『女性は愛すよりも愛される方が幸せ』とはよく聞く言葉ですが、それは当然ですよね。愛して報われない、何も返ってこない関係になるよりも愛される方が楽なのですから。しかし、愛すよりも愛される存在になるほうが難しいのです。
私たちは身の回りの相手に対して、様々な感情を抱きます。それは、嫌悪感だったり、魅力や好意だったり、無関心だったりとこの感情の種類も様々ですよね。もし、今のあなたが「誰からも愛されない」「愛されていない」と感じるのであれば、その原因を探ると共に、ぜひ「愛される人」へと変わっていきましょう。
今回はその為に、誰にも愛されないと感じる人が「愛されたい」なら行うべき事 についてお話しします。
誰からも愛されないと感じてしまう人に知ってほしい、6つの恋愛心理学
では、まずはじめに、愛されていないと感じてしまういう人の為に、知ってほしい、「愛される人になる為の心理学」についてお話しします。
愛されたいなら自分の魅力を知っておきましょう
誰かに愛されたいのであれば、自分自身の魅力について知っておく必要があります。
例えば、好きな人が居たら、その人のどんなところに惹かれたのかを冷静に分析してみると、その人固有の魅力というものがあるはずです。
これを対人心理学では、相手の要因といいます。
今回は、自分が他者から愛されるためのお話しですで、これを自分の要因と置き換えてみましょう。
自分は周りの人に愛されたい。しかし、自分にどんな魅力があるのか分からない。
このままでは、自分が愛されるために魅力を改善していくことが出来ませんよね。
ですので自分自身の魅力は一体どんな部分にあるのかをしっかり理解して、その魅力部分を延ばしていきましょう。
愛されたいなら相手の心情や状況をしっかりと理解しましょう
つり橋効果というものをご存知でしょうか。
これは恐怖感の心臓がドキドキしているのと、相手に恋をしているときのドキドキは似ているため、何か恐怖感を感じている場合は、恋に落ちたと錯覚してしまい、好きになってしまうといった効果です。
このように、相手の状態も、自分の事を好きになって貰う要因の一つになります。
例えば相手に恩恵を与えることで好きな感情は高まりますし、逆に危害を与えれば、嫌われてしまう。
のように、今のあなたと、相手の関係は、どのようなバランスなのか?をしっかりと理解しておく事が大切です。
愛されたいのなら相互的要因を知っておくと便利です
相互的要因とは、愛されたい相手と、自分との間、又は他人と自分の間での態度や、好みなど、性格が一致しているかどうかです。
例えば話が合わない場合や、喧嘩がどうしても多くなってしまう場合は、この部分での相性が悪いということになります。
この部分を修正することは難しく、自分自身の性格を変え、相手の性格に合わせる根気が必要になります。
愛されたいのなら態度で相手に伝えましょう
これは非常に簡単でスキンシップや、相手に対する態度などの事です。
例えばスキンシップを多く取られると、ちょっと気になってしまったり、恥ずかしくなってしまうことがありますよね。
そんなふうに態度や、行動で相手にアピールする事が出来ますし、相手に対して表現しやすく、効果も非常に高いです。
愛されたいのなら、しぐさを上手に使いましょう。
相手に愛されたい時に有効にアピールすることが出来るしぐさがあります。
それは
- 少し髪の毛をいじる行為や
- 唇をいじる行為
です。
これらは、心理的に相手に好かれた気持ちを表すことが多く、比較的悪い印象を与えにくいしぐさです。
あまり積極的に使っていては効果がなくなってしまうので、ここぞというときに、これらのしぐさを活用してみてください。
また、相手がこれらのしぐさを使用していたときは、もう少しだけ積極的なスキンシップを取る事ができるかも知れません。
愛されたいのならパーソナルスペースを計りましょう。
パーソナルスペースとは、人が、一定の範囲内に持っている空間のことで、この空間に入られてしまうと不快感を持ってしまうというものです。
対人関係では、人それぞれ異なるこのパーソナルスペースに入らないように間合いを計るものですが、このパーソナルスペースに少しずつ踏み込んでいくことで、自分が愛されているのか、嫌われているのかを判別することが出来ます。
本気で愛されたいと思うなら見直してほしい人間関係の作り方
ではここからは正しく愛し、愛される人間関係や恋人関係のつくり方についてお話ししていきましょう。
相手の価値観を許す事から始めましょう
きっと誰にでも恋人の『許せない所』の一つくらいはありますよね。自分は嫌だと思っているのに相手は直してくれないなどなど。
しかし、それこそが価値観の違い、自分とは違う価値観で相手が生きている証拠です。
