瞑想する事の意味を理解して、効果を最大限に引き出す方法

瞑想する事の意味を理解して、効果を最大限に引き出す方法
瞑想と聞くと、宗教と連想される方は多いかと思いますが、実は宗教ではありません。頭の中のごちゃごちゃを一旦外に出す作業=リセットという言葉がピッタリかもしれません。

例えば今は、世界の果てで何が起こっているのか、世界でどんな出来事が起こっているのか、部屋に居ながら知ることができますよね。

世界各地の人々と、TwitterやFacebookで話しかけることもできたり、写真や動画を皆と共有したりと、みんなと繋がる事ができるようになりました。

しかそれと同時に様々な媒体を通して、毎日溢れるように情報が飛び込んできたり、情報や仕事のスピードがアップして心のゆとりも無くなってきたのではないでしょうか。

そんな環境が少し息苦しいかも、、、と感じてしまった人におすすめなのが「瞑想」です。瞑想を通じて心を穏やかに保ったり、精神を集中させる事ができるようになると、あなたの心身にとって良い事がたくさんあります。

そこで今回はまずは瞑想とはなにか?瞑想する事の意味を理解して頂くと共に、効果を最大限に引き出す方法についてお話しします。

瞑想をする事の意味とは?

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瞑想は、実は我々も知らず知らずのうちに日常で無意識に行っているものです。心身ともにリラックスした時に、ウトウトしていて雑念が消えてしかも意識があるという、とても気持ちの良い状態のことです。

「瞑」とは目をつぶることで、「想」とは想いを巡らせるという意味です。つまり、瞑想とは目をつぶって思いに耽る(ふける)ことです。科学的には脳波がアルファ波に変わる状態です。

同時に、脳内にエンドルフィンというホルモンが分泌されます。この脳内ホルモンは、ストレスを低減・解消する働きがあるのです。だから、リラックスして気持ちが良い感覚です。

言うなれば起きているのでもなく眠っているのでもない状態で、瞑想は誰でも意識すればできるものなのです。

 

瞑想状態とはどんな状態なの?

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では、瞑想状態とはなんなのか?についてもお話しします。

瞑想状態とは、肉体が眠ったまま、意識が覚醒した状態にあることを意味し、これを「変性意識」状態とも言います。

これに対して、肉体も意識も共に眠ってしまった状態が睡眠状態で、肉体も意識も共に覚醒している状態が活動状態で、普通に皆さんが生活している状態です。

例えば仏教の世界では、仏像や仏画で座禅を組んで、目を半分閉じた状態(半眼)にしているのをご覧になったことがありますよね。

この状態を半覚醒状態と言い、これが起きているのでもなく眠っているのでもない、いわゆる瞑想状態です。

座禅では目を完全に閉じずに、無の境地で悟りを開くものですが、禅の世界にもこのように瞑想状態があるのです。

 

なぜ有名人は瞑想をするのか

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では次は、なぜ日本だけではなく世界的な有名人でさえも瞑想を行うのか?についてお話しします。

昔は、瞑想という行動は東洋的な神秘性を持ち、非科学的なものとして現実的に役に立たないと思われていました。しかし、段々と心が乱れないように精神を集中することに役立つことが分かってきました。

ですので、忙しい人ほど

  • 心を穏やかに保つ事
  • 高い集中力を身に着ける事
  • 自分のポテンシャルをいつでも最大限に発揮できる状態にしておく事

の大切さを身をもって理解している為、瞑想を通じて、それを得るようにし始めたのです。

そして、生活の中に瞑想をうまく取り入れて成功を収めた有名人もいます。

例えばバスケットボールの神様とも言われるマイケル・ジョーダン氏は、試合で良い結果を出すために、瞑想法を活用して精神を集中させていたことは有名です。

さらに、アップルのスティーブ・ジョブズ氏やマイクロソフトのビルゲイツ氏、京セラの稲盛和男氏、サッカー日本代表の長谷部誠氏など、多数の大企業の経営者や著名人も取り入れて活躍しています。

