命名をするときに要注意!絶対にしてはいけない5つのこと

命名をするときに要注意!絶対にしてはいけない5つのこと

子どもが生まれて、やらなければいけないことの1つが命名です。日本では、『お七夜』や『命名式』など、赤ちゃんのお披露目も兼ねて、生後7日目に行う平安時代から続く儀式があります。

7日目の理由ですが、今のように医療が発達していない時代は、生後間もなく亡くなってしまう子どもが多く、7日無事であれば、まず安心という事で、その家の当主が、親戚などを招き、お祝したそうです。

その際、一族の長老に名付け親を依頼し、命名式を行った後、祝の宴が開かれていました。昔は命名することが、すごいイベントだったということですよね。

今は、出産前に聞けば性別が分かるので、生まれる前に名前を決めたり、ある程度、候補を決めておき、我が子と対面したインスピレーションで最終決定することが多いようです。

お祝も簡素化していますが、それでも命名自体がとても大切なことなのです。そこで今日は、命名する時に絶対してはいけないことを5つ、お伝えします。

 

命名をするときに要注意!
絶対にしてはいけない5つのこと

 

 

名前に使える漢字などをきちんと確認してから出生届を出しましょう

好きな名前を付けて、出生届を出しても、受理されないことがあります。実は、命名にも法律があって、戸籍法の第50条に「子の名には、常用平易な文字を用いなければならない」と決まっていて、守らないと受付してくれないこともあるんですよ。

使える字は、常用漢字2136字、人名用漢字985字の合計3121字とひらがなとカタカナです。しかし読み方に、制限はありません。

出生届は生後14日以内に出さなくてはいけないので、ギリギリに行って受理されないという大失態をしない為にもきちんと確認しておきましょう。

 

ネガティブな感情で命名すると子どもに影響するのでやめましょう

命名は、子どもの幸せを考えて行われるものです。しかし、自分のネガティブな思考を子どもで補うような考えで名前を付けてしまうと、のちのち子どもに影響が出てしまいますよ。

例えば、生まれてきた子どもの性別が、希望と違っていた場合、その考えが名前に影響してしまうことがあります。男の子なのに女性のような名前をつけてしまうと、その気持ちが子どもに伝わってしまい、気付けば、自分が家族に望まれてはいないという思想にまで発展してしまうこともあるんです。

他にも、勉強が苦手だったから子どもには勉強を好きになって欲しいという、元々親のマイナス思考を修正するような名前をつけるのもダメですよ。不安を打ち消したくてつけた名前は子どもに伝わってしまうのです。

結果、名前負けという状況に陥ってしまい、学校や仕事で名前を言うこと自体、恥ずかしく感じてしまうこともあります。一生つきあう大事な名前は、ただ子どもの幸せを考えて命名してあげてくださいね。

 

キラキラネームを背負う子どもの未来をきちんと考えて命名しましょう

昔は、『幸子』をさちこさん、それともゆきこさん、どちらで読むのかなという程度で、名字をどう読むかの方が難しいということが多かったようです。

それに、命名する人がご高齢の場合が多く、珍しい名前が少なかったようですが、今は、外国人のような響きの名前やアニメの登場人物に漢字を当てはめ命名する人が増え、どうやって読めばよいのか分からない名前が多くなりました。

キラキラネームという言葉もあるように、親の名前に込めた気持ちは分からなくもありませんが、その名前を一生背負うのは、子どもなのです。

親には言いませんが、人から名前をきちんと読んでもらえないとか、毎回、どう読むかを言わないといけない状態が続くと、他の名前がよかったなと辛い思いをしてしまいますよね。

当て字をしたり、珍しい名前をつける時は、自分の今の年齢になった時や歳を取った時に、恥ずかしくない名前かどうか、今一度考えてから決定してくださいね。

 

親の名前の頭文字を使わないようにしましょう

親や祖父母の名前の頭一文字を子どもの名前に使うことがありますが、注意しなくてはいけないことがあるのです。両親が存命中に使用してはいけません。頭文字を使用し命名してしまうと、その同じ頭文字の親と相反する仲になりやすくなってしまいますよ。

特に、父親の頭文字をとってしまうと不幸になってしまったり、病が治癒してもまた違う病気になってしまうなど、良いことはありません。生きている家族の頭文字は使わない方が賢明でしょう。

 

名前ではなく姓名の響きやバランスを大切にして命名しましょう

命名するときに、気をつけたいのが、名前だけではなく、姓と名の言葉の響きや書いた時の字のバランスです。名前だけ聞けば、とても良い名前でも、姓名を声に出して言ってみると、言い辛かったり、物事を連想させる響きがする場合があります。

言い辛いと、緊張した状態での自己紹介など、名前を言うだけなのに失敗してしまい、それがトラウマになってしまうこともあるんですよ。

フルネームで声に出して言うと、食べ物など物の名称になってしまう場合は、悪意はなくても、それがあだ名のようになり、嫌な思いをすることもあります。それと姓名を漢字で書いた時のバランスもきちんと確認してください。

縦書きと横書きの両方で確認することも忘れないでくださいね。画数も気になると思いますが、名前の響きを大切にしたいのであれば、漢字を何通りか用意して名字とのバランスの良いもので命名してあげましょう。

 

いかがでしたか。

命名は、親から子どもへの最初のプレゼントとも言われています。そんな大事なことを、自分本位で考えるのだけは止めてくださいね。

そうは言っても、あまりに熱くなりすぎて、すごいキラキラネームをつけるのも良くないですよ。どうしても付けたければ、どうにか読めるくらいに留めておきましょう。

珍しい名前は、人に覚えてもらうという点で、とても素敵で良いことだと思います。しかし私たち日本人は、どんな漢字かを説明する機会が多いので、分かりやすい漢字を使った方が、本人が楽なんですよ。

読み間違いしやすい命名も止めた方がいいですね。名前はとても大切なものなのに、訂正するのも面倒になってしまいます。

そして絶対しないで欲しいのが、生きている家族の頭文字を、子どもの命名に使用するということです。不幸を招くだけでなく、親戚などが集まった時など、「○ちゃん」と頭文字にちゃん付けで呼ぶことが多い場面では、正直紛らわしいですよね。

最初から候補に入れない方が賢明です。これを参考に、一生付き合う素敵な名前を子どもにプレゼントしてあげてくださいね。

 

まとめ

命名をするときに要注意!絶対にしてはいけない5つのこと

・ 名前に使える漢字などをきちんと確認してから出生届を出しましょう
・ ネガティブな感情で命名すると子どもに影響するのでやめましょう
・ キラキラネームを背負う子どもの未来をきちんと考えて命名しましょう
・ 親の名前の頭文字を使わないようにしましょう
・ 名前ではなく姓名の響きやバランスを大切にして命名しましょう

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