もしかすると自分が何を言っても理解してくれない、それだけで愛が冷めてしまう場合がもあるかもしれません。自分は正しいのだから、間違っているのは相手だと決めつけて、最終的に「この人は自分を理解してくれない」と思ってしまい、諦めてしまう場合もあるでしょう。
しかし良く考えてみてください。そもそも同じ価値観を持っていないのでお互いが完全に理解できるはずはありません。
期待しすぎない付き合い方をしましょう
相手の言動が許せない。それは相手に期待を抱き過ぎているからです。恋人や家族なんだからこうあるべきだと決めつけてしまって、それが当たり前になってしまっているのかもしれません。
例えばドラマや少女漫画のような恋に憧れて、付き合った人と比べてみて「なんか恋人って思っていたのと違う」とガッカリする人がいますよね。
それは『理想』と『現実』の違いに対応できていないのです。ですので、まずは男女の違いを理解しましょう。こういうものなのだと理解していれば対処できるはずです。
恋人や家族は他人に自慢するためのアクセサリーや、自分の価値を引き上げるステータスではありません。その事を良く覚えておきましょう。
恋人や家族でも1人の時間は大切です
恋人だからどんな時も一緒に居たいという人がいますが、一緒に居れば居るほどストレスも溜まる事も時にはあります。喧嘩した時などには、我慢をしていたり、相手に嫌われないように自分を常に取り繕っている状態をキープしていなければならないのですからこれは当然の話ですよね。
ありのままの自分で接しているという人も、無意識に嫌われないように言動をセーブしている人が実は多かったりします。もし相手にイライラしてきたと思ったら、少し時間や距離を置くようにしてください。
ずっと近くにあるとつい相手の大切さに気付かくなってしまうものです。例えば同棲をしている場合などでも、もし何かあった時に1人になれる時間を作れるように、うまく調整する事を忘れずにいてください。
共通の趣味を作っておきましょう
恋人関係となった人の中には、共通の趣味で知り合ったという人も多く見受けられます。しかしそうでない人もいますよね。そのような人達が困るのが『話題』です。
お互いに共通する話題が少ないと、相手が一方的に喋るのを適当に相槌を打って聞いているだけになってしまいます。会話は言葉のキャッチボールだと言われているように、何か話されたら自分も話し返すということが大事です。
そこで、共通の趣味を持つ事が大事になってくるのです。趣味といっても『習い事』とは違い、『映画観賞』でも『好きな音楽』でも良いので「2人が共通して楽しめる何か」を作っておきましょう。
相手の自尊心を満たしてあげましょう
別れるカップルの中には、「相手にあまり頼られなかった」と言う人が居ますが、これは心理学的には「頼られる自分に満足したかった」「自尊心を満たして欲しかった」という意味です。
つまり本当の意味は「あなたは自尊心を満たしてくれなかったから不満で別れたい」となります。
これは少し極端な例ですが、男女共に自尊心を満たしてあげる事は、大切ですし良好な関係を保つコツでもありますので、適度に相手を褒めてあげたり、頼ってみる事が良い関係を作るヒントになります。
相手に対して『自分は必要とされている、頼られている』と感じさせてあげれば、自然と良い関係が生まれますよね。
相手の「好き」を奪う事はやめましょう。
最近、恋愛できないのではなく恋愛しなくてもいいと考える人が増えています。その多くが過去の大恋愛を経て現在は休憩中なのですが、一部の人は『自分の趣味』を優先してしまうのです。
そんな趣味が優先の相手に対してSNSやLINE、電話をしても返ってこないことを問い詰めてしまう人もいますが、誰だって自分の好きな時間を邪魔されたくないものですよね。
せっかくの休日に恋人のために時間を潰すのを惜しいと感じてしまう人も居るのを忘れてはなりません。
そんな相手には寛大な心を持ってそっとしておきましょう。そして自分も好きな事に没頭してみると良いでしょう。恋人や家族は自分の所有物ではありませんので、お互い自分の時間も大切にする事が大切です。
昔の事は持ち出さないようにしましょう
喧嘩になってしまうと、どうしても「前も同じようなことしたじゃない」とついつい口に出してしまいませんか?
例えば、ずっと前にした古い喧嘩の記憶を持ちだされても、相手はどうして良いかわかりません。それどころか「しつこい」「ねちっこい」と相手を嫌になってしまう可能性が高く、これはかなり危険です。
愛される女性は口論からは何も生まれず、関係が壊れてしまうから自分が素直になるべきなのだということを理解しています。
ですので昔の話をいつまでもひきづってしまったり、事あるごとに話題にするのは絶対にやめておきましょう。
恋人に異性の話を持ち出さないようにしましょう
例えば「友達の彼氏はこういう事をしてくれて羨ましい」「あの人だったらそんな事言わないのに」など、何気なく口に出してしまう事はありませんか?
