芸能人やスポーツ選手の間でよく見られる年の差婚。どんなに話題になっても、一般人としては、受け入れに戸惑うというのが本音ではないでしょうか。
年が離れていると価値観も違うだろうし、一緒に暮らすのは大変ではと思ってしまうため、年の差婚というと離婚率も高いのだろうと考えてしまいますが、実はそんなことはないのです。
男女の意識が比較的同等なアメリカなどでは年の近いカップルの離婚率が低く、年が離れるほど離婚率が高くなるといわれてきましたが、日本では逆に、5歳以上年が離れたカップルの方が離婚率は低くなる傾向があると述べている調査もあるのです。
そこで今回は、年の差婚カップルの離婚率が以外に低い理由についてお伝えします!
コンテンツ目次
徹底解明!年の差婚をした
夫婦の離婚率が低いワケ
年の差婚の夫婦は「価値観の違い」を覚悟しているから離婚率が低い!
離婚の理由で一番多いのが、「性格の不一致」です。
これは、夫婦どちらかの浮気であるとか、暴力であるとか、経済的困難であるとかいった分かりやすい理由が見つからないときによく使われる離婚理由ですが、実際に離婚した人に訊いても、「とにかく性格が合わない」「価値観が違いすぎ」といった理由をあげる人が結構います。
お見合いの多かった昔ならともかく、付き合ってから結婚するのだから、性格の違いや価値観の違いなど、結婚前に気付きそうなものだと思うのですが、結婚に至るときは気持ちが盛り上がっているので、なかなかお互いの悪いところに眼が行かないものなのです。
その点、年の差のあるカップルの場合、結婚する前に充分この点について考えています。年の差のある相手との結婚を考える際、真っ先に思い浮かぶのが、年齢が違えば価値観や考え方も違うはず、一緒にやっていけるのだろうか、というマイナス部分についての考察です。
年の差カップルの場合、この点をしっかり考えて、それでも結婚しよう、と思えるようでなければ、結婚には至らないのです。
したがって、結婚して、実際に価値観の違いを発見しても、「ああ、やっぱり。でも、まあ、年が違うんだからしょうがないか」と諦めて受け入れることが出来るのです。
多少嫌なところがあっても、すぐに離婚という言葉が頭に浮かばないのは、最初に覚悟があるからなんですね。
年の差婚の夫婦は「年の差」を理由に我慢するから離婚率が低い!
年の差婚の夫婦の離婚率が意外に低い二つ目の理由は、まさにその「年の差」ゆえに、我慢できるから、というところにあります。夫が年上であれ、妻が年上であれ、年の差の大きい年下の相手と結婚するからには、相手が自分より「幼い」ことは最初から分かっています。
むしろ、子供っぽいところがあると知っていても、そこが可愛いと思える人が年の差婚に踏み切るのです。ですから、結婚してから喧嘩になったりしても、相手はまだ若いんだからしょうがない、と思って我慢することが出来るのです。
一方、年下である妻や夫のほうも、「年の差」ゆえに我慢することができます。妻が年下なら、夫はずっと年上だから多少頑固でもしょうがないと最初から諦めているので、同年代カップルのように、派手な喧嘩にならず収まることが多いのですね。
同い年カップルなど、年の近いカップルだと言いたい事をはっきり言いすぎて大きな喧嘩になるところが、相手は「年上だから」「年下だから」という理由で我慢してしまうということです。
また、夫婦の年齢があがるにつれ、年下の方が成熟し、年上の方が穏やかになりますので、衝突することも少なくなります。お互いに対する労りがあれば、そのまま長続きする夫婦も多くなるということです。
年の差婚の夫婦は経済的に安定しているから離婚率が低い!
年の差婚の夫婦が意外に離婚しないのは、経済的に安定しているカップルが多いからです。離婚する夫婦というのは、経済的に逼迫している家庭が多いものです。
直接の離婚原因は夫側のDVであったり、モラハラであったりする場合も、その根幹には経済的な困窮による家庭不和があるケースが多いのです。経済状態が悪いと、どうしても家庭内での関係もぎすぎすしてきます。
いわゆるデキ婚などで10代で結婚したカップルなどが早々に離婚してしまうのは、大人として熟していないというだけではなく、経済的に安定していないという要因も大きいのです。
経済は夫婦生活の基本ですので、その基盤がしっかりしている夫婦というのは、多少の揉め事があっても修復しやすいのですね。
その点、年の差婚で結婚したカップルの場合は、男性に経済力があるケースが多いといわれています。特に、男性が年上の年の差婚は、男性が高収入であることが多いといわれています。
また、女性が年上の年の差婚の場合も同様で、女性が財産や手に職を持っていることが多いため、やはり経済的に安定しています。実際、仕事に没頭して結婚が遅れた人が年の離れた相手と結ばれた年の差婚夫婦も覆いのです。
こうしたカップルでは、夫婦の財産に余裕があるので、喧嘩や揉め事が起こっても、案外あっさりと収まってしまうものなんです。やはり、結婚するには経済的な安定が第一なんですね。
年の差婚の夫婦というのは、周りからみると長持ちしそうにないように見えるものですが、意外に離婚率が低いといわれています。その理由は、夫婦の離婚理由の第一位である「性格の不一致」について、結婚前からしっかり考えているから、というのがあげられます。
年の差があれば、価値観が違うのは当たり前のこと、と結婚前から考えているので、ちょっとのことでは動じないのですね。また、年の差婚の夫婦は年の差ゆえに、相手を許して受け入れることが出来ますので、その点でも喧嘩になりにくいという利点があります。
さらに、年の差婚の夫婦には、結婚生活の基盤である経済が安定していることが多いので、多少のトラブルがあっても乗り越えられることが多いといえるでしょう。第三者から見ると危なっかしいように見える年の差婚夫婦ですが、意外に安定しているところもあります。
まとめ
年の差婚をした夫婦の離婚率が低いのは、
・価値観の違いを覚悟しているから!
・「年の差」を理由に我慢できるから!
・経済的に安定しているカップルが多いから!です!