運とは、人によってはコントロールできないものでその時々の波に乗るしか無い!と諦めている人も多いですよね。ですが、実際には運とは「コントロールできるところ」と「コントロールできないところ」があり、いわばそれは「宿命」と「運命」のように自分の努力次第で変えられる部分があるのです。運は、私たちの世界に流れる一種のエネルギーです。
誰にでも平等に流れるこのエネルギーは、いわばあなたの人生を後押ししてくれる追い風や向かい風のようなもの。追い風だけでも、向かい風だけでも船はスピードを上げることはできません。
しかし意識を変えれば当然心も変わり、心が変われば行動・態度・言葉も変わるので運命が変わっていきます。そうすることによって、運を開くことができるのです。
そこで今回は、じっくり時間をかけて行う、運気を上げて開運する方法についてお伝えします。
開運とはなにか?
「開運」という言葉は「開く」と「運ぶ」という2文字からなる言葉です。
つまり幸福が眠っている部屋のドアを「開いて」、そこにある幸福を自分のところに「運んで」くる必要があるんです。そのためには最低でも1年間くらいは時間をかけてじっくり「開運」を呼び込むことが大切です。
それはスポーツ選手が試合や大会を目指して毎日練習を積むこととよく似ています。何もせず、開運グッズを購入したり、偶然知ったパワースポットに行きました程度では到底「開運」は望めません。
「開運」を呼び込むには、どうしても時間は掛かるものです。時間がかかるからこそ、それだけの恩恵やご利益を享受出来るというものですよね。常日頃から努力をしている人にだけ本当の「開運」のチャンスが訪れるのです。
開運したい時に行ってほしい身の回りの運気を上げる7つのポイント
では開運したいときに、役に立つ運気を上げるポイントをお伝えします。
運気を導く為に部屋を掃除しましょう
「開運」と関係無いようにみえますが、最も手っ取り早い「開運」への近道が「掃除」。部屋はその人の「心」を表していると言われています。「断捨離」という言葉が流行しましたが、この掃除をするというのはとても強力な開運法です。
そもそも、部屋とは自らの心の反映であり鏡になります。つまり、自分の心のいらない部分(ごみやほこり)を取り除けばその分だけクリアなエネルギーが自分の中に流れることになります。その人の心がゴミやホコリでまみれていては、開運どころか不運を呼び込んでしまいますよね。
ですので、まずは開運のための基礎固めとして、部屋は常に綺麗にしておきましょう。必要以上に潔癖になる必要はありませんが、週に1度は散らかったものを定位置に戻したり、家具の隙間のホコリを取り払うことを心がけてください。
日常の生活で、ついつい掃除は後回しになりますが本来は1日の最初に必ず行うと良い!というぐらいのものです。またいつも使っている鏡があれば、特に気を使ってキレイにしましょう。
自分を映す鏡をキレイにしておくことは内なる自分を磨くことにもつながりますよ。そうするとクリアなエネルギーが流れたり、エネルギーが循環するのでお金の流れが良くなるでしょう。
不要な物は捨てよう
「開運」を呼び込むために、掃除と共に重要なのは「いらないものを捨てる」ことです。断捨離なんて言葉も流行しましたが、一時の流行に終わらせてはいけません。
「いつか使うかもしれないから」と保管してあるものはさっさと捨てるか、人に譲渡するなどして手放しましょう。お金にしても「使わないと入ってこない」と言われるように、古い物をいつまでも持っていると新しいものが入ってくる余地ができないんです。
前の恋人との思い出をいつまでも持っていたら新しい出会いもやってきませんよね。「運」も同じことで、古いものを処分することで自分にまとわりついている「不運」やネガティブな思いを捨て去ることができるわけですね。古いものを捨てて、新しい運を呼び込むためのスペースづくりをしましょう。
開運する為に言葉を大事に使いましょう