 

瞑想する事による意味や効果にはどんなものがあるのか

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では次は瞑想する事にはどんな意味や効果があるのか?についてもお話ししておきましょう。

周りの環境に左右されない集中力を身につける事ができるようになる

皆さんが何かの目的を持って生活している中で、物事になかなか集中できない時がありますよね。試験勉強やいろんな競技でここ一番と言う勝負の時など、集中力を高めたいときにはどうすればよいのか困ってしまう事もあるでしょう。

人間は、無意識にいろいろなことを考えています。

例えばただ歩いているだけでも「疲れたなあ」「腹が減ったなあ」「雨が降るかな」「明日は寒いかな」「電車は混んでるかな」など、無意識にさまざまな思考が頭の中に浮かんできます。

つまり、生きている限り無意識のうちに、勝手に脳が考えてしまうのです。

これが、何かに意識を集中しようとするときに、集中力を妨害する原因になるのです。

つまり、静かに試験勉強をしたり、読書に夢中になっている時に、遠くでバイクの騒音が鳴ると「うるさいなあ」と思い集中力が切れてしまう。そう、外部の些細なことでたやすく邪魔されてしまうのです。

そこで、瞑想によって無意識を制御し、自分の意思や欲求を守り、本来の目的を達成するのです。

瞑想する事の意味を簡潔に表現すると「自分の無意識な思考をコントロールして、周囲の情報に振り回されずに的確な判断を下し、行動することができるようになる」事です。

では、それを踏まえてもう少し具体的な瞑想する事の意味や効果についてもお伝えしておきます。

 

瞑想をする意味は仕事の効率が速くなる効果があるから

瞑想状態に入ると、脳波はアルファ波を出します。アルファ波は心身がリラックスしながらも、何かに意識を集中できる状態です。

瞑想状態に入って何かに集中すると、たいへん効率が上がります。受験勉強や仕事などには大変効果があります。そして、処理のスピードも大きく伸びます。

 

瞑想する意味は、気持ちが穏やかになる効果があるから

瞑想を習慣づけると、心が落ち着き気持ちが穏やかになります。気分が爽快になり、体が軽くなります。毎日が楽しくなり、生き生きしてきます。

すると周りの人に優しく接するようになり、あなた自身が変わったと自覚できる事でしょう。

 

瞑想する意味は「心を一旦からっぽにできるから」

毎日、色んな出来事、刺激、問題、考えることが山ほどありますよね。何かしていなくても、頭の中には渦巻くものがある事でしょう。

瞑想は、そういった頭の中を整理し、一旦外に出します。

そうすることによって、思想や雑念を追い払い、頭の中をリセット出来て、頭が鮮明になり、必要な事だけが頭に残っていくのです。

 

精神統一の手段として瞑想を行う

考えが散漫になって、気が落ち着かなくなったりする事がありますよね。瞑想は、そういう時にも効果を発揮します。

瞑想を行う事によって、頭の中が空になり、無の状態に全力でエネルギ-を注げるようになります。

とても集中力がいる作業なので、最初は落ち着かないかもしれませんが、だんだん無の状態をキ-プできるようになり、心が安定し、集中力がUPしていますよ。

 

瞑想をする意味は無意識の世界へアクセスする為

人は意識して考え・行動していると思われがちですが、実は無意識の世界の方が圧倒的に多いのです。

しかし、それは言葉の通り無意識ですので、無意識に何かを思い、感じ、行動していても、意識にあがらないので、気がつかないことほとんどです。

瞑想は、無意識の世界に集中するので、心の奥で感じている考えや感情が浮上してきます。

つまり、普段の自分では気がつく事ができない、「無意識の視野思考行動などに気がつく事ができるようになる」という事、本当の自分がどんどん見えてくるはずです。

 

