恋の終わりを迎えるのは、いくつになっても、また何回繰り返しても辛いもの。けして慣れる事のない心の痛みに涙する方も多いでしょう。とはいえ、日常生活はそんな繊細な事情などお構いなしに巡ってきます。
そして、辛くたって悲しくったっておなかは減るのです、だって生きているんだもの!というわけで、今回は失恋で傷ついた心を癒してくれる食べ物7種をご紹介します。
どうせ食べるのなら体に良く、かつ心身ともに元気にしてくれるものを口にするべく、ぜひ参考にしてみてください。心配せずともあなたの魅力が落ちたわけではありません。泣くだけ泣いたらしっかり食べて、少しずつ気持ちを落ち着かせていきましょうね。
コンテンツ目次
失恋で傷ついた心を癒す7つの食べ物
沈んだ気持ちを落ち着かせてくれる、『魚料理』
『オメガ3脂肪酸』という物質をご存知ですか?いまやサプリでも有名な、必須脂肪酸です。脳内の神経伝達物質が行き交う経路に影響を与え、うつ病を始めとする気分の落ち込みに効果があるとされています。
残念ながらこの物質は人間の体内では作れないため、食物から摂取する必要があります。また、季節によって気分の浮き沈みがあるという方はビタミンDの摂取量にも気をつけなくてはいけません。
落ち込んで何もやる気が起きない、考えることすらおっくう、という方はぜひ脂肪分の多いサーモンやイワシ、サバといった魚を食べてみてはいかがでしょうか。
穏やかな気持ちや明るさを取り戻したいなら、『肉料理』
『セロトニン』という物質をご存知ですか?心の均衡を整える作用のある伝達物質で、この物質が不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的になったり、うつ病を発症すると言われています。
このセロトニンを脳内で増やすためには、原料である「トリプトファン」という必須アミノ酸を摂取することが大切です。しかしこちらも体内で作ることはできないため、食物から摂取する必要があるのです。
心の明るさを取り戻したい、ネガティブな考え方から抜け出したいという方はぜひ、肉や赤身の魚、大豆などのタンパク質を摂取するようにしましょう。中でも肉類には特に多く含まれているので、元気になりたいときの肉料理はおすすめ。『落ち込んだときの焼肉』には、ちゃんと科学的根拠があったのですね。
最高のパワーフード、『カレー』
野菜や肉、具によっては魚介類など、一度にたくさんの食材を摂取できるだけでなく、香辛料が心身のバランスを整えてくれるという最強のパワーフードです。
ちなみに、未来への希望を持ちたいという方はぜひ、具材に『とうもろこし』を加えてみましょう。とうもろこしのたくさんの粒には糖質がふんだんに含まれているため、ちょっと食べただけでも元気になれる野菜としても有名です。
風水の視点から見ても、たくさんの粒(種)が集まっているとうもろこしは、まだ見えない未来への展望をあらわしていると言われています。現在の恋愛ですごくつらい思いをしていたり、失恋して落ち込んだりしているときに試してみてくださいね。
ほっと一息、『ホットミルク』
牛乳のたんぱく質が体内で分解されたときにできる『オピオイドペプチド』には鎮静効果と誘眠効果があります。また、牛乳に多く含まれる必須アミノ酸『トリプトファン』は、鎮痛や鎮静作用を持つ神経伝達物質セロトニンの原料であると言われています。
トリプトファンは他の食材にも含まれていますが、消化、吸収に優れている牛乳からは特に摂取しやすいのです。さらに特徴的なのは、なんといってもカルシウム。
イライラ防止効果があるのは良く知られているところですが、牛乳に多く含まれるカルシウムが交感神経の働きを抑えてくれるため、ゆったりとしたリラックス効果、心地よい眠りを誘う効果が期待できるのです。眠る前にほっと一息、ホットミルク。コレ、おすすめです。
香りと暖かさで癒してくれる、『ホットココア』
なんだか気分がやさぐれているとき、いらいらが収まらないときに試して欲しいのがホットココア。暖かさと香りが心を慰めてくれます。これは気休めなどではなく、実際に鎮静作用を持つ神経伝達物質セロトニンが働きやすくなることで、心を癒してくれているのです。
ココアはストレスによって増えるホルモンの分泌を抑え、ストレスへの抵抗力を高めてくれます。さらに、自律神経を整えリラックス効果を得られるようになります。眠る前にはホットミルク、休憩などで一息入れるときにはホットココア、と飲み分けてみるのはいかがでしょう。
色と香りが脳をリラックスさせてくれる、『ワイン』
高血圧抑制、老化防止、美肌効果とさまざまな効果で有名なポリフェノールを多く含むといわれるワイン。適量摂取は体に良いことも知られていますが、それだけではありません。実はワインの香りが脳をリラックスさせることが明らかにされました。
ワインの中でも特に効果が高いのは『コンコード』『シャルドネ』『ソーヴィニヨンブラン』の3種類のワインです。ちなみに適量とは1日にグラス1~2杯。失恋で傷ついた繊細な心を、美味しい料理とワインの香りで癒す……なんていうのも、よいのではないでしょうか。
やっぱり全ての力の源、『炭水化物』
ここで何度も出てきている神経伝達物質セロトニン。このセロトニンにはアドレナリンやドーパミンといった興奮を司る神経伝達物質をコントロールする働きがあります。幸せ物質、体が作り出す精神安定剤と言ってもよいでしょう。
そしてこのセロトニンの生成に大きく影響するアミノ酸の一種トリプトファンは、炭水化物にも多く含まれています。ただし、炭水化物なら何でも良いわけではありません。
血糖値を激しく上下させる白米や小麦粉製品よりは、玄米や雑穀パンのように、血糖値の上下が緩やかなものを摂取するようにしましょう。また、寝る前に小さめのサンドイッチや少量のビスケットを、これまた安眠効果を持つミルクと一緒に摂るのも安眠効果大。とはいえ当然食べすぎ飲みすぎには注意ですよ。
いかがでしたでしょうか。
しかし、どれを摂取するにしてもひとつだけ注意点が。それは『食べすぎ、飲みすぎにはくれぐれもご注意を!』失恋で傷ついた心を癒すのは大切ですが、ついつい癒し慰めすぎてドカ食いしてしまい、気がついたら体重が……という『失恋太り』に繋がってしまっては残念すぎます。
何事も適量が一番。そして、食事と同じくらい運動もまた大事です。体の中も外もリフレッシュして、まずは新しい恋に向かうだけの元気を養ってくださいね。
まとめ
失恋で傷ついた心を癒す7つの食べ物
・ 沈んだ気持ちを落ち着かせてくれる、『魚料理』
・ 穏やかな気持ちや明るさを取り戻したいなら、『肉料理』
・ 最高のパワーフード、『カレー』
・ ほっと一息、『ホットミルク』
・ 香りと暖かさで癒してくれる、『ホットココア』
・ 色と香りが脳をリラックスさせてくれる、『ワイン』
・ やっぱり全ての力の源、『炭水化物』