「運命の人」という言葉を聞くと、どんな印象を持ちますか。もし本当に「運命の人」がいるとしたら、運命の人と、運命じゃない人をどのように見分けたら良いのか、、、、少し悩んでしまいますよね。
スピリチュアルの世界には、「ツインソウル」という言葉があり、肉体を超えた魂のつながりを持つ相手を指します。もともと1つの魂だったのに、この世界に生まれてくるときに2つに分かれてしまった「ツインソウル」が、その片割れ、つまり運命の人に出会った…という寓話も、古今東西に存在します。
とはいえ現代社会に生きる私たちが、魂や運命について感知することは簡単なことではありません。基本的に運命を感じるのは自分自身の主観なので、恋愛関係において運命の人なのか運命じゃない人なのかを見極めるのも自分の主観にゆだねられることになりますよね。
そして、現実的な条件や固定観念が邪魔をして、運命の人なのか運命じゃない人なのか、見極める目が曇ることも多々あります。そこで今回は、運命の人と、そうでない人を見分ける方法についてお伝えします。
コンテンツ目次
運命の人ってそもそもなに?
まずはじめに「運命の人」とはいったいなんなのでしょう?きっと昔風に言えば「赤い糸で結ばれた相手」なんてぼんやりイメージを持っている人もきっと多いのではないでしょうか。
例えばスピリチュアルな世界では「ツインソウル」や「ソウルメイト」という一つの魂を共有する双子のような存在がいて、、、なんて話もありますが、その人が運命の人なのか?というと、それは少し違います。
よく勘違いされてしまうのですが、家族や友達、親友という意味ではツインソウルはもしかしたらそういう相手になるかもしれませんが、必ずしも恋人や結婚相手がツインソウルやソウルメイトである。という訳ではないんです。
じゃあ、運命の人ってどこにいて、どうやって見つけたら良いの?と思ってしまいますよね。ですのでまずは、あなたにとっての運命の人を見極めるポイントをお伝えします。
運命の人を見極めるポイント
では運命の人を見つける為のポイントについてお話ししましょう。「そんなのあたりまえじゃない!」と思ってしまうような事もありますが、多くの人はその「当たり前」に気が付かないでいたり、見過ごしてしまっていますので、これからお話しする事をしっかりと再認識しておいてください。
出会った瞬間、安心感を感じられるかどうかに注目しましょう
運命の人と運命じゃない人を見極める際のキーワードには、「安心感」があります。運命の人との出会いというと、どうしても「出会った瞬間ビビッと来て恋に落ちてしまった」というような大きな衝撃を連想する人が多いのではないでしょうか。
しかし、運命の人と出会ったときの最も特徴的な感覚は、「安心感」なのです。この「安心感」は、スピリチュアルの世界でも、もともと1つだった魂が片割れと出会ったときの懐かしさであると説明されています。逆に、どんなにときめいても、安心感を感じられない相手ならば、運命じゃない人だといえます。
会話が途切れた瞬間に運命の人かどうかを感じる
他人と話しているときに会話が途切れると、ふつう気まずく感じ、「話をつながなきゃ」と思ってしまいがちですよね。しかし、運命の人が相手であれば、会話の途中に沈黙が訪れても気まずくは感じません。
むしろ沈黙の中に心地よく、穏やかな空気が流れるのです。話術にたけていたり、話の種をたくさん持っていたりして、会話で楽しませてくれる相手はたくさんいます。けれど本当は、沈黙を共に楽しめる人こそが運命の人なのです。
空気感の心地よさを感じたら運命の人かもしれません
知り合いになり、話すようになったとき、相手から伝わってくる空気感にも注目しましょう。運命という目に見えないものを捉えようとするときには、見た目や言葉以外の要素に注目することがとても大切です。
空気感といっても、経済的余裕やルックスの良さからくるゴージャスな雰囲気に左右されてはいけません。大切なのは、ずっとこの人と一緒にいたいと思えるかどうかです。空気感が合わず、少し無理をしたり、自分を偽ったりしないと一緒にいられないな、と感じる相手は、運命じゃない人だといえます。
相手といるときの自分のキャラに目を向けてみましょう
運命の人といると、自然と「本当の自分を知ってほしい」と思うようになります。
あの人の前ではいい人でありたい、あの人に素敵な人だと思われたままでいたい…と思ってキャラを作ってしまうような相手は、背伸びをすることで自分自身を磨き、力をつけるためには最適な相手だといえますが、運命じゃない人なのです。
素の自分を見せられる人、ありのままの自分を受け入れてくれる人が、運命の人なのです。
顔を合わせる頻度に注目しましょう
「運命の人と出会ったらそのチャンスを逃したくない!」と考える人も多い事でしょう。しかし、本当にその相手が運命の人であれば、深い縁があるはず。特に意識をしなくても、自然と何度も顔を合わせることになるはずです。
1度しか会う機会がなくて終わってしまうような相手は、もともと運命じゃない人だったと思った方がいいでしょう。
