座禅の効果を使って無理なく簡単に実行できる心身リラックス術

座禅の効果を使って無理なく簡単に実行できる心身リラックス術

あなたは「座禅」という言葉から、どのようなイメージを受けますか?「シーンとしたお寺で、あぐらをかいて座り、姿勢を正す。そして、グラッとした時に、後ろから棒のようなもので、肩をパシーンって叩かれる。とても痛そう。おまけに、足まで痺れる」といった感じでしょうか?

このように、「座禅」というと、何やらとても厳しい修行のように思われますが、実は、心と体をリラックスするために、とても効果があるのです。この頃、イライラして、ストレスが溜まっているという人に、是非お勧めしたいリラックス方法のひとつです。あなたも「座禅」を試してみませんか?

 

座禅の効果を使って
無理なく簡単に実行できる心身リラックス術

 

 

セロトニン(神経伝達物質)が弱くなると危険です

私たちの体の中には、「セロトニン」という神経伝達物質があります。一般的に、体をよく動かす人は、このセロトニンが健康な状態を維持しています。ところが、体をあまり動かさない生活をしていると、セロトニンが弱くなってしまいます。

このような状態が長く続くと、セロトニンが、正常に働かなくなってしまい、他者を攻撃する、いわゆるキレやすいなどの問題行動を起こしてしまいます。また、精神的に過敏になり、パニック障害を起こしたり、うつ状態に陥りやすくなってしまいます。

 

座禅と呼吸法でセロトニンを活性化させよう

では、どうすれば、弱ってしまったセロトニンを活性化させることができるのでしょうか。効果的なのものは、「ウオーキング」や「ジョギング」などの有酸素運動や深く呼吸する「腹式呼吸」などです。そして、座禅をする時も、意識して呼吸を行います。

この呼吸法が、セロトニンを活性化させるのです。座禅で行うゆっくりとした呼吸法や、腹式呼吸は、精神の安定に効果があります。これによって心が落ち着き、すぐにキレるということもなくなります。座禅による呼吸法を、毎日15分~30分、3カ月ほど続けると良いでしょう。

 

自分の心や悩みを冷静に考えましょう

辛いことやイライラすることがあった時こそ、冷静になりましょう。感情的になっても問題は何も解決しません。「冷静になる」これはとても難しいことですが、座禅の呼吸法を実践しながら、その時感じた、怒りや悲しみなどの気持ちを、ゆっくりとやわらげていきましょう。

そうして、心が落ち着いたら、自分自身を第三者の目で見るようにしてください。冷静に自分を見ることで、今抱えている問題が、大きな悩みに発展してしまうこともなく、上手く対処できるようになります。

 

偏った考え方はやめましょう

極端に悲観的な考え方は、自分を苦しめるだけです。マイナス思考の人は、行動すべてが悪い方向に向いてしまいがちです。自分が偏った思考だと誰かに指摘されたら、それを受け入れる気持ちの余裕も必要です。

そして、極端な考え方に陥らないために、目の前の事に意識を向け、自分が何をすべきか考えていきましょう。このような時、座禅をして、ゆっくり落ち着いて考えれば、最悪の事態になることはありません。心を落ち着けてしっかり考えましょう。「もうダメだ」と決めつけてはいけません。

 

自分の願いを再確認しましょう

自分の夢の実現や、目標のために、一生懸命努力していても、いろいろな障害は付き物です。それらに負けてしまわないように、今、自分ができることは何かを考え、行動しましょう。座禅をしながら、もう一度、自分の夢や目標を思い出してください。

そうすると、自分の願いの実現のために、こんなところで、こんなくだらないことで、つまづいてはいけないと気づき、実現のための行動に意識を向けることができるようになります。自分の気持ちを再確認するということは、悪いことではありません。

 

他人を思いやる心が生まれます

幸せな人は、他人を攻撃したり、陥れたりしません。あなたに対して、理不尽な言動をとる人は、「心が不幸な人、かわいそうな人」だと思ったほうが、賢明です。「あの人のために、自分が悩んでいてもしようがない。

それよりも、自分がやるべきことをしっかりやって、自分を大切にしよう」と思えるあなたは、心の広い素敵な人です。相手と同じ土俵に立って、相手を攻撃するよりも、相手より一段上に立てるようになりましょう。座禅のゆっくりとした呼吸は、気持ちもゆったりさせる効果があります。

 

ストレスフリーな自分になりましょう

座禅や腹式呼吸を続けていると、セロトニンが常に活性化されているので、ストレスを受けても、自分の感情を上手くコントロールできるようになります。考え方も、前向きでポジティブになっていくことでしょう。

また、座禅をすることで、集中力や思考、判断力も活性化し、コミュニケーション能力も高まります。明るく、前向きな自分になることで、ストレス知らずのあなたになれるのです。これこそ、座禅の一番の効果と言えるのではないでしょうか。

 

いかがでしたか。

座禅による呼吸法などの効果で、イライラしていた心が落ち着き、自分自身を冷静に見ることができるようになります。そして、日々の生活の中で、いろいろな問題が起きても、目の前のことをよく考え、行動するように心がけていけば、決して悪い方向へは行かないでしょう。

様々な問題も、どうすれば良いのか、じっくり考え、自分自身で答えを導き出すことができるようになります。また、「座禅に興味があるけれど、どのようにすれば分からない」と言う人は、お寺で座禅体験をしてみてはどうでしょうか。最近では、気軽に座禅体験ができるお寺があります。きっと、心と体をリラックスさせることができるでしょう。

 

まとめ

座禅の効果を使って無理なく簡単に実行できる心身リラックス術

・ セロトニン(神経伝達物質)が弱くなると危険です
・ 座禅と呼吸法でセロトニンを活性化させよう
・ 自分の心や悩みを冷静に考えましょう
・ 偏った考え方はやめましょう
・ 自分の願いを再確認しましょう
・ 他人を思いやる心が生まれます
・ ストレスフリーな自分になりましょう

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