サファイヤが持つ意味と素敵な言い伝え

サファイヤが持つ意味と素敵な言い伝え
パワーストーンの一種として有名なサファイアは、輝くような光沢と神秘的な色が素敵ですよね。サファイアは、ダイアモンドの次に硬い石である事から、「持ち主に強靭な心を与える」という効果があります。

その神秘的な効果は、はるか昔から人々の心を惹きつけ、数多くの有名な歴史上の人物が愛したという言い伝えがあります。

そこで今回は、サファイアが持つ意味と素敵な言い伝えについてお伝えします。「サファイアのパワーにはどのようなものがあるんだろう?」と疑問に感じている方や、「そもそもサファイアって、どのような時に使われていたパワーストーンなのか知りたい!」という方も、ぜひサファイアにまつわるエピソードをご覧ください。

「神に近い石」として聖職者や権力者が身に付けていた

キリスト教会のイメージ
サファイアの言い伝えは、なんと古代までさかのぼります。「神に近い石」として貴重な扱いをされていた、このパワーストーンは、権力のある人や聖職者によって信奉されていました。持ち主に安定を与え、争いごとや妬みから守るパワーがあるサファイアの効果は、はるか昔から注目されていたのです。

古代ペルシャでは、サファイアの神秘的で綺麗なブルーの色が空に影響を及ぼした事によって青空が出来たという言い伝えがあるほど、信仰されていたパワーストーンでした。また、古代ローマや古代ギリシャの王様は、このパワーストーンを指輪や冠にしていました。「神に近い石」は、王族や権力者に威厳を与えるような迫力を演出していたのでしょう。

サファイアには「持ち主のインスピレーションを高める」という点や、「持ち主に冷静な判断をさせる」という意味があります。その点からも、国を安定させたり、グループの団結力をさらに高めたいと感じていた指導者に愛されていた点が頷けますよね。

 

サファイアの強大なパワーが、ナポレオンの人生に影響を及ぼした

ジョセフィーヌとナポレオンのイメージ
かのフランス大皇帝、ナポレオンにもサファイアにまつわるエピソードがあります。彼が皇帝になって約三ヶ月後のこと、アーヘンの都では宮廷礼拝堂をカール大帝が建設してから1000年を迎える時期でした。

ポレオンの妻、ジョセフィーヌがある日、大聖堂を訪れました。その大聖堂の中は多くの聖遺物を保有していました。彼女の参拝時、職員は特別な待遇をしました。最も珍しい宝である「カール大帝の守護石のサファイア」を見せてあげたのです。

ジョセフィーヌは、ナポレオンのドイツ征服が成功した暁には、その聖遺物の中から好きな物を献上してもらえるという約束をしていました。

ナポレオンは当時、カール大帝に強い憧れを持っていました。そこでジョセフィーヌは「このサファイアをいただくわ!」と言い、大聖堂の職員は慌ててしまいました。ただ見せるだけの予定だったにも関わらず、一番の秘宝である守護石を引き渡してしまいました

このサファイアには「持ち主が世界を征服する」と言われるほどのパワーが込められていました。しかし、ナポレオンはその意味を知らぬまま、奥さんに渡してしまったのです。なぜなら、サファイアには「貞操を守る」という力があり、彼女の浮気を防止したいと考えていたからです。

実際にその効果は抜群で、ジョセフィーヌがサファイアを手にしてからは、献身的に夫を支えるようになったという言い伝えがあります。

しかし、今度は石を譲ったナポレオンが浮気をするようになってしまい、ジョセフィーヌとは離婚をしてしまいました。それでもジョセフィーヌはナポレオンを愛していた事を示す為に、離婚に関する宣言文を自分で読みました。

その事に感激して、ナポレオンは年金や豪華絢爛な宮殿、数十人の侍従を付けて彼女を送り出したため、亡くなるまで何不自由なく暮らす事が出来ました。ナポレオンは、一時期は成功を収めましたが、最終的には島流しとなって亡くなるという最期を遂げています。

 

愛を深める効果があり、ダイアナ妃の婚約指輪にも使われていた

ダイアナの手と指輪イメージ
サファイアには、「夫婦間や恋人間の愛情を深める」という効果もあると言われています。このパワーストーンを胸元や指に飾ると、恋愛運が上昇するという意味があります。その為、恋人へ贈るエンゲージリングとして贈るのに相応しい石であると信じられています。

1981年には、イギリスのチャールズ皇太子が、王妃であるダイアナ・スペンサーにブルーサファイアの婚約指輪を与えました。

サファイアの美しいブルーは魅力的でありながら、どこか神秘的な輝きをしていますよね。あまりに澄んでいて、全てを見透かすような美しさである点から、「浮気をするとサファイアが変色する」という言い伝えがあり、男性が女性に浮気を防止してほしいという願いを込めて贈るパワーストーンでもあります。

 

今回はサファイアが持つ意味と素敵な言い伝えについてお伝えしました。現代でも多くの人に愛されているパワーストーンの一種ですが、この神秘的な輝きの石が古代から貴重な扱いを受けていた事に驚きを感じたのではないでしょうか。

美しいブルーの色から「青空が作られた」という伝説や、「ナポレオンとジョセフィーヌの明暗を分けた」というエピソード、「ダイアナ妃の婚約指輪に使われた」という点からも、そのパワーが強大である事が、はるか昔から注目されていた点が興味深いですよね。

持ち主のインスピレーションを高めたり、浮気を防止したり、恋愛運を高める、などなど、まるで万能とも言えるような強力な力を持ったパワーストーンの一つといえるでしょう。記事を読み、興味が湧いたという方は、ぜひお気に入りの石を手に入れ、効果を実感してみてはいかがでしょうか。

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