裏を返せば、毎日顔を合わせるような身近な人の中に、運命の人がいる可能性が大きいといえます。
運命じゃない人に気がつくコツ
ではここからは運命の人を見つけるのとは真逆の「運命じゃない人」を見分ける方法についてもお話しします。恋は盲目と言うように、私たちは好きな人が出来ると、つい一直線になって周りが見えなくなってしまう事もありますよね。
ですので、そんな時に「やめておけばよかった」と失敗してしまわないように、「こんな人はあなたにとって運命の人じゃないですよ」と気がつく為のコツをお伝えします。
運命じゃない人との別れはあなたを成長させてくれる為に必要な事
あなたは今まで何人の人と出会い、お付き合いしてきたでしょうか。その都度、楽しいことも辛いこともあったでしょう。後悔することもあったと思いますが、そのすべての経験であなたは成長してきたはずです。
つまり、辛かったり傷ついたりも、すべては運命。出会いも別れも、すべてあなたが成長するための運命だったのです。だから、今回の「運命じゃない人」との出会いも、やっぱり運命。運命じゃない人と過ごしてきた時間も、あなたを成長させるために必要だったことなのです。
運命じゃない人と別れて、あなたはまた成長するでしょう。そうやって、いつか運命の人が目の前に現れたときのために修行を積んでいるのです。運命じゃない人とはいえ、別れは辛いでしょう。でも、もっと素敵なあなたに成長するための、これも運命と捉えておきましょう。
本当の気持ちに気づいて!自分についた嘘から脱出しましょう
例えば恋人やパートナーと喧嘩をした時に「この人は運命の人だから、きっと仲直りできる!」なんて、自分をごまかしていませんか?彼が、どうして運命の人だと言い切れるのでしょうか?
そうやって自分に暗示をかけて、自分をだまそうとしているだけではありませんか。思い切って、「彼は運命じゃない人」と思い込んでみましょう。そして自分の素直な気持ちを確認してみるのです。
すると、彼のどこが好きなの?彼のどこが許せない?彼以外の人とならもっと幸せになれるんじゃない?と自分の気持ちに「運命」というバイアスをかけて、自分自身に嘘をついていたことに気がつく事が出来るかもしれません
もしそれに気がついたとしたら運命じゃない人と一緒にいる必要はありませんよね。本当の運命の人に出会うために、運命じゃない人とはキッパリ別れる決意をしましょう。
運命の人なら、お別れしてもご縁は続きます
あなたが今「この人は運命じゃない人かな…」と思っているなら、思い切って一度別れを切り出してみるのもありです。もしかしたらこれをきっかけに相手も変わってくれるかも知れませんし、本当に運命の人ならば、何度別れてもまた出会う機会が巡ってくるはずです。
もしこれっきりで終わってしまったならば、残念ですがその人は運命じゃない人だった、ということになります。
荒っぽい方法ですが、もし運命というものが本当にあるのなら、一度別れたくらいでその縁は簡単に切れるものではないですよね。
運命の人という思い込みを一度リセットしてみましょう
あなたが不幸になる運命を甘んじて受け入れるというのなら、彼は確かに運命の人かもしれません。でも、自ら望んで不幸になりたいとは思っているひとはいませんよね。
幸せな未来を共に築いてくれるパートナーを「運命の人」と呼ぶのなら、いまあなたを悩ませたり悲しませたりしている彼は、間違いなく「運命じゃない人」です。
あなたは、あなたの幸せを考えましょう。現実はとてもシンプルなのに、もしかしたらあなた自身が「この恋はきっと運命」と都合よく夢を見ているだけかもしれません。あなたを幸せにしてくれる人以外は、全員「運命じゃない人」だと、早く気がつく事も大切です。
さて、運命の人なのか運命じゃない人なのか、ということは、外見や経済力、学歴、職種などとはまったく次元の違う問題です。運命の人とは、その人といると自分が安心感・心地良さを感じられる人のことです。
運命の人といるときは、ありのままの飾らない自分でいられます。その人が運命じゃない人かどうかは、一緒に過ごしているときの一つ一つの何気ないことがらや、目に見えない雰囲気などから、どんな運命を読み取るかによって決まります。
ふだん軽く流してしまうような感覚に注目したとき、違和感を感じるようであれば、それがどんなにスペックの高い男性であっても、運命じゃない人なのかもしれませんよね。
外見や経済力といった表面的な要素に惑わされず、その人といると自分が憩える、という感覚を大切にしていけば、きっと運命の人に出会えるはずです。
逆にいえば、普段何気なく接している仲間や友人、職場の同僚などの中に、すでに運命の人がいるという可能性も大きいのです。
もしかしたらいつものメンバーの中に運命の人がいるかもしれない…と意識してみると、いろいろな気づきが得られるでしょう。お話しした方法を参考に日常の感覚を大切にして、運命の人と運命じゃない人を見極めてください。