世の中には、「人の気持ちがわからない人」が数多く存在しますよね。私たちの周りには、常に周囲の人間の事ばかり考え続けている菩薩(ぼさつ)のような人間は少ないでしょう。やはり自分の気持ちや自分の事ばかり考える人が圧倒的に多いのです。
しかし限られた感情の中でも、大切な家族や友人の気持ちを一生懸命想像しながら、相手に不愉快感を与えずに、自分も嫌われないように「思いやり」を持つという事も大切です。
思いやりを持たずに他者と接していると「あの人自己中」「わがまま」「付き合ってられない」と揶揄(やゆ)されるてしまうようになります。
とはいえ自分の気持ちに囚われてしまい、つい思いやりを忘れてしまうことは誰にでもあることかもしれません。そこで今回は人の気持ちがわからない人に共通する特徴と共に、そんな人たちとうまく付き合うコツについてお話しします。
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人の気持ちがわからない人に共通する11の特徴
ではまずはじめに、人の気持ちがわからないひとというのはどんな特徴があるのか?人の気持ちがわからないひとに共通するポイントについてお話しします。
他人の気持ちを考えない
当たり前の事ですが、人の気持ちがわからない人は、周囲の人間の気持ちを考えない人です。
「相手に不愉快な思いをさせたくない」「相手の好きなものは何だろう」と、相手に気づかっていさえすれば、争い事は起こりませんよね。お互いに思いやりを持つことで、人と人は気持ちよく接することが出来るはずです。
しかし人の気持ちを考えずに自分の意見だけで行動してしまうと、感情のひずみが起きて「あの人嫌だ」「わがままだ」とマイナスな思いを持たれてしまうようになります。
自分の気持ちが人一倍強い
人の気持ちがわからない人には、「気の強い」人が多いと言えます。言い換えるなら自信家で自分の考えが正しいと信じて疑わず、人の意見を尊重しない傾向にあるのです。
もちろん自信家であっても、他者の意見に耳を傾け、周囲と軋轢なく上手に生きている人もたくさんいますが、人の気持ちがわからない人は、他者の意見を無視しがちな傾向があります。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲が強い人の多くは、人の気持ちがわからない人と言えるでしょう。
自己顕示欲とは、「自分とはこういう人間だ!」という自己アピールが旺盛な人の事。
「もっと自分を知ってほしい」とか「もっと自分をわかってほしい」という気持ちが大きすぎて、他者の意見に耳を傾けることを忘れてしまうのです。
わがままである
思いやりを持たない人の多くは「わがまま」とレッテルを貼られます。
人の気持ちがわからない人だって、「なぜ嫌われるんだろう」「なぜわがまま呼ばわりされるんだろう」と疑問に思うかもしれませんよね。
しかし周囲から見れば一目瞭然で、知らず知らずのうちに自分勝手にふるまっていることが多いのです。
とはいえ世の中には、そうした強い意見を持つ人に寄り添うタイプの人もいるため、完全に孤立するという事はありません。
状況次第では、その「わがまま」が必要な場合もあるのです。
自分勝手でもある
人の気持ちがわからない人には「自分勝手」と思える行動が多々あるでしょう。自分勝手でわがままで人の気持ちを思いやらないとなると、周囲から孤立してしまいます。
しかし本人は「なぜ批判されるのか?」と、本当に理解していない場合も多々ありますよね。
もしかすると人の気持ちを思いやるという行為を習慣的に行ってこない環境で育ったのかもしれません。
自己顕示欲を強く持たなくては、生きていけない環境下で子ども時代を過ごしたのかもしれません。
しかし人の心は鍛えることが出来ます。人は変わることが出来ます。
自分勝手な人間だからと「人の気持ちがわからない人」を突き放してみて見ぬ振りするのではなく、変わることを期待して寄り添うこともできますよ。
感情が豊かである
感情の起伏が激しく、喜怒哀楽に富んだ人ほど「人の気持ちがわからない人」と言われる場合があります。
これは生まれ育ちに関係なく、幸せに育った感情豊かな若い人に多いかもしれません。
感情が豊かであることは悪いことではありません。年を取り、自分の感情をコントロールしていくことを次第に覚えて、丸くなっていくことでしょう。
人の話をちゃんと聞けない
他者に対する思いやりにかける人は、人の話をよく聞きません。人の意見を尊重するという習慣がないからです。
人の意見を押さえつけてでも、自分の意見を闘争とする自我の強い人は、人の気持ちがわからない人とレッテルを貼られてしまいます。
そんな時にはまずは人の意見に辛抱強く耳を傾けることから始めて、徐々に人の意見を尊重する習慣をつけていくと良いでしょう。
本当に大切で思いやりを持って接する相手が出来ることで、人の気持ちがわからない人も変わることが出来るはずです。