あなたは自分の運命をコントロールできていますか?え?運命なんていうくらいだから、コントロールできるはずがない?確かにその考え方もありでしょう。
しかし、ジャック・ウェルチ(元ゼネラル・エレクトリック社会長)は、こう言いました。「自分の運命は自分でコントロールすべきだ。さもないと、誰かにコントロールされてしまう。」
もし、自分の運命を自分で上手にコントロールできたとしたら?いったいあなたにはどんな未来が待っているのでしょうか?
そこで今日は運命を上手にコントロールして、上々の人生を歩む7つの方法についてお話します。
コンテンツ目次
運命とは何か?を理解する
“運命”とはいったい何なのでしょう?ここは素直に辞書を引いてみたいと思います。
1)人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によってめぐってくる幸、不幸のめぐりあわせ。運。「—のなせる業」「—をたどる」
2)将来の成り行き。今後どのようになるかということ。「国家の—」
goo辞書より
(1)の通り、人間の意志を超越したものであれば、残念ながらコントロールは難しそうです。しかし、(2)の通りだったとしたら?なんだか自分でコントロールできそうな気がしてきませんか?
将来自分はどうなりたいのか?自分にとって、”上々の人生”とは何なのか?まずはそこから考え始めるのが良さそうです。
自分にとって”上々の人生とは何か?”を明確にする
自分自身にとって”いったいどんな人生が上々の人生なのか?”を明確にせねば、いざ運命をコントロールをしようとしても、ゴールが明確でないためにブレが生じてしまいます。
コントロールにブレが生じてしまえば、それはもうコントロールとは呼べません。運命はあなたのコントロールから外れてしまうのです。ですから、ここはしっかりと押さえておきたいところです。
自分自身に、こう問いかけてみてください。「いったいどんな人生だったら、死ぬ時に”自分の人生はとても上々だった”と言えるのだろうか?」と。
もし「死ぬ時のことなんて考えたくない!」という方には、こんな方法もあります。あなたが、「こんな人生、最高だよね!」と思う内容を、ひたすら紙に列挙していくのです。そうすることで、あなたが目指す”上々の人生”が明確になってきます。
自分の人生を変えていく決意をする
ジェームズ・アレンはこう書きました。「あなたの人生は、あなたが、あなた自身の力で素敵に変えることができる——。」と。
「人生を変えるなんて、なんだか大変だな…」
「性格とかさ、生まれ持ったものってあるでしょう?」
「やっぱり運命をコントロールするなんて、無理なの?」
そうお考えのあなた。いきなり全て変えなくても良いのです。まずは、理想の人生・理想の人間を演じてみましょう。
ジェームズ・アレンはセルフ・コントロールも推奨しています。残念ながら、演じることはセルフ・コントロールではありません。しかし、演じることで自分をその状態に慣れさせることができます。慣れてきたら少しずつ演じるのをやめ、セルフ・コントロールを始めれば良いのです。
そのためには、何よりもまず、自分自身を変える決意が大切なのです。
得たければ、手放すことから始める
こんな言葉を聞いたことはあるでしょうか?
“執着を手放す”
執着って結構知らず知らずのうちにしているんです。こんな風に考えている経験、あるのではないでしょうか。
「やっぱり○○は△△でなくっちゃダメよね」
「でも、前に失敗したことがあるし。また失敗したら、怖いし」
「どうしても□□が欲しいのに…」
「もし、あの人がいなくなったらどうしよう?とっても困るんだけど…」
実はこれ、全部執着なんです。しかも、知らず知らずにやっているので、自分でも気づかない間に癖になっていることが多いです。
こういった執着を手放すことが、1つの運命をコントロールするコツなんです。まずは、自分が「執着している」ことに気づくことから始めてみましょう。
執着を捨てることに執着しない
「おい、さっきと逆のことを言ってないか?」と思われたあなた。大丈夫です。文字だけ見ると、確かにちょっと不思議な日本語になっているかもしれません。
ですが、これもとても大切なことなんです。「執着を手放したい!よし手放すぞ!」と意気込んだまでは良いのですが、執着を手放そう、手放そうと一生懸命になるあまり、今度は執着を手放すことに執着してしまいがちなのです。
そうすると、また自分の中で知らず知らず執着が生まれ、自分の運命を執着にコントロールされかねません。
まずは”執着を捨てなきゃって躍起になりすぎている自分”に気づいてください。気づくことができたら、すでに半分くらいは捨てられていますから。
ポジティブに考える
人間はうっかりすると、ネガティブ・スパイラルにはまってしまう生き物なんです。
こんな経験はありませんか?
1つ嫌なことがあると、以前にあった嫌なことを思い出し、さらに次から次へと嫌な思い出が…。そして、自分が嫌になったり、人生が嫌になったり…。これぞまさにネガティブ・スパイラルにハマっている状況です。
ネガティブ・スパイラルにハマっている状況で運命のコントロールなんて、とてもではありませんが、できません。もしハマってしまったら、まずは抜け出すことが大切です。
その後、少しずつで構いませんので思考をポジティブな方向へ持って行きましょう。普段からポジティブな方って、落ち込んでも立ち直りが早くありませんか?つまり、そういうことなんです。
物事をポジティブに考える癖をつけることで、運命のコントロールを行いやすくするのです。
無意識を意識する
かの有名な心理学者、カール・ユングはこう言いました
「あなたが無意識を意識しない限り、それはあなたの人生を支配する。そしてあなたはそれを運命と呼ぶ」
もしこれが本当なら、とんでもないことですね。私たちは常に無意識によって、人生を支配されているということになるのですから。
しかし、同時に救いもあります。なぜなら、無意識を意識化できるようになれば、自分の人生を自分の意識で支配できるということなのですから。
こんな経験はありませんか?
「つい、やってしまった…」
「本当はこんなこと、言うつもりではなかったんだけど…」
「あ、癖で、つい…」
「いつもこうだから、なんとなく…」
これらは全て、無意識で行動を選択している結果なのです。人生とは決断の連続です。
つい、うっかり、癖で、なんとなく。こんな風に行動を決定していたら、運命のコントロールどころではありません。意識的に物事を決断するところから始めてみませんか?
まずは「うっかり…」で決断しそうになった時に、自分にストップをかけるところからです。
読み進めるうちに驚くこともあったかもしれません。しっかり考えないと、前に進めないこともあるでしょう。しかし、1つ1つを積み重ねていくことで、確実に自分自身の手で運命をコントロールできるようになっていきます。必ず自分の手で自分の運命を支配する。その強い意志を忘れないでください。
まとめ
運命を上手にコントロールして上々の人生を歩む為に
運命とは何か?を理解する
自分にとって”上々の人生とは何か?”を明確にする
自分の人生を変えていく決意をする
得たければ、手放すことから始める
執着を捨てることに執着しない
ポジティブに考える
無意識を意識する