喜ばれる出産祝いの選び方と気を付けたいマナーとは

喜ばれる出産祝いの選び方と気を付けたいマナーとは
親戚や友人の子供が生まれたら、新しい家族の誕生を祝う為に出産祝いを贈りたくなりますよね。お花やベビー用品、おもちゃなど、思い浮かぶ品はいくつかあるものの、「何を贈ったら喜ばれるんだろう?」と迷ってしまうのではないでしょうか。

実は出産祝いを贈る際には、何を贈るかという点だけでなく、渡すタイミングや渡し方の作法といった点も重要なのです。赤ちゃんの誕生を祝う事だけでなく、お母さんへ「頑張ったね!」という労いの言葉を掛ける事も出来ますので、マナーのポイントを押さえて、しっかりと気持ちを伝えたいですよね。

そこで今回は、本当に喜ばれる出産祝いの選び方と、気を付けたいマナーのポイントについてお伝えします。「出産祝いを渡したいけれど、マナーに自信が無い…」という方も、ぜひチェックしてみてください。

産後すぐに駆け付ける事は控えよう

出産祝いのマナーでまず大切な点は、贈るタイミングです。子供が生まれたというお知らせが届くと、「すぐにでも会いに行きたい!」「早く出産祝いをしたい!」という気持ちが溢れてしまいますが、いくら仲の良い友達や親戚へのお祝いでも、出産後すぐにプレゼントを渡す事は控えた方が無難です。

出産による疲れを感じていたり、一晩中赤ちゃんに気遣いをしていて眠れない事もありますので、産後一週間から二週間程度は、お母さんには休養が必要です。

新しい命の誕生は喜ばしい事ですが、家族は手続きで忙しかったり、子育てに対して少なからず不安を感じているはずですので、突然訪問されても対応が出来ない事もあるでしょう。

状況が落ち着いてから出産祝いを直接プレゼントする際は、長居をせず、大勢で行かないよう配慮する事もマナーのポイントです。また、外からのウイルスを持ち込まない為にも、除菌のウェットティッシュやジェルで手を清潔な状態にしてから訪問するようにしましょう。

 

訪問・配送どちらの場合でも、あらかじめ時間帯を約束しておこう

「出産祝いを渡したいけれど、渡し方のマナーが分からない…」とお困りの方は多いのではないでしょうか。

訪問して渡す場合には袋から出してから渡し、袋はそのまま持ち帰ります。病院・自宅どちらに訪問する場合でも、あらかじめ訪問時間を伝えておきましょう。

出産祝いを配送で贈る場合には、配達の指定時間帯に配慮する事が大切です。「直接訪問して、お母さんに気を遣わせてしまっては申し訳ないから…」と、郵送する事自体はタブーではありませんが、忙しくて受け取りが出来ない時間や、夜遅くの時間帯は避けた方が無難です。

あらかじめ出産祝いを贈る旨を相手に伝え、「○○時に送っても大丈夫でしょうか?」と、スケジュールを確認した上で配送するとベストです。また、贈る際にはお手紙やメッセージカードを添える事で、「直接は会えないけれど、お祝いの言葉伝えたい」という心からの気持ちを伝える事が可能です。

 

出産祝いにおけるタブーの品や、言葉を避けよう

出産祝いを贈る際には、避けるべき品や、メッセージがあります。例えば、「縁を切る」という事を連想させる刃物や、弔事に使用される事が多い日本茶は、出産祝いには適していません。櫛も、語呂合わせによって「苦(く)と死(し)」を連想させてしまう為、タブーとされています。

出産祝いに贈るお手紙やメッセージカードにおいても、「きる」や「なくなる」などの言葉は赤ちゃんとの別れを連想させてしまう為、避けましょう。

 

実用的な物や、お母さんへのプレゼントを贈ろう

赤ちゃんへの出産祝いに喜ばれるクッズを選ぶなら、実用的な物を選びましょう。

・タオル
・おむつケーキ
・よだれかけ
・絵本

このような物は、子育てにおける必需品です。タオルやよだれかけといったアイテムは、汚してしまったり、洗い替えが必要になりますので、「なるべく数多く欲しい!」と思われる品物で、お母さんから喜んでもらえます。赤ちゃんの名前が決まっている場合は、オーダー注文して名前を入れても素敵でしょう。

どうしても決められない場合は、カタログギフトやギフト券など、ギフトを受け取られた方が自分好みの物を手にできる方法を選ぶのも一案です。

また、赤ちゃんへのプレゼントではなく、出産を頑張ったお母さんへ、授乳ケープやマザーバックを贈ることも喜ばれるでしょう。ぜひ、お祝いの気持ちを込めたメッセージカードを添えて、お子さんの健やかな成長を祈りましょう。

 

今回は本当に喜ばれる出産祝いの選び方と、気を付けたいマナーのポイントをお伝えしました。「子供が生まれた」というお知らせが届くと、すぐにでも駆けつけてお祝いの気持ちを伝えたくなりますが、出産後はバタバタしていたり、お母さんが十分な睡眠を取れず疲れている事もありますので、状況が落ち着いてからプレゼントを贈る事がマナーのポイントとなります。

渡す際の作法や、避けるべき物・言葉もあり、「出産祝いのマナーって難しいな…」と感じたのではないでしょうか。しかし、お母さんや赤ちゃんがどうしたら喜んでくれるのかという事を考える事で、お互いが気持ちよく新しい命の誕生の喜びを共有する事が可能になります。

出産祝いにはぜひ、お祝いとお母さんへの労いの気持ちを込めて、メッセージを贈ってみてください。

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