瞑想する意味は、自分の本音や本心に気がつく為

瞑想をすると見えてくる本当の自分。その自分について追求しい衝動に駆られる事があるかもしれません。どうしてそう思うのか、そしてこんな思いがあったのかと気づかされたりします。

そういった考えが明確に浮かんでくるので、雑念が消え、明瞭な考え、本当の気持ちがうかびますので、そのことについて考えてみてください。すると学ぼうとする力がいつの間にか沸き、どんどん深めていけるでしょう。

 

瞑想をする意味は引き寄せの法則を体現する為

私たちの人生は自分がこうありたいと強く願えば願うほど、自分の思ったように流れていきます。

例えは、痛いと思えば痛いし、楽しいと思えば楽しい。強く思えば思うほど願いに手が届くようになります。

瞑想を繰り返し願うことで、自分の頭も整理でき、無意識に目標に向かって進むことができるようになっていきます。

 

瞑想をする意味はストレスを発散する為でもあります

嫌な事があると気分も落ち、鬱々とした気分や一日中考えてしまったりしますよね。

しかし、そんな時には瞑想をすることで、頭をリセットし、一旦雑念を払うことで、脳へのストレスダメ-ジを減らすことが出来ます。

夜、考えてしまって眠れなくなった時など、ぜひ実践してみてください。

 

瞑想をする意味は心身のリフレッシュの効果があるから

脳内の整理が出来るとストレスが軽減される為、体がとても軽く感じたり肩こりや頭痛からも開放され、全体的に体が軽くなる感覚があるでしょう。

瞑想は、いつでもどんな場所でもできますから、ちょっと体が重いなと思ったら、簡単に出来ます。

 

瞑想をする意味は考えすぎない脳を作る効果があるから

いつもモヤモヤ考えていると習慣になり、マイナス思考になったりしますよね。

毎日が憂鬱に感じてしまったり、ストレスが溜まってくると、頭の中が満員電車のようにギュウギュウになってしまいます。

瞑想には、そういった脳から雑念を払い、必要な考えだけをまとめ、頭の毒素を出すデトックス効果のようなものがあり、疲れない脳になります。

 

瞑想するにはどうすればよいのか

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では瞑想するにはどうすればよいのでしょうか?一般的な方法を説明します。

瞑想の行い方

  1.  誰にも邪魔されないような静かな場所で楽に座ります。
  2.  静かに目を閉じて意識を呼吸に向けます。
  3.  無意識に頭に浮かぶことを捨てていき、呼吸だけに意識を集中します。
  4.  何も考えないように努力する。

何も考えずに呼吸に意識を傾けていると、呼吸にすら意識を向けなくてもいい瞬間が訪れます。この意味は、呼吸だけに集中した状態から、呼吸への集中を抜けば、無意識も意識もない状態に到達することです。

これが瞑想状態です。目安としては10分~15分くらい続けてください。毎日継続する事によって少しづつ効果を感じられるようになっていきます。

 

瞑想する時に注意してほしい事

禅も同じですが、瞑想するときに時には「妄想」状態に陥ることが稀に起こります。何かに思い込みが激しくなる時があります。これは、瞑想の時に何かを求めて思い込むことがあるからです。

一番良いことは、何も求めないことです。瞑想を始める動機はいろいろありますが、瞑想には何も期待せずに、ひたすら無意識に努めてください。

 

さて、瞑想はストレス社会の現代にとてもピッタリな脳のリラックス方法だということがわかりましたよね。毎日追われる様にいろんな出来事が舞い込み、脳の中はパニック状態になります。

疲れ果てて眠る毎日より、一日一回は脳をリセットし、大切な事だけについて考える毎日の方が、心身ともに軽く過ごせます。。

多忙な毎日の生活の中で、なかなか集中できない場面があると思いますが、瞑想する習慣を作ってみてください。するときっと少しづつあなたの心のあり方や意識、そして行動が良い方向へと変化していきますよ。

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