どこの職場に行っても、必ず周りに嫌われている人はいますよね。この人苦手だな、って思っていると周りの人も同じことを思っていることはよくある事で、嫌われる性格は、だいたい共通しています。
そして、おもしろいことに、嫌われている人は自分が嫌われていることに気付いていません。その相手に対して気付いてもらおうとして「こんなところが嫌」と言いたくなりますが、本人を目の前にすると言えません。
でも、言わないことは正解だと思います。特に仕事を一緒にしなければならない人と揉め事を起こすと、面倒なことになりかねません。嫌われる性格の人と上手にお付き合いする方法についてお伝えします。
コンテンツ目次
周りに嫌われる性格のあの人と
上手にお付き合いする9つの方法
挨拶をしっかりと行う
嫌われる性格とは、自己中心的、ネガティブ、プライドが高すぎる、暗い、自慢ばかりする、異性と同性との顔が違う人、悪口ばかり言う人、主役になりたがる、常識がない、責任転嫁する人、お金にセコイ、相手の意見を否定する、私はかわいい(かっこいい)と思っている人、口が軽い人、感情のコントロールができずに爆発する人、短気でキレやすい人…など、挙げるとキリがありません。
嫌わる性格の人に苦手意識を持ちやすく、なんとなくギクシャクしたり、また、敵対心から腹を立ててしまったりします。しかし、嫌われる性格だからといって無視することはよくありません。挨拶はしっかりと行って、こちらには常識があるという態度を示しましょう。
我慢するのではなく忍耐力が必要
嫌われる性格の人と上手にお付き合いするには、忍耐力が必要になってきます。いろんな感情をためこんで我慢していると苦痛ですが、忍耐力を持つことができればかなり軽減されます。我慢と忍耐は違います。
忍耐とは、問題を乗り越えればいい関係を築くことができるという未来が見えていることをいいます。人間関係での悩みは忍耐力で乗り越えることができますが、我慢では乗り越えることはできません。
そして、忍耐力で乗り越えることができればお互いに必ず成長するのです。大きな心で構えて忍耐力をつけましょう。
相手を変えようとしない
世の中にはいろんな人がいます。どの人にも長所があり短所があり、育った環境や経験も違います。人それぞれに生まれてきた意味があり、この世は学校のようなもので修行に来ているのです。
自分と同じ人間はどこにもいません。まず、最初はどの人にも違いがありそれが個性だと受け入れることが大切です。無理に相手を変えようとしないことです。
自分を変える
嫌われる性格の人だから、とそれだけで人間の判断をしていませんか。相手を決めつけないで、自分の考え方を変えてみましょう。相手を変えることはできませんが、自分を変えることはできます。
明日何か言われたらこう言ってみよう、次はこうしてみよう、あるいは、聞き流してみよう、冗談を言ってみよう、などといろんな方法を試すのもよいです。そして、反面教師のように自分はそうしないようにしようと考えると、こちらの心が豊かになります。
話をよく聞いてあげる
嫌われる性格の人にはいろんなタイプがあります。攻撃的な人や自意識過剰な人には、よく話を聞いてあげると効果があります。
真っ向から「違うと思います」と言ってしまうとケンカになってしまうので、「なるほど」「そんな考え方もあるんですね」と同調してあげるとよいでしょう。
愚痴ばかりの人の話をよく聞いてあげると、相手はスッキリとして、ただ不満が溜まっていただけだった、というように意外にも信頼関係を築くことができることがあります。
しかし、余計に愚痴が多くなる人がいるので、こちらの気分が悪くなるようだったら、適度に聞き流してあまり関わらない方がよいでしょう。
深く関わらないこと
嫌われる性格の人の話をよく聞いてあげることは大切ですが、こちらからは意見を言わない方が賢明です。質問をして話を深く聞きすぎると、「友達になれた」と勘違いを起こしたり、「いいターゲットが見つかった」などカモになったりするときがあります。
嫌われる性格の人は大抵限度を知らないので、こちらはどんどん深みにはまってしまいます。深く関わりそうになったら、こちらからその場から立ち去るようにしましょう。
嫌われる性格の人を観察する
嫌われる性格の人に興味を持ち、なぜその人が嫌われるのかを観察すると、とてもおもしろいし、勉強になります。
その人が育った環境や経験から、なぜそんな嫌われる性格になってしまったのかが分かるようになると、かわいそうな人なんだな、と同情して優しい目で見ることができます。
ただし、相手によっては同情心から人間関係を築こうとする人もいるので、同情しすぎることはよくありません。上から目線でなく、ちょっとしたお空の上からその人を見守ってあげるとよいでしょう。
自分の胸に手を当てて、「私もそういうところがあるかもしれないな」と思って自分も反省し、心を広くすることができるでしょう。
相手を頼って褒めてあげる
こちらが下手に出て「これはどうしたらいいんですか」などとこちらから歩み寄る姿勢をとると、相手はご機嫌になっていろいろ教えてくれるでしょう。相手の得意げな態度が気に入らないかもしれませんが、自意識過剰の相手には効果があります。
「そうなんですか」「すごいですね」などと褒めるとさらに気分がよくなって何でもしてくれます。気づけばお互いに敵対心が消えて、こちらの味方になっているかもしれません。
違った一面を知り信頼関係ができて仲良くなる場合があります。
上手く付き合おうと考えないこと
どんな方法を試してみても、相手によっては何も効果がない場合もありますし、深く関わると危険な場合もあります。どの人と付き合うにも、あまり意識せず上手に付き合おうと考えないことが一番良いです。
相手と適度に距離を保ち、最低限の挨拶を交わすだけでいいと思います。こちらが意識しないでいると相手も意識しないのです。
いかがでしょう、嫌われる性格の相手にこちらが敵対心を持っていると、それは空気で伝わり相手も敵対心を持ってしまいます。そうなってしまうと、同じ土俵で戦うことになりかねません。
どんなことをされても腹を立てずに大きな心で構えていれば、スムーズな人間関係を築くことができるでしょう。人間関係は勝ち負けではないのです。嫌われる性格の人だけでなく、他の周りの人からも信頼されるようになって、こちらの人間性がアップします。
意識せずに適度に付き合うことができれば、どんな人とも上手に付き合うことができ、人間関係で悩むことがなくなるでしょう。
まとめ
周りに嫌われる性格の人と上手にお付き合いするには
・挨拶をしっかりと行う
・我慢するのではなく忍耐力が必要
・相手を変えようとしない
・自分を変える
・話をよく聞いてあげる
・深く関わらないこと
・嫌われる性格の人を観察する
・相手を頼って褒めてあげる
・上手く付き合おうと考えないこと