ、間のとり方を少し変えるだけで印象も変わっていきますので、ぜひ試してみてください。
相手に興味を持つ
コミュニケーション力を上げるなら、相手に対して興味を持って話を聞きましょう。あまり好きではない人との会話では、適当に相づちをしたり、「そうなんですね…」と会話を終了させてしまう事がありますよね。
その原因として、「コミュニケーション力に自信が無いから、あまり関わりを持ちたくない。とりあえずその場を逃れたい…」と、会話する事自体に苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。もしコミュニケーション力に自信があれば、人との会話も苦にならず、自然体で話が出来るはずです。
しかし、そう簡単にコミュニケーション力を向上させるのは難しい事です。そこで、相手に対して興味を持つことを心がけてみてください。「あの人は苦手だから」「会話するのが怖いから」といって避けてばかりではお互いの事を知る機会が減ってしまいます。
相手に興味を持ち、どのような人なのかを知ろうとする心構えが、円滑なコミュニケーションを図る第一歩です。
今回はコミュニケーション力を最速でUPするための方法について、具体的なテクニックをお伝えしました。
コミュニケーション力を上げたい人は、「とにかく積極的に発言しなくてはならない」とか、「何か面白い話題を提供しなくてはならない」と必死になりますよね。しかし、相手に対して興味を持ち、相手の発したキーワードを拾うだけでも十分会話は成立します。
また、芸人やタレントの話し方を観察して、人の心を掴む話し方のテクニックを盗む事もひとつのポイントです。なぜその人が発言すると面白いのか、なぜ伝わりやすいのかという点を研究して、自分の会話において真似してみると、新たな発見があるかもしれません。コミュニケーション力を上げたいと考えている方はぜひ今回お伝えしたテクニックを駆使して、言い回しやキーワード、話し方を工夫してみてください。