「開運」を呼び込んだだけでは深いご利益を受け取ることはできません。最初に「スポーツ選手の練習」と例えましたが、「言葉を大事に使うこと」はまさに開運のトレーニングと言えます。
例えばもしあなたが開運の神様だとして、暗い顔をしている人よりも今その瞬間を頑張っていて生き生きとしている人を応援したいですよね。
それと同じで、運はポジティブな言葉を使っている人やしっかりと今日1日を生きている人のところに向かいます。
そんな時こそ、運を上げるチャンス!自分の中にあるネガティブな思いを一気に吐き出し、次からはポジティブな言葉を使えばいいのです。
それは、いつか何処かで見た美しい自然の風景かもしれないし、好きな楽器の音や、リラックスする匂いや、暖かな日差しのイメージであったりしてもいいですね。「開運」のための日々の修練として、言葉を大事に扱うことを忘れないでください。
昔からよく「ツイてる!」というと運が上がるといいますよね。また、「笑う門には福来たる」という言葉もあります。それほどに、私たちの発している言葉や表情にはパワーがあります。良い時も、悪い時もセットなので、暗い表情をしてしまいがちな気分の日でも、1日の最後にきちんとリセットできれば問題ありません。
「今日がダメでも、明日がある」
「良い時も悪い時も全部含めて、私はツイている」
朝起きた時や、夜寝る前に、つぶやいてみましょう。鏡を見て、「ダメな時もあるけど、けっこー自分もイケてるじゃん!」と自分を褒めてみましょう。きっと、自分の中にある運が上向いていくのを感じるはずです。
運を引き寄せる為に自分の心と仲直りしましょう
「開運」を呼び込む人の多くは、無条件に自分を肯定している人が多いですよね。それは周囲から見れば「自信のある人」として目に映ります。
分かりやすい例としてはスターと言われる「芸能人」の方たちです。彼らに共通する才能は「自分のダメなところ」も含めて自分を肯定していることです。
自分を必要以上に責めたり、人より劣っている部分を悪いことだと感じていると「開運」を呼び込むのを無意識の自分が邪魔をしてしまうのです。
自分と仲直りができない人はたとえ幸運がやってきても、それを受け止めきれず自分で破壊してしまうことが多いのです。
ですので「開運」を呼び込み、深いご利益を受け取るためには、それと同じくらい自分自身を受け入れることが必要なのです。
運気を上げる為に着る服の種類を変えましょう
住む場所などの生活スタイルを変えるのは大変ですが、着る服を変えるのは簡単です。ついいつも同じ色の服ばかり着るってこと、ありますよね。服の形や色には、その人の心理状態を上下する効果があります。
例えばスーツやしっかりとした襟付きの服を着ると、心がビシッと締まりますよね。それと同じで、たまにものすごくビビットな色の服を着てみると世界が違って見えます。
そこまで出来ない人でも、ちょっとカラフルな小物を使うだけでもだいぶ気持ちが違います。ハンカチやネクタイの色など、ほんとに一部だけでも構いません。人によっては、スマホにつけるアクセサリーを派手目にするだけでもOK。要は、あなたの気分が上がればそれでいいんです!
お決まりの生活スタイルから、ちょっと脱却するのがコツになります。繰り返しになりがちな毎日から、ちょっと刺激のある1日にシフトできます。
行く場所を変えて開運しましょう
運が集まりやすい場所と聞くと、行ってみたくなりますよね。休日などに「あ、ここいいお店だな」とか「なんか気分が良くなる!」という場所に行ったことが誰にでもあると思います。そここそが、あなたのパワースポットです!
逆に、「なんか暗い気分になる」とか「空気が淀んでいるように感じる」という場所にはなるべく近づかないようにしましょう。人は簡単に、その場のエネルギーというのを感じ、影響を受けてしまいます。
カフェやレストラン、ホテルのラウンジなどで人気があったりあまり人気がなくてもなんとなく落ち着いたり…あなただけのパワースポットを、是非見つけてみてください。
嫌なことがあった時でも一瞬でリセットできる場所がある人と、そうでない人とでは運の掴み方が違います!
