様々な国の古からの文明・文化の中で、「宝石」として珍重されてきた天然石。 この色とりどりの石に人々が魅了されてきたのは、天然石自体の美しさの為だけでなく、人の願い事を叶えたり、体調や精神を安定させる不思議な力が輝きの中に秘めているため…。
日本でも優しい緑色をした「翡翠(ジェイド)」が呪術や祈祷でも活用され、高貴な人の墓から勾玉として加工されたものが各地で発掘されている記述を歴史の教科書などで見たことがありませんか?
古代の力ある祈祷師「卑弥呼」もこの力を活用していたといわれています。 また、葬儀の際に身に着ける数珠に使用されている「水晶(クリスタル)」も、ただ美しいからだけでなく石が持つ魔よけの力のためであることはご存知ですか?
水晶には強い力が秘められており、水晶玉による占いや、マヤ文明遺跡から発掘されたオーパーツ「クリスタルスカル(水晶髑髏)」も、マヤの人々が何らかの形で日々の生活か、祈祷に活用していたのではないかと言われております。
このようにただの装飾品だけでなく、不思議な力のある石だとしたら是非自分に合う石を選び、毎日の生活に取り入れてみたいと思いませんか?
天然石の中には貴金属店で高額で販売されているものもたくさんありますが、最近ではカジュアルなデザインのリングやブレスレット、ペンダントにネックレスなどが他のアクセサリーと大差ない価格で販売され、誰でも手軽に購入することが出来ます。
「でも、たくさんの種類の中から、自分にぴったりと合う石を探すのは難しそう…。」「もし特別な石だとしたら何を基準に選んだら良いのかわからない…。」 そんな試したいけど不安がある方に、気軽に試せる選び方のコツを7点ご提案いたします。
コンテンツ目次
願いを叶える天然石アクセサリー★
良い選び方7つの具体例
誕生月をつかさどる「誕生石」から選んでみましょう
自分に寄り添い守ってくれる石が欲しい時、また、自分用ではなく大切な人のプレゼントとして天然石を選ぶときは、誕生石から選ぶのが手軽で間違いがないでしょう。 誕生石とは自分の生まれた月をつかさどる石のこと。
一月「ガーネット」
二月「アメジスト」
三月「アクアマリン」
四月「ダイヤモンド」
五月「エメラルド」
六月「ムーンストーン」
七月「ルビー」
八月「ペリドット」
九月「サファイヤ」
十月「ローズクオーツ」
十一月「トパーズ」
十二月「ターコイズ」
自分の誕生月を象徴する石は、あなた自身との相性もぴったりです。そしてもし誕生日のプレゼントに贈られたとしたら、自分のことを考えてくれていることが素直に伝わり、とっても嬉しい気持ちになるでしょう。
あなたの想いを感じとり優しく力を貸してくれる石を探しましょう
たとえば「今日は少し疲れた」とか、「肌の調子が良くない」など体に不調が現れた時、不快な症状を改善してくれる食品やサプリメントを選び摂りいれるように、あなた自身が今密かに抱えている悩みや、手に入れたい夢、憧れを叶えてくれる石を選んでみましょう。
天然石にはそれぞれ特別な力があります。たとえば女性的な優しさや、温かい家庭を望むときはローズクオーツを。また、大切な試験の前などには集中力を高め、頭の働きを良くしてくれるソーダライトなど、様々な想いに合う石があるのです。
自分は今何を求めているのか、どんな力が欲しいのかと、まずは自分自身にそっと問いかけ、自分なりの答えを導き出してから、願いに合った天然石を選んでみましょう。
色の力を感じながら選んでみましょう
天然石には様々な色があります。そして色にはそれぞれ心理的に働きかけ良い効果をもたらすことがあることをご存知ですが? 「色の力」に着目して選んでみましょう。 不思議と色が与える作用と天然石のもつパワーとは似ている部分があります。
たとえばパワーが欲しい時に赤い色を身に着けると気分が向上し、やる気も湧いてくると言われてますが、天然石の中でも赤い色のカーネリアンやレッドアゲード、ガーネットなどは生命力を高めたり、パワーを発揮させてくれます。
また、安らぎが欲しい時には緑色に魅かれます。そして天然石の中で緑色のアベンチュリン、マラカイト、クロムダイオプサイトには、やはり癒しの効果があり、色と石との関係は密接であることが分かります。
自分が今どんな色に魅かれているか解らなくても、たくさんの色と向かい合うことで、自然と気付けるもの。丁度洋服を探しに行く時、たくさん並んだ色の中からぐっと魅かれる色の一着を見つける感覚と似ているかもしれません。まずは気軽にお洋服を選ぶときの感覚で、自分に合う天然石を探しに行ってみましょう。
チャクラと石の関係を学んで選んでみましょう
人間の頭のてっぺんから、背骨を通じて陰部にかけて、7カ所の気の出入り口があります。それが「チャクラ」。 ヨーガやアーユルベーダに詳しい方には欠かすことが出来ない神秘身体論です。
このチャクラと天然石との関係はやはり「色」で結びつけられます。 チャクラの7つの場所にはそれぞれ色が決まってます。
第一のチャクラ(肛門・尾てい骨:生命力)には赤
第二のチャクラ(臍の下・丹田:感受性・性欲)には橙色
