断食と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか。修行、厳格、辛い、、、など、イメージとしてはあまり楽しくないものが多いのではないでしょうか。
しかし、この”断食”、実は心身共に自分を健やかにしてくれる素晴らしい健康法なのです。そして、極端な断食までしなくても、軽い断食をするだけでダイエットにも効果はてきめん!
健康面からも推奨されるプチ断食、試してみたいですよね。
色んなダイエットを試しては失敗ばかりという方も、これからダイエットを始めたいという方も、知って得するプチ断食ダイエット、さっそくその方法を紹介します。
コンテンツ目次
ダイエットを軽い断食で成功させる為の9つの心構え
断食とは何かを知る
断食=絶食療法と言われるように、食べ物を摂取しないという医療方法の一種です。
また、宗教的な断食もあり、これは精神面での効果を目的としています。つまり断食と言うのは、心身共に自分を強くするもの、健全な状態をキープするための健康法と考えて良いでしょう。
ただ、完全な断食と言うのは方法を熟知していないと危険を伴います。
私たち現代社会人には、今回のテーマにも挙げている軽い断食が身体的、精神的にも適しています。
断食をすることで体内におきる変化を知る
では、断食をすることでどういった効果があるのでしょうか。キーワードは、”デトックス”と”内蔵の休息”。デトックスとは、体内の毒素や老廃物を取り除くこと。
そして内蔵の休息、これは文字通り、内蔵を休めることですね。失敗しないダイエットに必要不可欠なのは、体の中をクリーンにすることですが、そのためには内蔵を休め、老廃物を排出しやすい状態にする必要があります。
そして体脂肪を燃焼させることで体重の減少につなげます。つまり、断食=食べない(プチ断食=少量の食事)をすることで、体内の機能を休め、溜まった老廃物を出し、本来あるべき健康的な状態にする、ということです。
わかりやすい例を挙げてみましょう。食べ過ぎたな、と感じる時、体はだるいですよね。便秘にもなりがちです。
それは内蔵がなまけている、うまく機能していないからなんですね。食べ過ぎることで新陳代謝も悪くなり、脂肪も溜まりやすくなるのです。
腹八分目というのは、健康でいるための方法としてよく言われていますが、これはまさに体内を正常に保つための日常の健康法。
そしてプチ断食は、腹八分目より早い効果を得るための手段、体内デトックスを素早く促す方法、と考えても良いでしょう。
プチ断食を始めるにあたって
じゃあ早速プチ断食を始めよう!明日から食べません!ちょっと待って下さい、それでは100%ダイエット成功とはなりませんよ。
断食と言うのは我慢比べではありません、体にそれなりの準備が必要です。プチ断食の前日は食べ納めをするのではなく、昼食から軽めにして行きましょう。
油分も控えめにし、炭水化物も少なめに。お米ならおかゆにしてかさを増すのも良い方法です。こうやって食事の量を減らすことで、当日のお腹の減りがましになります。
普段の食べ過ぎをコントロールする、そう捉えて体に負担のかからないよう準備をしてあげましょう。
プチ断食の方法
では、今日がプチ断食決行の日です!がんばるぞっ!気合いが入っていいですね、成功したいですね!と言いたいところですが、前項でもお話した通り、これは我慢比べではありません。
気持ちはなるべくフラットに、体内を休ませてあげるという穏やかな気持ちを心掛けましょう。そしてこれはプチ断食ですから、まったく何も口にしない訳ではありません。
水分補給は大切ですので常温のミネラルウォーターは意識的に飲んで下さい。デトックス効果も高まります。
また、小さくカットした果物、糖分を含んでいないヨーグルトなどを食べるのも良いです。
噛むという行為が空腹感をやわらげ、ヨーグルトで腸内環境を整えてあげられます。他には野菜スープもおすすめです。もちろん、お腹いっぱいになっていては意味がないですから、量はなるべく少なくして下さいね。
大事なのは、”食事を極力控えて内蔵を休ませる”ということ。これを意識すれば、口にする量も少しづつ、水分もゆっくりと摂取できるはずです。
このプチ断食は1~2日を限度として下さい。
プチ断食実行後
