この世に生まれてきたからには「幸せな一生を送りたい」というのは誰もが願うことです。しかし、「幸せ」の基準というのは人によって全く異なります。他人から見て人をも羨むような生活をして幸せそうに見える人もいます。
でも実は本人は人知れず大きな悩みを抱えていて、自分の境遇を幸せだなんて全く思っていなかったり、反対に苦労が多くつまらなさそうな生活をしている人でも本人は毎日充実感を感じて楽しく生きていたりということは、世の中よく見受けられます。
つまりは、同じ環境で生活していても、その人によってその環境下にあることが幸せであったりそうでなかったりし得るということです。今あなたが自分の境遇を不遇と考えているとしても、他の人はあなたの境遇を羨ましいと思っている、ということは十分あり得るのです。
それであれば、今自分に与えられた境遇の中でできるだけ幸せを実感できるようでありたいとは思いませんか?言い換えれば「幸せ」というものは実体のないもの、いわゆる精神の投影でもあるといえます。
実体がないということは、あなたの気持ちの持ち方次第であなたはいくらでも幸せになれる、ということです。もし今あなたが自分が幸せではないと思っているのでしたらば、気持を変えることでいくらでも幸運があなたのもとに訪れるようになるのです。
では、幸運を待ち受けるためにはどのような心持ちでいればよいのでしょうか?「幸運の待ち受け」この言葉を聞いてあなたは何を思い浮かべますか?今回は幸運を待ち受ける上でのヒントについてご紹介させていただきます。
コンテンツ目次
毎日見ているだけで軌跡を招く、
「幸運の待ち受け」9つの選び方
他人のしあわせを喜ぶ
これは幸せになるうえでの基本中の基本ですね。自分の幸せのみではなく他の人たちの幸せを喜べるのであればそれだけ日常で幸せを感じる機会が増えるものですからね。しかし、そうはいっても大して親しくもない人の幸せを心から喜べるようになる、というのは難しいものです。
その場合は相手を自分の親しい人に置き換えて考えてみましょう。もし相手が自分の身内だったら?自分が散々お世話になってきた人だったら?自分がたっぷり愛情を注いできた人だったら?とその人のバックグラウンドを疑似的に置き換えて考えてみましょう。
最初は意識して疑似的な状況を思い浮かべていたとしても、それを続けているうちに自然に他人に感情移入できるようになってくることでしょう。また、他の人の幸せを喜べるようになると、他の人たちのためになることを率先して実行したくなるものです。そうなれば自分が他の人たちの幸せに貢献すること自体に喜びを感じられるようになってきます。
ささやかな喜びを見つける
これも基本ですね。ほんの些細なことでも喜べる人というのは、それだけ幸せを感じる機会や時間が他の人よりも多いということですし、またそれにより幸せに対する感受性が高くなっている分、大きな喜びが訪れた時に感じる多幸感も一入になります。
今日はお天気がいいから幸せ、肉じゃががいつもよりおいしく作れたから幸せ、綺麗な花が咲いているのを見られたから幸せ、など、ほんの些細なことに対しても幸せを感じられるようにアンテナを張り巡らしましょう。
些細なことにも気持ちが向くということはそれだけあなたの心に余裕があるということでもありますからね。これも基本ですね。ほんの些細なことでも喜べる人というのは、それだけ幸せを感じる機会や時間が他の人よりも多いということですし、またそれにより幸せに対する感受性が高くなっている分、大きな喜びが訪れた時に感じる多幸感も一入になります。
今日はお天気がいいから幸せ、肉じゃががいつもよりおいしく作れたから幸せ、綺麗な花が咲いているのを見られたから幸せ、など、ほんの些細なことに対しても幸せを感じられるようにアンテナを張り巡らしましょう。些細なことにも気持ちが向くということはそれだけあなたの心に余裕があるということでもありますからね。
見返りを求めない
人に対しても物事に対しても、見返りを期待することはやめましょう。親が子供にそそぐ愛情の表現法として「無償の愛」という言葉がありますが、他人のために何かをするとき、公共のために何かをするときは常にこの「無償の愛」を意識するようにしましょう。
親が子供に愛情を注ぐのは子供が無条件で愛おしいからなんですよね。子供に過度の期待を寄せて、子供を自分の理想通りの人間に育て上げることで幸せになろう、などと考えている親は決して幸せになれません。
自分にできなかったことを子供に押し付けていることにすぎませんから。せいぜい子供が自分の思い通りに育たなかった場合にヒステリーを起こすのが関の山でしょう。
それでは子供を持つこと、子供を育てることに喜びを見出せませんし、仮に理想通りに子供が育ったとしても、子供が自分の手を離れたときに自分の手元には何も残っていないかのような虚しさを感じることでしょう。
自分のためではなく、子供が幸せに生きていけるように育ててあげよう、と思える親こそが子育てを通して、子供の成長を見て幸せになれる親です。それと同じで人のため公共のために何かをする場合は、何かしらの見返りを期待するのではなく、常に相手の喜ぶ顔、環境にいい影響を与えられることが目的であるように心がけるようにしましょう。
自分に与えられたものを自覚する
自分はあまり恵まれていない、運が悪い、等という思いを持つことはやめましょう。確かに世の中は常に公平ではありませんし、自分の力ではどうにもならないことというのは存在します。人によっては本当につらい境遇でぎりぎりの生活をしている人もいるでしょう。
しかし、だからと言って、自分がそのような境遇にある、という事実のみに囚われていては自らを不幸に貶めていることにほかなりません。また、「他人の芝は青く見える」とはよくいわれますが、とても幸せそうに見える人でも意外と人知れず苦労をしていたりするものです。