自分の人生には奇跡があるという事を感じてください
今の日本に住む私たちはとても恵まれた環境にいます。少なくとも、命を狙われるということは余程でない限りないので、今この現代に生きているというだけでとてもツイていますよね。
せっかく自分がツイていても、それを感じることができなければ意味がありません。ひとつ深呼吸をして、世界を見渡してみてください。あなたの今の暮らしを支えるのに、多くの人の人生ドラマがあったでしょう。
あなたのお父さん、お母さんがいたからこそ、今のあなたがあります。そしてそのまたご先祖様、更にそのまたご先祖様がいるおかげであなたが生まれました。
全ての命の源である、地球や宇宙の存在に想いを馳せることもできるでしょう。この奇跡こそが、私たちの幸運の証です。
どんな時でも、これさえ覚えておけば常に開運状態を保つことができるわけです。
人間関係から学ぶ開運する為に必要な9つの事
さて、私達の「運の良し悪し」に大きな影響を与えるのは人間関係です。幸も不幸も多くは人からやってきますよね。ですので人間関係を改善する事は運気を上げる為に必要不可欠です。ではここからは人間関係を改善するして運気を上げるコツについて説明します。
運気を上げる為に「つながり」を大切にしましょう
さきほどお話ししたように自分と仲直り出来たら、自分とつながっている人たちを大切にすることも考えましょう。
例えば金銭的な幸運であれば、お世話になった人や幸運のきっかけとなった人には必ずお礼にちょっとした贈り物をするなど、あなたのおかげでこんなにうまくいきました!ありがとう!という気持ちを伝えても良いです。
お礼できない状況なら、募金や寄付行為のような「恩渡し」しても良いかもしれません。また地元の神社やお社など自分の住む土地の氏神様にお参りすることも忘れてはいけません。
雑誌やテレビで紹介されているパワースポットばかりに気を取られず、地元の神様とのつながりを大切にしていきましょう。
開運したいなら貢献してみましょう
人に良いことをしてあげた時、なんだかすごくいい気分になりますよね。ちょっとしたことでも相手が喜んでくれると、人は気分が上がるものです。それこそが、「徳」と呼ばれるものです。
そうなると、運が上向きになるのは「徳」の返済が終わってからになるので「今自分はノっている!」と感じられる瞬間が先延ばしになってしまいますよね。
やや抽象的な表現になってしまいましたが、分かりやすくいえば「人の役に立つ人は応援される!」ということです。この「人の役に立つ」というのは、本当に小さいことで大丈夫です。
何か大きなことをしようとするよりも、温かな心遣いで周囲の人をほっとさせたりする方が余程「徳」としては高いです。相手の見えないニーズを汲み取って貢献するというのは簡単なようですが結構難しいものです。
ですが、あなたの心からの気配りがあれば決して難しいことではありません。あなたの好きで得意なことがあれば、周囲の人はそれで喜ぶはずだからです。
何故ならこの世は、自分が誰かに与えたものが返って来るように出来ているから。「なんで労わってくれないのだろう」と相手に与えてもらうことばかり求めがちですが、そんな時こそ、与えることを意識すればきっと優しい言葉を相手もくれます。
ですので自分の中にある財産を、どんどんシェアしましていきましょう。
運気を上げる為には受け取る事も大切です
与えたら、今度は受け取る番です。
日本人は特にこれが苦手で、他人から「あなたは美しいですね」とか「カッコイイですね」と言われると、ついつい「いや、そんなことはありません」と素直に受け取らない事が多いですよね。
謙遜の精神は美しいですが、それではせっかくのプレゼントをはねのけているようなもの。
ですのでここはひとつ、素直に「ありがとう」と心からのお礼を言ってみましょう。
受け取った分だけ、相手に与えることもできます。
運は良い時も悪い時もセットであれば、与えることと受け取ることはセットです。受け取ることが苦手な人は、ぜひ鏡に向かって練習です!
普段、自分が「こう言われたら嬉しいかも」と思う事を自分に向かって言ってみましょう。途端に恥ずかしくなって耐えきれない時もあるかと思いますが、グッとこらえて自分で自分に与え、受け取ってみてください。
開運したいなら思いはきちんと言葉にして伝えましょう
気持ちは敢えて言葉にしなくても、相手に伝わることもあります。でも、伝わらないことだってありますよね。
「目は口ほどに物を言う」という言葉もありますが、目は目です。目は口ではありません。言葉以外で相手が受け取ったあなたの気持ちはあくまでも、相手の頭の中に浮かんだ、勝手な「相手の想像」です。
だから、それが当たっている時もあれば、間違っていることもあります。誤解されたくないのなら、ちゃんと解って欲しいなら。自分の気持ちは、言葉にして伝える事を忘れずにいてください。
褒められたら素直な反応をしましょう
褒め言葉ってちょっと照れ臭いですよね。面と向かって言われると、尚更恥ずかしい。だから困って照れ笑い。「いえいえ、そんなこと…。」って遠慮して、褒め言葉を否定しちゃうことも多いかもしれません。
でも、褒め言葉は相手からの、「あなたと仲良くなりたいです。」っていう、素敵なアプローチなのです。だから、否定しないで、素直に一言「ありがとう」って受け止めましょう。