さて、プチ断食を終えた次の日ですが、食事はどうすべきでしょうか。前項の話を理解して頂いてれば答えはおわかり頂けますね。もちろん、”お腹が空いた、ご飯食べるぞ!”ではダメということです。
プチ断食の翌日は、前日の食事(果物、ヨーグルト、野菜スープ)に加え、お粥やお豆腐、温野菜など胃腸に負担のかからないものにしましょう。
胃も小さくなっていますから、いきなりガツガツと食べるのではなく、少しづつ様子を見ながらにして下さい。翌日に大事なのは、休ませた体内環境を優しく起こしてあげることです。
プチ断食をする上で気をつけること
ここでプチ断食をするにあたって、気をつけていただきたい点を挙げておきます。
何度も申し上げますが、断食=ダイエットにつながるには、体内環境を整えるという大事なポイントがあります。そしてそのためには、心身共に落ち着いた状態でいることが大切です。
ですから、前日からカフェイン、お酒などの摂取はやめておきましょう。当日は食事の摂取カロリーも低いので、過度の運動も厳禁です。
気持ちの良い程度にストレッチしたり、気分転換の軽いウォーキング程度にしておいて下さい。こういう機会にゆっくり読書をするなど、普段できない事をしてみるもの良いですね。
大事なメンタル面について
さて、今回は主にプチ断食の健康面についてお話ししていますが、プチ断食はメンタル面にも影響と与えることをもうお気づきでしょうか。
ダイエットを成功させるためには体内をクリーンにすること、とお話しましたが、そのために、心を穏やかにすること、なるべくストレスを持たないこと、そしてゆったりとした気分で本を読んだり音楽を聞いたりする、そんな時間を持つことで、心のゆとりができ精神的にもクリーンな状態になれるのです。
最初にお話した”断食とは何か”でも触れたように、心身共に健康になること、言い方を変えれば、心と体、どちらも良い方向に持って行くことがダイエットの成功につながるということを覚えておきましょう。
プチ断食=ダイエットの方程式を理解する
ここでもう一度、ダイエットを成功させるために大事なポイントを押さえておきましょう。
ダイエットと聞くと、体重を落とす=ひたすら食事を我慢!となりがちですが、魅力あるスタイルになるために、まず体の中からきれいにする、お掃除してあげる、そう考えることが大事ということはもうおわかりですね。
そして、その考えを持っていれば、好きな物を食べる我慢!というダイエットの辛さも自然と無くなります。
ダイエット成功の鍵は、自分の体を健やかな状態にすることですが、それには自分の体をどういう状態に持っていくべきか、それを心身共に理解することが大切です。
”ダイエット=食べない”という方程式ではなく、”プチ断食=食事を極力控え体内環境を良好にする=ダイエットにつながる”、という方程式であることを十分に理解しましょう。
プチ断食を継続させる
最後に、プチ断食でダイエットを成功しそれをキープさせるために、この健康法を継続されることをおすすめします。
体内環境を整え、ダイエットに成功したとしても、その後の食生活が元に戻ればリバウンドするのは当然のことです。自分磨きや体のメンテナンスのためにエステやリラクゼーションに通うのと同じように、このプチ断食を定期的に取り入れ健康的な身体をキープさせましょう。
プチ断食をするタイミングは、体重が増加した時、便秘がちな時や、風邪など病気ではないのに体が重く感じる時などが良いでしょう。
何度か繰り返して行くうちに、自分の体がプチ断食を求めているタイミングが自然と分かってくるはずです。
いかがでしたでしょうか。
これら9つの心構えをきちんと理解すれば、おのずと自分の食事の仕方も変わり、自然なダイエットができるはずです。
ダイエットというのは、単に体重を落とすことでなく、体そして心の中から美しくなり魅力あるスタイルになる、ということです。プチ断食を何度か試して行くうちに、心身共に自分の変化をきっと感じられるはず!
このプチ断食ダイエット法で、1人でも多くの方がご自身の魅力を再発見できることを願っています!
まとめ
ダイエットを軽い断食で成功させる為の9つの心構え
・断食とは何かを知る
・断食をすることで体内におきる変化を知る
・プチ断食を始めるにあたって
・プチ断食の方法
・プチ断食実行後
・プチ断食をする上で気をつけること
・大事なメンタル面について
・プチ断食=ダイエットの方程式を理解する
・プチ断食を継続させる