海外旅行でも国内旅行でも大人気のパワースポット巡り。訪れるとなぜか力が出る、そんな特別な場所であります。現在では聖地と呼ばれる神社やお寺が多くありますが、古来より自然は宗教関係なく、崇拝されていました。
山や大地、川や海など自然の大地の力を改めて感じると、自分の中にも眠っていた力を呼び覚ますのでしょう。日本国内でも、ずっと悩んでいた事が、その場を訪れると、解決してくれた、効果絶大だった、と言う聖地も各地に多々あります。
例を漏れず、西日本にも聖地は多く、特に関西地方では、歴史ある聖地が多くあります。ですので、今回は中でも、新緑の時期や、暑い時期には涼みにいける、山の歴史のある7つの聖地をご紹介します。
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空から降り注ぐエネルギーを感じよう～鞍馬山 鞍馬寺（京都）～
パワーは関西一とも呼ばれる京都の鞍馬寺。源義経(牛若丸)の幼少時代に天狗との修行を描いた物語である、能の”鞍馬天狗”の舞台ともなっている鞍馬山。小説や映画、テレビドラマにもなっています。
山岳信仰の象徴である山の神や妖怪とされる天狗ですが、中でも鞍馬山の天狗は全国各地の天狗の総本家。パワースポットとしては、本殿の前庭の石畳が金剛床と呼ばれ、六芒星の中心に立つと最も強いパワーを感じると言われています。
鞍馬寺本殿から山道を奥の院魔王殿へと向かう途中に「木の根道」と呼ばれている道があります。地質の大部分がグリーンストーンや石灰岩で、2億6000年前の赤道付近のものが、1億数千年かけて移動してきたとされています。
まるで人間の血管が皮膚から浮き出ているような、生命エネルギーが湧き出る感じを受けるでしょう。鞍馬山でもエネルギーが強いとされている奥の院 魔王殿。
後に天狗と呼ばれる元となった、650万年前に金星から地球に降り立ったという護法魔王尊が祀られています。そして、鞍馬寺参詣を終えたら、せっかくなので、平安時代の人気歌人 和泉式部が、夫の心変わりに悩み、夫との復縁を祈願し叶ったり、皇室とも結びつきが強い、水の神が祭られている貴船神社（運気アップ、縁結び、諸願成就）も併せて訪れたいですね。
世界の崇高なエネルギーを感じ取ろう～比叡山 延暦寺（滋賀）～
比叡山延暦寺は京都の鬼門に位置し、古くから山岳信仰の山として、延暦寺という名の一塔の建物は存在せず、山そのものを延暦寺と表していて、日本仏教の母山と仰がれていました。
最澄が延暦７年（７８８年）に開創し、織田信長によって比叡山は全山焼き討ちされた事も誰しも教科書で学ぶのではないのでしょうか。世界からも注目され、ユネスコ世界文化遺産に登録された、比叡山延暦寺。仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、シーク教、儒教の代表者が集まり、世界宗教サミットも毎年開催されています。
多くの願いが集まるところ、叶える力を受け取ろう～伏見稲荷大社 （京都）～
全国のおいなりさんの総本山が京都の伏見稲荷大社です。稲荷信仰は矢の的のお餅が白い鳥に変化して、山に沢山の稲を実らせた、という稲荷山が原点です。
おいなりさんと聞けば、神様は狐とイメージする方もいますが、神様の使いで、稲がなった所から「イナリ」は来ています。大社は鎮座より1300年を越えています。
パワースポットとしてはいくつもの鳥居が並んでまるで吸い込まれそうな千本鳥居が良いでしょう。鳥居一つ一つくぐる事によって、願いが通る＝叶うとされています。鳥居を始め、大社は24時間開放されているので、早朝と夜間で違ったエネルギーを感じ取ることができるでしょう。
太古の時代からのエネルギーを受け取り瞑想しよう～三輪山 三輪明神 大神神社（奈良県）～
古来より神の山として、山岳信仰の元となる日本最古の神社とされている大神神社。「日本書紀」「古事記」にも記されたりしている話題の山。
珍しい三ツ鳥居を通して三輪山を参拝するという形をとっており、そちらがパワースポットとしては最も強いでしょう。しかし、近年では三輪山登拝も解禁され、踏み入れる覚悟があれば、登ってみるのもいいでしょう。