自分にとって当たり前すぎる「幸せ」については人は皆気づきにくいものなんですよね。もう一度自分が恵まれている部分について目を向けてみるようにしましょう。
体が健康、家族がいる、兄弟がいる、日本のような平和で豊かな国に生まれた、学校教育を受けることができた、仕事がある、社会とのかかわりがある、これらはみなあなたに与えられている幸せの大きな要素です。
人生の目標を持つ
一生を通してのブレのない明確な人生目的があれば、些細なことに惑わされません。たとえあなたの平穏な生活を妨害するような物理的、精神的な障壁があったとしても、あなたの目は常にその障壁の先にある目標を見つめているわけですから、乗り越えられる方法を見出せるものです。
人生ときには選択を迫られることもあります。その場合に明確な人生目的があれば迷うこともほとんどないでしょう。些細なことに惑わされず、常に自分が目標に確実に近付いていることを実感できれば自分に対する大いなる自信にもつながります。
常に理想の自分を思い描き信じる
自分が近づきたい理想像を常に目指して努力している限り確実にあなたはその理想像に近づいています。一見成長が止まっているかのように感じる場合でも、あなたが努力を続けている限り、時間は決してあなたを裏切りません。
人によってスムーズに目標に到達する人とそうではない人といますが、最終的にたどり着く場所が同じであれば途中経過は重要ではないのです。不安にかられたときは余計なことは考えずただひたすら自分自身を信じるようにしましょう。
未来に希望を抱く
人生の目標、理想の自分像が明確で、自分自身を信じることができるようになればいくつになっても未来に希望を抱くことができます。目標や理想、というのは今の自分にないものを言います。
常にさらなる自分の成長を考えて、新たな目標を設定するということは自分の可能性を信じることでもあり、自分の可能性を信じるということは未来に希望を抱くことでもあります。未来への希望があれば毎日が楽しくなります。
目標や希望のない人生というのは惰性で生きている、刹那的な楽しみのみに甘んじているようなもので、ちょうど違法な薬物に溺れている人たちと程度が違うというだけで似たり寄ったりのようなものでしょう。
具体的な目標や希望が見いだせない場合は、今の自分に足らないものは何か、どのように変わりたいかを常に考えて、それを達成できるよう些細なことでもいいので目標設定をするように心がけることから始めましょう。その小さな積み重ねを続けていくうちに、やがては壮大な目標を持てるようになるでしょう。
新たな経験に対して好奇心を抱く
生きていれば誰しも何かしらの苦境に立たされることはあります。この世知がない世の中、ストレスの多い劣悪な環境で毎日仕事をしている人も多いことでしょう。
しかし、その辛い一時期のみに気持ちをとらわれるのではなく、大きな一生というスパンで自分の生活を見つめてみると、一生の一時期にそのような環境に身を置いてみるというのも意外と悪くはないものではないでしょうか?
人間関係でのストレス、仕事でのプレッシャーのストレス、様々な種類のストレスがありますが、例えば誰かに養われてこれといった義務もなく毎日何の不自由もストレスもなく生きられる人生を思い浮かべてみましょう。
不自由やストレスがないことは一見幸せそうにも見えますが、それなりの刺激的な経験、人並みの苦労が何もない人生というのは果たして幸せでしょうか?辛い一時期のみに気持ちをとらわれるのではなく、もっと大きなスパンでとらえて辛い経験も人生の糧、多くの経験を積んだ後で回想した際の懐かしい思い出になっていることを忘れないようにしましょう。
辛い境遇にあるときは、そのような試練を経験する新たな機会が得られたととらえるようにしましょう。そう考えれば多少の辛い経験に対しても寛容に、あるいは積極的に受け入れられるようになるでしょう。
荒野に咲く一輪の花を思い浮かべる
あまりにも辛くて頭で論理的にストレスを処理できないときは、殺伐とした荒野に咲く一輪の花を思い浮かべてみましょう。小さな可憐な花でもいいですし、あでやかな大輪の花でも構いません。
とにかくあなた好みの美しい花を思い浮かべてみましょう。からからに乾いた大地にポツンと一輪その花のみが咲いていて、周囲には植物と思われるようなものが何もなく、時々すさんだ砂嵐のような風がその花を根こそぎにするかのように吹き付けている、それこそ殺伐とした状況を思い浮かべてください。
植物にとって非常に過酷な条件の中にありながら、ただひたすら美しく咲き続けている花、花自身は自分の力で移動することはできず、自分の根を張る場所として定められた場所にある日出現し、そこでひたすら生命を全うしようとしている、けれど、美しくついそれを見た人の目を引いている、そんな状況を思い浮かべてみましょう。
あなたもその花のような生き方をしてみようと思いましょう。殺伐とした環境にあっても周りと同化せず、美しさを失わず必死に咲いている花、花自身は自分が美しいことには全く気付いていないでしょうが、それを見た人には感銘を与えます。
いかがでしたか?
もしあなたが今までずっと大して幸せではなかった、と思っていたのであれば、その本当の原因は物質的なことでもなく、あなたを取り巻く環境でもなく、意外とあなた自身の心の中にあったのかもしれませんね。
物質的なことや自分の境遇というのは、あなたの力だけではどうにもならない部分もあります。でもあなたの心を支配できるのはあなた自身しかいないのですからね。
まとめ
毎日見ているだけで軌跡を招く、「幸運の待ち受け」9つの選び方
・他人のしあわせを喜ぶ
・ささやかな喜びを見つける
・見返りを求めない
・自分に与えられたものを自覚する
・人生の目標を持つ
・常に理想の自分を思い描き信じる
・未来に希望を抱く
・新たな経験に対して好奇心を抱く
・荒野に咲く一輪の花を思い浮かべる