第三のチャクラ(消化器系・腹部:自信・缶所のコントロール)には黄色
第四のチャクラ(胸の真ん中・心臓のあたり:慈愛)にはピンク
第五のチャクラ(のど仏のあたり:創造性)にはスカイブルー
第六のチャクラ(眉間の少し上:知性)にはインディゴブルー
第七のチャクラ(頭頂・百会:霊感・直観)にはパープル
この色との組み合わせから、自分がいま必要とし、良い気を取り入れたいと思っているチャクラに合わせたの天然石を探すと良いでしょう。
第四のチャクラ、第四のチャクラは、丁度ペンダントやネックレスにしたアクセサリーを活用すると、チャクラの位置とあってぴったりですね。
デザイン、カットが気に入った石を選ぶことも大切です
アクセサリーとして作られている天然石は様々なデザインのものがあります。そして、物の形と心理的なとらえ方にも関係性があるのです。
たとえば慈愛、優しさといった柔和な感情を求めている(身に着けたい)場合ころりと丸い形やハート、シズク型の形状にひかれます。
反対に頑張りたい、目立ちたいという願望が働くときは少しとがったものや凝ったデザインに。 そして円満な関係を築きたいという時は丸やオーバルな形にと持っていて自然と気持ちが良い方に傾く傾向があります。
こうした形からくる心理作用は石のパワーに+αとなります。今の自分に必要な形はどれか。まずは実際に手に取って触れてみるとよいでしょう。
悪い影響を与える天然石ってあるのでしょうか
パワーのあるものだけに相性の悪いものは手にしたくはありませんよね。ただ、天然石自体がネガティブな力を有している場合はほとんどないようです。
たとえばクラックや傷のある石。もともと自然のものなのでこうしたことは間々あります。が、その傷自体が悪い影響を与えることはありません。逆に言えば、「傷のある石をもっているから悪いことが起きないだろか?」という不安な気持ちがわるいほうこうへと働きかけるので、気になる場合は手にしない方が良いでしょう。
また、昔から石には気が宿りやすいと言われます。 お店で購入したばかりの状態、もしくは人から譲り受けた場合は、他の人の気や想いが入っている可能性もありますので、必ずそれぞれの石に合った方法で浄化してから身に着けましょう。
ただ石自体が悪くなくても、自分自身のパワーがひどく落ち込んでいる時、強すぎるパワーの石を持つと疲れてしまうこともあります。 そんな時は無理に身に着けず、別の癒し系の石を身に着けると良いでしょう。
相性の合う石との出会いは、恋するようなときめきから…!
どんなに叶えたい願いに効く石だとしても、身に着けていて、「何となく嬉しくはないな…。」と、違和感を覚える天然石はあなたにとってふさわしくないのかもしれません。
特に、「デザインがあまり好きではないけど、願いがかなうならしょうがないかな…」と妥協をして選んでしまうと、結局は身に着ける機会も減ってしまい持っている意味すら無くなってしまいます。
パワーのある天然石とはいえ、身に着け愛着を感じるアクセサリーの一つであることには変わりはありません。 たとえば一目見て気に入った石でも、「ちょっとこの石のパワーは今の自分には必要ないのかもしれない…」と思ってあきらめてしまうのはもったいないです。
まるで恋をするような石との出会いは、単純にデザインそのものが気に入ったのではなく、あなたの中の潜在的な力がその石のパワーを欲しているのかもしれません。 知識も大切ですがそのことだけにとらわれ過ぎず、ご自分の素直な直観も大切に選んでみましょう。
いかがでしたでしょうか。
宝石のように高価だから、もしくは品質の等級が良いからという判断だけでは自分にとって合うか会わないかが決まらないことがお分かり頂けたかと思います。
天然石は人工的につくられた物ではない、雄大な大地からの贈り物。だからこそそれぞれ「個性」があるのが魅力ともいえるのではないでしょうか。
自分という個性と石との個性が出会う時…。それはきっと大切なパートナーとの出会いのように、新たな運命の一歩になるでしょう。
ご提案させていただいた選択方法をもとに、まずはアクセサリーショップなどで実際に天然石を手に取ってみましょう。天然石が専門のお店には必ず石の効力を掲載しておりますので、細かい知識が無くても大丈夫です。
そして今回ご提案した選択方法を頭に浮かべながら、ゆったりとした気持ちで石に触れていると、「あ、確かにこれは納得が出来る!」と思う方法が必ず見つかります。 さあ、あなただけの天然石アクセサリーを探しに出かけましょう。
まとめ
願いを叶える天然石アクセサリー★良い選び方7つの具体例
・ 誕生月をつかさどる「誕生石」から選んでみましょう
・ あなたの想いを感じとり優しく力を貸してくれる石を探しましょう
・ 色の力を感じながら選んでみましょう
・ チャクラと石の関係を学んで選んでみましょう
・ デザイン、カットが気に入った石を選ぶことも大切です
・ 悪い影響を与える天然石ってあるのでしょうか
・ 相性の合う石との出会いは、恋するようなときめきから…!