親なら誰しもが子供の幸せを願うものですよね。子供の心配は、親の仕事のひとつでもあるため、教育のことや健康のこと、子供の人間関係などが気になる方もきっと多い事でしょう。
親としてのアドバイスはできても、子供たちの人生は彼ら自身が作り上げてくため、心配を払拭することが難しいことあるはず。そこで、そんな保護者のみなさん!風水で子供部屋を変えて、よい運気を呼び込んでみましょう。
風水で子供部屋の環境を整えるだけで、勉強運や健康運などさまざまな運気をアップさせることができます。日々たくさんのことを吸収している子供たちによい環境を与えて、彼らの学びをサポートしてあげましょう。では早速、風水に注意して子供部屋をつくり幸福を呼び込む方法についてお伝えします。
風水で良い子供部屋を作る為の基礎知識
まず最初に風水を使って子供部屋を作る時に知っておいてほしい基礎知識や代表的なものの配置などについてお話しします。
風水的に子供部屋に良いとされる方位とは
なによりまず考えるのは、『家にある部屋のうち、どこを子供部屋に当てるか』ですよね。可能ならばぜひとも『子供部屋は東にしましょう』東は成長を司り、発展性を身につけることのできる方位です。
「東は」育ち盛り伸び盛りの子供にはまさにうってつけの方位なのです。朝の光が入ってくる東に子供部屋があれば、太陽の気のエネルギーで部屋自体も活性化され、前向きで行動力のある子に育っていくことでしょう。
ところが「いや、家の間取りの関係で東向きの部屋はちょっと無理」というケースもあるかと思います。ご心配なく、その際は『西の部屋を子供部屋に当てるのだけは避けましょう』。
西日が強く入る位置に子供部屋があると疲れやすくなってしまい、勉強しなくなるとされています。
これは夕方に射す西日の持つエネルギーの影響です。それでなくてもまぶしい西日の中では落ち着きません。
しかし!「いやいや、どうにもそれも無理、西に置くしかないんです」という場合だってあるでしょう。それもどうぞご心配なく、そんなときは明るい色のカーテンで西日を遮ってあげれば大丈夫です。
子供部屋の勉強机の材質と置き場所について
実は欧米諸国のほとんどの家庭では、子供部屋には勉強机がないそうです。これは、部屋をあくまでも『くつろぐ空間』と認識しているから。勉強は図書館などのパブリックスペースで行うそうです。
しかしこの記事を読んでくださっている方の大半は日本にいらっしゃるはず。部屋の設定も日本で行うと仮定して……やっぱり必要ですよね、机。
というわけでまずは材質に注目してみましょう。子供部屋の勉強机は、出来ればスチール製のものや前に本棚がついているものは避けたほうがよいです。お手軽かつ便利ですが、集中力の減退に繋がりやすい「気」を持っています。やはり木材の方が落ち着きを与えます。
次に机を置く向きについては『ドアから人が入ってくるのを確認できる位置』、『自分の後ろを人が通らない事』の2点です。
ドアに背を向けて座ることで、無意識のうちに背後が気になってしまいます。知らず知らず緊張感が高まってしまうためじっと机に座っていられなくなるのです。
ですので、可能であれば壁を背にして配置してみましょう。間取り的に難しい場合は、入り口から少しでもずらした位置に置くようにしてみてください。
子供部屋の勉強机の方位と環境について
まだまだあります、注意事項。具体的な方角によって、子供が受ける影響は少し変わってきます。『知識を学ぶなら北向き』『技術を学ぶなら東向き』と覚えておくと、効率よく知識を吸収することができるでしょう。
また、勉強机とイスを『勉強する場所』と設定することにこだわらず、『集中力が切れたときに、いかにしてその場を離れずに休憩することができるか』という点に重点を置くようにするとよりいっそうの効果が期待できます。
なぜなら、いったん席を離れてしまうとなかなか再開にいたらず持続力も目に見えて落ちるから。机は窓に面していないほうがいい、という説もありますが、ちょっと顔を上げたときに外の景色が見えて気分転換ができる、というのは大事です。