男性が経験豊富な女性を避ける理由の1つに、『前の男と比べられるのが嫌だ』というものがあります。
男性はプライドが高く、他の男と比べられたうえで劣ると言われるのがあまり好きではありません。自分より彼女に認められている存在が居るというだけで浮気の心配をしてしまい、束縛するようになってしまうかもしれません。
ですので、愛されたいのであれば、相手のプライドを傷つけない行動をとるようにしましょう。
相手を信頼し、頼ってみましょう
男女平等の現代社会で、女性の社会進出は目覚ましく、女性の上司というのも珍しくなくなってきました。男性よりたくましく、頼りがいのある女性も少なくありません。しかし、そんな女性が恋人では面白くない男性もいます。
いつだって頼られたいのが男だからです。素直な態度で接し、ちょっとくらいの弱音を口にしてみるのもいいでしょう。女性の母性と同じように、男性の『女性を守ってあげたい』という庇護欲の感情は愛情に結びつきやすいのです。
愛されたい人は参考にしてほしい「愛についてを解いた書籍7選」
愛されたいとは思うけど、でもそんなノウハウはなかなか手をつけられなかったり、人の考えは十人十色なので誰にでもあてはまる成功体験は少ないものです。
ですので、そんなときにはまずは自分と相性が良さそうな本で知識を得てみるのも良いかもしれません。最後に人気のある支持されている本を集めましたので、是非愛されるあなたになるために手に取ってみてください。
三輪さんに触れ心を軽くしましょう
◆地獄を極楽にする方法◆ 美輪 明宏 (著)
スピリチュアルでお馴染みの三輪さんの本です。先が真っ暗闇で見えずに八方塞でも三輪さんの語る言葉には愛があり心に響いてくれる、希望を届けてくれます。
愛されたいけどうまくいかない時の気持ちは軽くなり、一筋の光をくれて希望へと向かうことが出来るでしょう。質問に答える形になっている内容ですが、とても深刻な悩みが多いので改めて自身の心を見つめ直す機会になることでしょう。
愛される人生を知って実践しよう
◆斎藤一人 愛される人生 ◆斎藤 一人(著)
本当の幸せは何かと考えさせられる一冊です。今のうまくいかない状況にあったとして落ち込んでじっとしていても何も変わりません。斉藤一人さんは銀座まるかんという健康食品の会社の創業者で、観音信仰と経営体験からの人生観を生かした人生訓、自己啓発の書籍を多く著しています。
この本では「愛するだけならストーカーでもできるけど、愛される人生を送るには、愛されるような行為が必要。これからは愛される人生がしあわせのキーワード。」と説かれており愛されたい人には必見です。
あたらしい私に生まれ変わろう
◆100%自分原因説であたらしい私になる! ワークブック◆秋山 まりあ (著)
思考は現実になるといいます。目の前で今起こっていること、結果などの現実は全部が自分の作ってきた結果であるというのです。逆に考えれば全てが自分の考え方、やり方次第で何事も上手くいく、愛されたいなら愛されることも自由自在、可能なのです。
つまりは「思考は具現化する」ということです。難しいかもしれませんが、潜在意識にネガティブな考えがあれば上手くいかないのです。愛されて成功している道端ジェシカさんもオススメの一冊です。
引き寄せで愛される私になろう
◆なぜ、あの人にばかり奇跡が起きるのか? ◆ジョー・ヴィターレ (著), プレシ南日子 (翻訳)
人の思いが現実を作ると言うことは、科学でも証明されている時代です。その事実が奇跡だったのか、問題が起きてしまったのかを選ぶのはあなた次第であり、そのとき重要なことは信じることです。
良い方向に進んでいくのか悪い方向に進んでいくのか、選択は自由意志なのです。この結果で見えてくるものが変わってきます。何を引き寄せるのかは、その人の行動や考えで決まります。あなたは何を引き寄せるのか、詳しくは本で確かめてみてください。
プリンセスレッスンを学び体質を変えよう
◆世界一!愛されて幸福(しあわせ)になる魔法のプリンセスレッスン◆上原 愛加 (著)
プリンセスレッスンは簡単に毎日の日常の中で楽しみながら実践できます。あなたも幸せ体質に変わるはずです。数多くの体験談=奇跡の実話をみて、あなたにピッタリなケースや近いケースを参考にしながら優しく学ぶことができます。
中身も可愛く本が苦手な人にも入りやすく、とてもわかりやすく使いやすいバイブルになることでしょう。
自分を愛していこう
◆自分を愛せればすべてはうまくいく◆原久子 (著)
自分を愛せないことには、当然人をも愛することはできません。潜在意識に刷り込まれた人類の歴史や叡智、その潜在意識の中の一部に無意識があるのです。私たちは無意識に知らず知らずのうちに操られています。
このコントロールから開放されありのままの自分でいられたらシンプルで楽なのでしょう。自分を愛する方法をぜひこの本で学んでください。
固定観念を変えてみよう
◆バシャールのワクワクの使い方・実践篇 ◆発刊バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 本田健 (監修)
バシャールって誰?その答えは読み進むうちにわかることでしょう。私たちの固定観念や枠を超えて、新しい気づきやひらめきを教えてくれる宇宙からのメッセージが詰まった一冊です。
人にとってワクワクというのは全ての奇跡を導く元であり、愛されオーラを放つのもここが基本です。是非とも耳を傾けて新しい概念の中に身をおき自分の環境を変えていくことをオススメします。
さて、あなたが今まで行なってきたのは、愛のある行動でしたでしょうか。それとも執着だけの行動でしたか?この記事を読んで今までの自分や相手との関係を見直していただけたのなら幸いです。
もし相手がいるのであれば、今回お話しした内容をうまく使って、ぜひ愛される人になる為に一歩踏み出してみましょう。