結婚生活が長く続くと、「旦那がイライラしていて気まずい…」と感じる時が一度はありますよね。例えば職場での失敗や積み重なった疲労など、あなたに原因がある訳ではない場合でも、八つ当たりをするように冷たい態度をとられてしまう事があるのではないでしょうか。
普段は仲の良い夫婦でも、旦那さんがイライラしている場合には、どのような対処をするべきかが分からず、困惑してしまうという方も多いはずです。
旦那さんの性格によって、「話を聞いてもらいたい」という人や、「そっとしておいてもらいたい」という人もいる為、旦那さんの機嫌が特に悪い時には、まずは様子を伺う事が一番の対処法になるのです。
今回は、旦那さんがイライラしている時に気を付けたい言動を取り上げ、どのように対処していくべきかをお伝えします。
価値観を押し付けたり、助言をする事
旦那さんがイライラしている時にまず気を付けるべき事は、あなたの価値観を押し付けるような発言をする事です。いくら仲が良くて結婚したからと言って、夫婦は元々育ってきた環境が違いますので、それぞれの家庭の教育方針や独自の伝統といった点を通して、異なった価値観を持っている事があります。
そのため、あなたが仮に「それは良くないよ」と言ったからといって、旦那さんは必ずしも同意するわけではないという事になります。これは、一見当たり前の事のように考えてしまいますが、長く付き合っている夫婦ほど、互いを信頼しすぎるがあまり、自分の価値観や考え方を相手に押し付けてしまう傾向があります。
旦那さんが機嫌を損ねている状況の背景には、必ずその原因となる事件があったという事になります。しかし、起こってしまった事実を変える事は出来ないので、「それは違うよ、こうすれば良かったのに」とか、「私だったらそんな事はしなかった」といった助言をしたとしても、「今更遅いよ!」と反論されてしまう可能性があります。
無理に旦那さんのイライラを解消しようとして助言をしてしまうと、かえって怒られてしまう事もありますので、原因が何であれ、まずは旦那さんが不機嫌になっている間は冷静な態度で様子を伺う事が大切です。
自分の話ばかりしてしまう事
旦那さんがイライラしている時に気を付けたい言動として、「自分の話ばかりしてしまう」という点があります。
例えば、仕事での失敗が原因で旦那さんが険しい表情をしている時に「職場でこういう事があってさ…」と、あなたに愚痴を話し始めたとします。旦那さんの機嫌が良くない原因にあなたが直接関わっていないとすると、「私は関係無いのに…」と感じてしまい、愚痴を聞く気分になれないという人もいるのではないでしょうか。
しかし、旦那さんが機嫌を損ねている時に愚痴や悩みを打ち明けているという事は、心の中で考えている事を包み隠さずあなたに話しているという事になり、それはあなたを信頼しているからこそ出来る行為でもあるのです。
男性の性格にもよりますが、イライラしている時に「放っておいて欲しい」と考える人もいれば、「声に出して話した方がスッキリする」という人もいます。もし、旦那さんが不機嫌であったり落ち込んでいる時に、旦那さんの方からその原因を打ち明けて話し始めた場合には、あなたが親身になって話を聞いてあげる事が大切です。
逆に、「私は関係ないから…そんな事より、私の話も聞いてよ」と聞く耳を持たずにあなたの話を始めてしまうと、旦那さんのイライラは解消されず、どんどん蓄積されてしまう事もありますので、仮にあなたに関係の無い話でも聞き手に徹する事を心がけましょう。
イライラの原因に干渉しすぎない事
旦那さんがいつもと違う様子や態度でいる時には、愚痴や悩みを聞いてあげる事が大切です。しかし、既にお伝えした通り、旦那さんのイライラへの対処法は男性の性格によっても変わっていきます。
旦那さんが機嫌を損ねている時に、「思い出せば思い出すほど嫌な気持ちになるから、一人になりたい。とりあえず放っておいて欲しい」と考える男性もいますので、旦那さんの方から話しかけられた場合にのみ相談役になると効果的です。
そのようなタイプの男性と結婚している場合は、旦那さんの機嫌を損ねてしまっている原因を無理に詮索したり、「何があったの?」と干渉し過ぎてしまうと、かえってしつこく思われてしまうでしょう。
旦那さんの口数が減ったり、自室に閉じこもってしまった場合には、無理に話し掛けずにそっとしておくことで、ヒートアップしている感情を落ち着かせる時間を持たせてあげる事が大切です。
今回は旦那さんがイライラしている時に、気を付けたい言動についてお伝えしました。直接的にあなたは関係ない場合だとしても、旦那さんがイラついている時には、家庭での雰囲気が悪くなってしまうこともあり、どう対処したら良いのか分からなくなりますよね。
旦那さんが落ち込んだり機嫌を損ねている時には、まずは助言や意見を言わずに旦那さんの様子を伺う事が大切です。話を聞くべきか、そっとしておいた方が良いのかを判断する事で、男性の性格に合わせた対処法を的確に実行する事が可能になります。
イライラの感情を和らげる事はなかなか難しい事かもしれませんが、一緒に乗り越えようとする姿勢を見せる事で、夫婦間の信頼もさらに深まっていくことでしょう。