さて、この『目に見えるもの』というのも実は非常に重要です。座ったときにテレビや漫画、おもちゃが目に入ると集中できず、注意力も散漫に……このあたりは風水に関わらずとも経験がある方、多い事でしょう。
ゆとりや遊びも大切ですが、肝心なものより余計な情報ばかりが入ってこないよう、環境を調整するのもポイントです。
子供部屋のベッドの方位と配置について
風水的に子供と相性のよい方角である東は、木の気を持ち若さを象徴する方位でもあります。この方位(東)にベッドの頭を向けて寝ることで、成長運や発展運が伸びていくことでしょう。もし間取り的に難しい場合は北向きもおすすめです。
そして北枕は縁起が悪いという通説もいまや信憑性は薄れています。風水の観点から見ても『頭を冷やし、足を暖める』北枕はむしろ推奨されているので安心して寝ていただけたらと思います。
配置ももちろん大切です。
例えば、ドアを開けたときにベッドが直線的に見えてしまうとストレスを感じてしまいます。また、ベッドはただ眠るだけの場所ではありません。少し横になりたいといったときなどの休憩スペースとしての役割も果たします。
寝転がったときに部屋を広く見渡せるようにレイアウトすると、よりストレス軽減に繋がります。
東や北が難しくても、南の方角だけはできれば避けたほうが無難です。陽気が強すぎて安眠が妨害されたり、いらいらしやすくなってしまう傾向があります。
子供部屋に置くと運気が上がる物と運気を下げてしまう物について
そして次は、子供部屋に置くと運気が上がるもの、そして置いてしまうと運気が下がる少し気をつけてほしい物などについてです。
子供部屋には「緑」を取り入れましょう
子供は、成長過程の中にあるので、木の気を持っています。同じ木の気を持つ観葉植物などの「緑」を部屋に置くことで、子供の発展運を高める効果が得られます。
また、観葉植物などの「緑」には集中力を高める効果もあるので、集中力を高めたい場合には、自然と視界に入るような位置に置くとよいでしょう。
風通しの良い子供部屋は良い運気を上げる基本です
子供部屋は風通しをよくしてあげましょう。もっとも子供部屋に限らずいえ全体に言えることですが、良い運気は風に乗って入ってきて、部屋を巡り流れていきます。背の高い家具を置く際は、流れを妨げないように注意しましょう。
カーテンとベッドカバーは、例えば『ベッドカバーが無地ならカーテンはパターン物』といったように、バランスをとると良いですよ。 雑然としているとせっかくの気も淀んでしまいます。
掃除や換気も忘れずに。常に清潔を保つようにしましょう。また、観葉植物を置くと発展運が向上するだけでなく、強すぎる陽の気をやわらげてくれるのでおすすめです。
運気を下げてしまうモノに注意してください
例えばぬいぐるみ。風水においてよく『置いてはいけないもの』としてあげられていますが、そもそもぬいぐるみや人形というのは『気を吸い取るもの』なので悪い運気も吸い取ってくれますが、残念なことに良い運気も吸い取ってしまいます。
玄関やトイレ、寝室といった重要な場所に置くのはやめておいた方がよいといわれるのはコレが所以(いわれ)です。というわけで、ベッドや布団のまわりには人形やぬいぐるみは大量に置かないようにしましょう。
どうしてもという場合は3つまで厳選して、あとはスペースを決めて綺麗に飾ってあげてください。その際は「人形やぬいぐるみも自分の場所があると喜ぶよ」と教えてあげてくださいね。
ポスターも視線を感じるような配置に貼るのはやめておいた方が無難です。特に、お気に入りのアイドルやアーティストなどのポスターを天井に貼ると夜寝るときに目があって幸せ……という気持ちもわからなくはないのですが、寝ている間に吸収できる運気が半減してしまうのでおすすめはできません。飾るなら額に入れるようにしましょう。
絶対にやめておいた方がよいのは『完成したジグソーパズル』と『死をモチーフにしたもの』。ジグソーパズルはマイナスの運気を持っています。
死をモチーフにしたものはいわずもがな。スカルなどにあこがれるお年頃もありますが、できれば避けておいた方が無難ですね。ジグソーパズルは作る過程を楽しみましょう。
部屋をきれいに保って良運を呼び込むために後片付けの習慣を!
