日々生活しいろいろな出来事が起こる中で、どうしても人を好きになることから遠ざかってしまうことってありますよね。人は家族、親戚、同級生、同僚、恋人、夫婦、町内会、などたくさんの人間関係の中で生きています。

ある人が言っていました、「人間関係は、宇宙の果てを突き止めるよりも難しい」と。それぞれの状況、様々な感情や価値観、その中で上手く人間関係を築き保っていくことは、非常に奥深く難しいことであり、時に煩わしいとさえ感じてしまう人も多いはずです。

何かのトラウマから人間不信に陥った経験のある人は、その後簡単に人を好きになることや信用することが出来なくなり、人生をもどかしく不器用に生きていかざるを得なくなってしまうことでしょう。

そこで今日はそんな、人嫌いになってしまったあなたのために、人を好きになるための５つの観点をお伝えします。

コンテンツ目次

人を好きになるタメの
５つの努力

理想を高くしないこと

私たちはとかく、自分の理想や価値観に無意識に縛られています。自分の観点や価値基準で人を判断してしまうので、あらかじめ自分が思っていた理想の人物像からズレが生じると、瞬く間にその人の価値が下がり、その人を好きになることが出来ずガッカリしてしまうのです。

一度落ちたところから挽回するのはなかなか大変なこと。それよりも最初からハードルを上げ過ぎないで、大らかに期待せずに接すると、その人のちょっとした良い所が際立ち、魅力や人間味が感じられます。こうすることでその人を好きになることができるようになりますよ。

人は皆、基本的に自己中で自分のことが大切ですから、他人が自分より優れていると察知した時に、劣等感を抱きたくないという心理から闘争心が強くなりがちです。その人の良い所を素直に受け入れられず、空しい自己主張や自己肯定を繰り返してしまいます。

そういうタイプの人は、他人の良いところを見つけながら接するという思考回路の癖を付けるよう努力しましょう。そうすることで人を好きになることができ、自分自身のことも客観視することができるようになり、キャパの広い人間になることができます。

人間関係に於いて、人との間に壁を作りやすい人はぎこちない生き方しかできません。ある程度の仲間意識や共通の趣味、特技を共有することで、相手に対する接し方や意識が１８０度変化する場合があります。

ちょっと苦手だな、と思う人にそのような自分との共通項をあえて見つけるようにすれば、その人を好きになるきっかけを得る事ができるでしょう。

相手のある一面だけの印象に固執して嫌うのではなく、たくさんの違う顔や自分との共通点を垣間見る機会を作って、その人を好きになるようにしましょう。きっと相手もあなたとの距離を縮めてくることでしょう。

どうしても生理的に受け付けない人、自分よがりでどうしようもなく周囲の皆から嫌われている人というのが存在しますよね。でも完全にシャットアウトしてしまわないでください。その人の存在があなたに教えてくれることが沢山あります。

「この人のようにすると人に嫌われるんだな」ということが反面教師として学べるので、自分を戒めたり気を付けるポイントをしっかりと自覚することが出来るようになります。

その人を好きになることは難しいにせよ、嫌いにはならずに反面教師としての位置付けで見ることで、逆に可愛そうだな、助けてあげたいなという感情を抱く境地に達することができるでしょう。

過去に人に騙されたり、裏切られたりした強烈な経験を持っている人は、疑心暗鬼になったり自分に自信が持てなくなり、人を好きになることが中々できないでしょう。

しかしそのような出会いや経験をしたことは結局自分が引き寄せた運命であり、起こってしまったこと、過ぎ去った時間は元には戻せません。

逆にその経験があったからこそ気付けたこと、自分自身が強くなれた部分もあったでしょう。そしてもう２度と同じことが起こらないように学習できたはずです。

運命を受け入れ、気持ちをしっかり切り替えて新しいスタートを切ることが、また人を好きになることに確実につながります。

人を好きになるタメの５つの努力についてお伝えしましたが、いかがでしたか。

今あなた自身が、息の詰まるような人間関係から解放されてずっと独りでいたいという価値観に陥ってしまっているなら、是非一度これら５つの努力をして、心を軽くしてみてください。

一度限りの人生です。人を好きになることのハードルを下げ、豊かで明るい人間関係を築き、楽しく平和に生きていく方が良いに決まっています。そのためには頑なになっている自分の心を柔らかくする努力をする必要があるのです。

今回の人を好きになるための５つの努力は全て心の持ち様で可能になるものばかりです。人を好きになることは、すなわち自分自身を好きになることにもつながります。

まとめ

人を好きになるには

・理想は高くしないようにしよう
・良い所を見つけてあげるようにしよう
・自分との共通点を見つけるようにしよう
・反面教師としてとらえよう
・運命を受け入れよう