真理に目覚めよう～高野山 金剛峯寺（和歌山）～
総本山金剛峯寺といえば、真言宗総本山ですが、蓮の花の形をした地形でさらに、「一山境内地」といい、高野山全体がお寺とされていました。泥の中から咲く蓮の花は仏教で人生にたとえられる事が多く、道が開けるでしょう。
また、平成27年弘法大師空海による道場建設から1200年の年を迎えています。高野山の中でも強いパワースポットは、奥の院で、大きな杉の木やあらゆる人たちの供養塔が並んでいます。
再び生まれ変わり心機一転しよう～熊野三山（和歌山）～
熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称です。熊野は熊野古道に代表されるように神聖な自然が多く、自然信仰、山岳信仰の対象となってきました。
熊野本宮大社の主祭神は阿弥陀如来で、熊野速玉大社は薬師如来、 熊野那智大社は千手観音が祀られています。平安時代以降には熊野全体が浄土の地、よみがえりの地であるとされ、お伊勢参りと名が並ぶほど、数々の人が熊野詣でをしました。
中でも速玉大社の奥宮、元宮でもある重要な神社、神倉神社にある、カエルと表現される、大きな「ゴトビキ岩」は、源頼朝が寄進したものと伝えられている非常に急な石の階段が続きた後に、ようやくたどり着ける霊石で、大地のエネルギーを感じることができるでしょう。
さらに、熊野那智大社の別宮である、那智の滝は、高さや水量が日本一で日本三大名滝の一つです。水のエネルギーや、マイナスイオンをしっかり感じ取りましょう。
それぞれのルーツを思い浮かべよう～朝熊岳 金剛證寺（三重県）～
関西で有名なパワースポットである伊勢神宮の鬼門を守る寺、奥の院とも言われている朝熊岳 金剛證寺。他のものと比較すると、比較的歴史は浅いですが、こちらも伊勢音頭にも唄われるなどして、とてもお伊勢参りには重要な歴史を持つお寺です。
朝熊山の山頂にあり、山岳信仰の地でもあります。こちらにおけるパワースポットは塔婆（とうば）の道です。塔婆は、よくお墓の後ろに立てて並べられていますが、経文など書いた木の板の事です。
形状も、仏教の世界観を表現しています。お墓に並ぶものは大抵大人の背丈よりも低いものですが、多くの塔婆が並ぶこちらでは、背丈よりも断然大きく、8メートルのものも存在しています。
ご先祖の供養のために立てられているものですが、遺族の想いを感じる事もでき、この世に生きる人とあの世を生きる人を繋いだ道になっています。
今回は関西の歴史ある山岳信仰の聖地を7つご紹介いたしました。関西には比較的近くに数多くの聖地が存在し、全てご紹介しきれませんでしたが、歴史ある聖地は多くあります。
聖地が多いという事は、パワースポットから、パワーをもらえる機会を簡単に得る事ができるという事です。自分の持つ気をさらにあげてくれて、パワーアップできる事はとても喜ばしいですよね。
しかし、注意して欲しいのは、自分の持つ気と、聖地の気の相性が悪いと逆にパワーダウンしてしまう場合があります。そういった場合1人で行く事は避け、行ってみたいという人は、自分と違う気を持つ人、そして、自分よりエネルギーが強い人と一緒にいく事により、やわらげてくれる事もあります。
関西にご旅行の際には、こちらのパワースポットだけでなく、こちらから近くの別のパワースポットにも是非ふらっと足を運んでみるのも良いでしょう。
まとめ
パワースポット関西編★意外に近い！歴史のある７つの聖地
・ 空から降り注ぐエネルギーを感じよう～鞍馬山 鞍馬寺（京都）～
・ 世界の崇高なエネルギーを感じ取ろう～比叡山 延暦寺（滋賀）～
・ 多くの願いが集まるところ、叶える力を受け取ろう～伏見稲荷大社 （京都）～
・ 太古の時代からのエネルギーを受け取り瞑想しよう～三輪山 三輪明神 大神神社（奈良県）～
・ 真理に目覚めよう～高野山 金剛峯寺（和歌山）～
・ 再び生まれ変わり心機一転しよう～熊野三山（和歌山）～
・ それぞれのルーツを思い浮かべよう～朝熊岳 金剛證寺（三重県）～