勉強道具だけでなく、おもちゃもある子供部屋。どうしても物が多くなってしまう子供部屋は乱雑になってしまいがちです。勉強道具やおもちゃを出したままにしておくと、部屋の気が乱れてしまいます。
【目的別】風水で子供部屋に適した配置例
では、ここからは風水で子供部屋に適した配置例をいくつかご紹介しますので、目的にあった配置をぜひ取り入れてみてください。
子供の集中力を高めたいなら、机は北向きがおすすめ
子供部屋の代表と言えば学習机ですよね。この机の位置によって、集中力に差が出てきます。風水で見るおすすめの机の向きは、北向きです。
南や西向きに机を置くと、集中力が散漫してしまうので注意しましょう。方角的な机の配置が難しい場合は、机に向かって座ったときに、入り口や窓が背にくるような配置は避けましょう。
背後に気配を感じると、気が散ってしまいます。また、窓の近くは明るいため、なんとなく良いと思ってしまいがちですが、明るい大きな窓は、陽の気が強すぎるため、窓の近くに机を配置すると、集中力がなくなってしまいます。
窓の近くに机を配置するときには、カーテンやブラインドで陽を遮る工夫をしましょう。小学校の低学年は特に、キャラクターや派手な色の机を欲しがることがありますが、集中力が持続しなくなってしまうので、できれば避けて、木製のシンプルな机を選ぶとよいでしょう。
成長運には東枕、安眠には北枕がおすすめ
1日の心身の疲れを癒すためには、ぐっすりと眠れる環境が大切ですよね。すくすくと元気に育って欲しいと願う場合には、東枕がおすすめ。健康や体の成長とともに、発展運も伸びますよ。北枕は縁起が悪いとされていますが、風水では安眠効果があるとされている方位です。
また、ベッド下を有効活用するために、収納場所のひとつとすることがありますが、気の流れが滞ってしまうだけでなく、ほこりなどが溜まり健康面で見てもあまりよいとは言えないので、できれば避けましょう。
人物のポスターは、貼りつける位置に注意しましょう
子供が成長してくると、アイドルなど人物のポスターなどを貼ることが増えてきますよね。アニメキャラクターなどイラストのものであれば、あまり心配はないのですが、人物ポスターは貼りつける位置に注意が必要です。
たとえポスターの人物でも、視線を向けられていると、落ち着かなくなってしまうので、ポスターの人物がベッドや机を見つめない位置に貼りつけましょう。
少数派ですが、天井にアイドルなどのポスターを貼っている子供がいます。これは、寝ている間に吸収している運気が半減してしまうので、天井にポスターを貼るのは避けたほうがよいでしょう。
集中力アップには明るい青!ポイントカラーには黒がおすすめ
集中力をアップさせる色は、青と黒です。とは言え、子供部屋全体をダークな色にしてしまうと、運気が落ちてしまうので、部屋全体は明るく保つことが大切です。小学生までの子供には、椅子やカーテンなどに「明るい青」取り入れるとよいでしょう。
小学生までの子供は、さまざまなことを吸収して、心身ともに大きく成長する年頃です。この時期の子供に、暗い青や黒などのダークな色はよい影響を与えないので注意しましょう。赤や黄色、オレンジなどの小物をワンポイントとして取り入れることで、勉強の効率を上げることができます。
思春期に入る中学生頃からは、部屋のポイントカラーとして暗い青や黒などのインテリアを取り入れてみましょう。心が落ち着き、集中力が増すサポートをしてくれます。ただし、部屋全体が暗い空間にならないように気をつけましょう。思春期は、子供から大人へ成長するために通る道です。
この思春期に、思いやりや慈しむ心を育ててあげましょう。それをサポートしてくれるのが、天然木で作られたものです。新しく家具を購入する際には、天然木製のものを選んでみてくださいね。
子供部屋が吉方位以外の場合は、工夫して運気を改善しましょう
家の中心から見て、子供部屋に良いとされている方位は、北と東、東南、南西です。これから子供部屋を作ろうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
東に位置する子供部屋は、朝の太陽エネルギーをしっかりと浴びられる部屋。男の子にとってよい部屋とされていますが、元気な子供に育てたい方にもおすすめです。
北に位置する子供部屋は、落ち着きのある子供になる傾向があります。勉強運アップには最高の方位です。
東南の部屋は女の子にとって良いとされている位置で、良縁に恵まれると言われています。
南西の部屋も女の子に向いている部屋で、女の子らしさを期待できます。
これ以外の方角に子供部屋が位置していても大丈夫!子供が過ごしやすい部屋なるよう工夫をすることで運気を改善することができます。
さて、風水で子供部屋の環境を整えるコツや方法をお伝えしました。親にとって、子供はかけがえのない存在なので、少しでも運気がよくなるようなことは試してみたいと思いますよね。
しかし、これらすべてを無理に実践する必要はありません。風水で一番大切なことは、方位でも色でもなく、きちんと整理されているかどうかです。ほこりやゴミのないきれいに整った部屋は、居心地がよいですよね。
運気も同じです。気の流れをよくするために、こまめに空気を入れ替え、部屋はいつもきれいにしておきましょう。まずは、今すぐにでもできることから始めてみましょう。