カラーセラピーという言葉が定着して随分経ちますよね。ちょっとお洒落なショッピングモールなどに立ち寄ると必ず1、2件はカラーセラピーをしてくれるお店があったりするものです。
ですが、そもそもカラーセラピーって何?という方も多いでしょう。カラーセラピーで自分に似合う色を見つけどんなお洋服が似合うのか考える目安にするということもありますが、実は元々カラーセラピーは宗教的要素も強いセラピーなのです。
現在様々なセラピーがあるように、太陽の光を浴びたりヨガをしたりするような印象で、カラーセラピーを受け止めてみることができます。色はパワーや心情の象徴でもあるのですから、理解できないことはないですよね。
そこで今回は、そんなカラーセラピー診断で、自分に「合う」色を見つけるための方法をお伝えします。
カラーセラピー=自己認識
カラーセラピーの発祥はそもそもシャーマニズムから来ていると言われています。古代から自然の様々な色は我々人間にとって良い影響を及ぼすものがある、ということが判明していたのですね。
例えば美しい虹の色、青々とした葉っぱの上の滴の透明さ、そして海の豊かな青さ、夕日の刻一刻と変わっていくオレンジ色・・・。これらからエネルギーを得ることがカラーセラピーの発祥とされています。
しばらく経ち、宗教色が濃くなって行くにつれて、青=母性の象徴=聖母マリアのローブの色というように、シンボルが活用されていくようになります。この中で、赤=火=強さ、緑=木=調和、というように様々な色の定義がされていくことになります。これらを心理学的及び精神学的観点から総合したものが現在のカラーセラピーということになるのですね。
このようなカラーセラピーは自己認識ともいわれています。無意識に選んだ一つの色、それが今のあなたの心情を表しているとも考えられているのです。例えば赤・ターコイズ・白・黄色・ローズマリー・緑色の中で気になる色はどれでしょう?選んだものによって、あなたの今の心情がわかりますよ、というものがカラーセラピーになります。
まずはプロを頼ってみる
さて、本格的にカラーセラピーを受けたいと思い立ったなら、まずはプロの手を借りましょう。現在はカラーセラピストという資格もあり、しっかりと試験に合格したプロが、あなたに合う色を探すお手伝いをしてくれます。
例えば「友人の結婚式に行くのだけれど、何色のドレスが似合うかわからない」といったことから「普段のメイクだけれど、どんな口紅の色が似合うか知りたい」といったことまでアドバイスしてくれる店舗もあれば、先述したように心理学的な部分からあなたにベストな色をアドバイスしてくれるカラーセラピストもいらっしゃいます。
「お住まいの地域、カラーセラピー」などで検索すれば、カラーセラピストの診断を受けられる場所がすぐに見つけられるはずですよ。最近はインターネットなどでも簡単にカラーセラピー診断を受けられるようになっていますが、ここはやはり対面して話を聞いてもらい、あなたにピッタリな色を探すことをおすすめします。
色とは心情、そして着用することによって相手に与える印象も変わります。友人のパーティーにお邪魔するのに全身真っ黒なんておかしいですよね。逆に、お葬式に参加するのに真っ白もおかしな話。色にはあなたの印象を左右するパワーがあることをお忘れなく。
自分で資格を取ってみる
カラーセラピストの資格は、今や通信でも取れる時代になってきました。特に、肌の色や印象に合わせてお洋服などを選ぶ基準にしたり、おうちのインテリアの印象を決めるカラーセラピーができるようになるには通信の資格で十分ともいえるでしょう。
ここで勘違いしないでいただきたいのは、カラーセラピーとは「似合う色」を診断するものではなく、あくまで「セラピー」だということ。癒しや元気を求めたり、TPOに合った服装をする目安にしたり、お家のなかでゆったり過ごすためにどのような色が良いかを考える基準に過ぎません。
一概に「ネットのカラーセラピーで黄色が良いって出たから、黄色いシャツを買おう!」というのではなく、黄色のもつパワーとは何か、そして黄色のパワーを最も効率よく吸収するにはどこに活用すれば良いかを考えるのがカラーセラピーです。
これらのことを踏まえた上で、カラーセラピストの資格を取ってみてはいかがでしょうか。ご自身でカラーセラピーができればいつでも色の力を借りることができますし、お友達やご家族にもその才能を発揮することができます。資格は一生モノ、これを機に勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
以上、カラーセラピーで似合う色を見つける方法、ぜひ参考にしていただけると幸いです。よく就職活動の際のネクタイの色で「青は冷静そうに見える」「赤は元気そうに見える」などと言いますが、これも一種のカラーセラピーです。セラピーとは「治療」という意味。色の力を借りて普段の自分よりパワーアップしたり、疲れた状態をリセットしたりすることがカラーセラピーなのです。
ですから、今日は緑が良いけれど、明日は赤が良いなんてこともザラにあるのです。自然の色が日々変化しているように、今日のあなたと明日のあなたはまた違う人間、「合う」色も違っていて当然といえるでしょう。非常にスピリチュアルな面も併せ持っているカラーセラピーですが、きちんと統計学・心理学・精神学に基づいて長い年月を経て確立されてきた学問ですから、嘘八百ではないことはおわかりいただけるでしょう。
光のないところに色はできませんよね。色とは光、ですから色の力とは光の力なのです。その色の力を借りてあなたをますます魅力的にグレードアップさせることこそが、カラーセラピーの最終目的と言っても過言ではありません。
まとめ
カラーセラピーで自分に合う色を見つけるには
・カラーセラピー=自己認識
・まずはプロを頼ってみる
・自分で資格を取ってみる