結婚は人生を豊かにするもの。心に決めた結婚相手とこの先の人生を歩んでいくなんて、考えるだけでわくわくしてしまいますよね。
でも、裏を返して言えば、結婚相手にはあなたの人生を全て預けなければならないということ。結婚したことを後悔する結果に終わってしまえば、あなたの人生に直接痛手を負うことになりかねません。理想の相手との結婚生活を夢見る前に、まず相手が生涯の伴侶としてふさわしいかどうか、きちんと見定める必要があります。
結婚はタイミングが重要だと言われており、年齢的な時間との戦いでもあります。効率よく、失敗しない結婚相手を選ぶには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。そこで今回は、結婚相手を見定めるときに、重要となるポイントをお伝えします。
尊敬できる人であるか
結婚生活に不満を感じている方々の、「なんでこんな人と結婚しちゃったんだろう……」というセリフは、よく耳にしますよね。最初は本当に相手のことが好きで結婚したカップルでも、結婚生活がマンネリ化すると、恋愛感情が薄れ、どうしても相手の悪いところばかりが目に付きがちなもの。
ですから、結婚相手には、感情的な好意と別に、理性的に尊敬できるポイントがあることが大切です。まずは、相手の尊敬できるところを探してみましょう。
また、「あなたの○○なところ、尊敬してる」と、口に出して言ってあげると、結婚相手も嬉しいに違いありません。もちろん、自分も相手から尊敬されるように心がけることも大切です。
生活スタイルが自分に合っているか
あなたは、結婚相手が家事をすべて自分に押し付けてきても、我慢できますか?心に決めた男性と言えど、他人と暮らすということは、簡単なことではありません。
掃除や洗濯の頻度、整理整頓のしかた、ゴミの捨て方、節電の意識……。バスタオルを使ったら、毎回洗うか否かで喧嘩に発展することだってあります。生活における細かい価値観の違いが、大きなストレスを生むことも。
外に出るときはまともでも、普段の生活は信じられないほどズボラな人もいます。育った環境の違いから生まれる文化の違いは、一緒に暮らしてみないとわからない面が多いものです。できるだけ結婚前に、相手の生活スタイルを知ることが必要です。
軽率な発言をしない人であるか
「一生大切にします」「世界一幸せにします」といったセリフは、女性なら一度は言われてみたい、夢のような言葉かもしれませんね。
男性の中にはこういった言葉を日常的に使う人がいます。でも、こういった言葉はプロポーズなど、重要な場面で使うもの。そもそも、「一生」「世界一」などという表現は、スケールの大きさを盾にした、非現実的で無内容なものですよね。
はっきり言って、こういった種類の言葉を簡単に口にする人は信用できないでしょう。約束しても守れるはずがないのですから。薄っぺらな発言に惑わされずに、結婚相手の内面をきちんと見極めましょう。
将来設計を理解できる人であるか
結婚相手を決めるにあたって、男性の仕事の安定性を指標にする人は少なくありません。どんな職業であろうと、その仕事を応援できるのであれば問題ないでしょう。しかし、男性の中には、何歳になっても「冒険したい」「夢を追いかけたい」と考える人がいます。
今は安定した職業に就いていても、将来的に転職や起業、投資などという野望を胸に秘めている人も少なくありません。職種や勤め先を変えるということは、生活の基盤が変わるということ。あなたが狙っているその男性、一生ついていけますか。
周囲にもある程度認められる人であるか
「恋は盲目」とはよく言ったもので、一度相手のことが好きになると、冷静な人でも周りが見えなくなるものです。恋愛結婚は、その時の勢いでゴールインしがち。でも、結婚相手を客観的に見ることも、相手を信頼する上で大切なポイントではないでしょうか。
恋愛感情というフィルターがかかると、本質を見失います。「結婚するならこういう人がいい!」と事前に条件を見繕っておいても、恋愛感情に振り回されてしまうと、結婚後に失敗に気づくことになってしまうかも。
最終的に決断を下すのは自分なのですから、第三者の評価を聞いてから結婚に踏み切っても遅くはありません。信頼できる家族や友人の評価に耳を傾けてみましょう。その際には、自分が見定めた相手を悪く言う人の意見でなく、きちんと評価してくれる人の意見を聞きましょう。
結婚相手を選ぶときに重視するポイントをまとめましたが、合理的な判断が求められるものが多いですね。結婚は、タイミングを重視しがちなために、つい感情的に踏み切ってしまう場合も多いです。
しかし、結婚してから後悔しない相手を選ぶには、上に挙げたようなポイントを確認して、冷静な判断をすることが求められます。聞こえの良い言葉や、経済的余裕などの表面的な魅力だけで判断することは、幸せな結婚生活に直結しません。結婚相手選びに無駄な労力を増やさないためにも、最低限のポイントをしっかり確認しましょう。
今の時代は、結婚しなくても幸せに生きていける時代です。それでも結婚に踏み切るならば、互いの人生を豊かにできるような、有益な関係作りを目指しましょう。
まとめ
結婚相手を選ぶなら
・尊敬できる人であるか
・生活スタイルが自分に合っているか
・軽率な発言をしない人であるか
・将来設計を理解できる人であるか
・周囲にもある程度認められる人であるか