褒め言葉は気恥ずかしいものかもしれません。しかし、自分が自然に相手を褒めたくなる時は本当に素敵だと感じたからです。
褒め言葉は、言った方も素直に受け取ってもらえたら嬉しいものですよね。あんまり謙遜しすぎると、褒めたほうの気持ちも冷めてしまうのでしっかり運気を上げたい時には「素直に受け取る事」をしっかり意識しておきましょう。
嫌いな人との付き合い方もうまくやっていきましょう
人には好き嫌がありますよね。もちろん好き嫌いはあってもかまいません。嫌いな人を無くすことではなくて、嫌いでも上手に付き合う方法を身に付けることが大切なのです。
嫌いな人がいない方がイライラすることが減るので、人生は楽に感じるかもしれません。食べ物にも好き嫌いを感じることがあるように、人に対して好き嫌いを感じるのもしかたのないことです。
とはいえ、「また嫌な奴がいる。」とか、「嫌いな奴と今日も会ってしまった。」とかそんな風にイライラするのは、自分の時間がもったいないですね。
視点を変えて、相手の中の良いところを見る癖を付けてみましょう。「あの人は自分の好みじゃないけれど、こういうところは素敵よね。」って、言えるようになりましょう。
このように「嫌い」の言い方を少し変えてみると、ただ単に「自分の好みじゃない」っていうだけになりますよね。
たとえ自分の好みじゃなくても、その人が人間的に劣るわけではありません。どんな人の中にも、良いところが必ずあります。
運気を上げたいなら聞き上手になりましょう
愚痴を聞いて疲れちゃう。愚痴を聞いて腹が立つ。それは、あなたが「優しい人」っていう証拠です。優しいから、一生懸命話を聴いてあげたくなるのです。
でも、自分がつい愚痴を言いたくなる時のことを思い出してみて下さい。
愚痴を言っている人が、一番望んでいることは、ただ話を聴いて欲しいだけ。アドバイスも要らないし、答えが欲しいわけでもありません。全部話してスッキリしたい。望んでいるのはそれだけです。
何故なら、気付くことは本人にしか出来ないからです。自分で気付いて、どうすれば良いのか考えて、やってみて、失敗してもまた考えて、またやってみる。そうやって、いろんな経験を積み重ね、成長して行く過程こそが、何よりも大切なのです。
優しい人は、まるで自分のことのように真剣になってしまいますよね。だから、アドバイスや答えを与えてあげたくなります。
でもそこはぐっと抑えましょう。聴くことに専念することを心がけてみて下さい。アドバイスは、本人が求めた時だけでいいのです。話しているうちに、自分の中で気持ちや考えが整理できていくものなのですから。
人間関係を改善して相手の立場で考える事が運を開く第一歩です
価値観の違いを感じたら、自分の考えは一旦脇に置いておきましょう。
相手の立場に立ってみて、相手の考えを聞いてみて、相手の価値観を感じてみる。共感できなくても、理解出来なくても良いから、ただ聞いて感じてみましょう。
自分とは、全然違う価値観を持っていて、全然違う考え方をする。そんな人と話していると、話の節々で、「???」って思ってしまったり、つい「違うよ。」って相手を正そうとしてしまうかもしれません。
しかし人は皆、考え方も感じ方も価値観も違いますよね。たとえ親子や家族でも、皆違います。だから、「そうじゃないよ。」って言われるのは、誰もがあまり心地よいものではありません。
ですので、そういう時には、相手の話を否定したり批判したりすることなく、じっくり聞いてあげること。それが一番です。話をちゃんと聞いてもらえると、それだけで受け入れてもらったような気がしますよね。
すると人間関係がおどろくほどスムーズになり、そこから世界が広がって運が開けていくのをきっと感じる事ができるはずです。
開運したいなら自分の「好き」を知る事です
他人の視線や知らない誰かの事も大切ですが、自分の思いを大事にしましょう。自分の「好き」に従いましょう。
自分の好みや自分の気持ち、自分の考え。他人を大事にするように、自分も大事にして下さい。
自分を幸せにするために、あなたの中にある「好き」をきちんと知りましょう。
自分の「好き」さえ分かれば、幸せを感じるのはとっても簡単です。「こんなことが出来て幸せ。」「この人と居られて幸せ。」と心にたくさんの幸せを感じられます。
その逆に、自分の「好き」が分からないと、どんな時に幸せなのか。何をしていると幸せなのか。誰と居ると幸せなのか。自分の「幸せ」が分からない。だから、「幸せじゃない」って思ってしまいます。
さて、今回は「開運」を呼び込む方法についてお話ししてきました。
なんとなく気がついていると思いますが「開運」を呼び込むことと偶然のラッキーは全く別物です。「運命」という言葉がありますが、「運」とは運ばれてくるものであり、自ら運んで持ってくるものでもあるのです。
つまり自分の努力があって初めて訪れるものが「運」なのです。闇雲に努力するだけでなく、「運」を運んでくるためには、自分の閉ざされた部分を「開く」必要もあるのです。
「運命」とは自らの手で切り「開く」ものであり、それは日々の小さな積み重ねがあって初めて得られるもの。だからこそ「開運」して得ることのできたご利益は、とても深みのあるものであり、自分だけでなくより多くの人を幸福にできるものなのでしょう。
相手の性格を変えることは、とても難しい事です。ですので、自分の考え方や行動を少しだけ変えて、開運への道のりを歩いていきましょう。