子供の一生をも左右する、ということで、名づけは責任のある大仕事!流行の名前や音の響き、個性の主張も大事ですが、一生使うものですから子供の人生に影を落とすような名づけではいけません。
生き方の追い風になるような、健康や幸せを手にすることができる名前をじっくり考えて、名づけをしたいものですよね。でも姓名判断は非常に奥が深く、詳しく知っているという人はあまりいません。
専門用語なども多く、普段からなじみがないと理解するべき点がどこなのかもいまひとつ分からない、ということも。そこで、今回は子供を幸せに近づける名づけの基礎をご紹介。姓名判断で吉とされるポイントは何なのか、気をつけたいことはどういった点なのかをお伝えします。
コンテンツ目次
名づけの基礎をつかもう!
最良の名前をつける5つのヒケツ
姓名判断で占えるポイントを知ろう
姓名判断とは、簡単に言うと名前の画数を数えてその数で吉凶を見るものです。数える部分は5種類で、それぞれ下記のように何に対しての運かが違います。
天格:祖先運、運命や職業、56歳からの運勢
人格:36歳から55歳の運勢ですが、その人の内面など幼少時から影響があります
地格:35歳までの運勢ですが、性格や才能など一生影響があります
外格:対人関係、社会的環境、健康など
総格:人生全般。晩年に大きく影響します
このうち、天格は苗字の部分の画数ですので変えられません。しかし名づけに関係がないわけではなく、天格以外は苗字の漢字の画数も含めて数えるものがほとんどなので、苗字とのバランスを見ながら考えていくことになります。
どの部分の画数が関係するのか知ろう
では、天格以外はどの部分の画数なのでしょうか?それは以下の通りです。
人格:苗字の下の字と名前の上の字の画数の計
地格:名前の字の画数の計
外格:苗字の上の字と名前の下の字の画数の計
総格:名前全部の字の画数の計
ただし、苗字が一文字だったり名前が三文字以上だったりと人によりさまざまなパターンがあるので、これらは一例として見てください。イレギュラーな文字数の名前に関しては流派により数え方が変わりますので、名づけの際には注意が必要です。
吉数について理解しよう
名づけの際に、吉数を知っておかなければ良い名づけはできません。姓名判断で吉数と言われているのは、下記の数字です。
大吉数:11・16・21・23・31・32・41
吉数:3・5・6・8・13・15・18・24・25・29・33・37・39・44・45・47・48・51・52
ただし、女の子の名づけの場合、総格16・23・32画には少し注意が必要です。大吉数ではありますがとても強い画数のため、変動の多い人生を歩みがちになります。
とくに女性の場合、仕事はできるが結婚に縁がなくなったりと極端な人生になる傾向があるようです。しかし、現代社会では女性にも仕事の能力が求められています。
名づけの段階でそこまで心配する必要はないですし、総格以外でフォローすればいいので絶対避けるべき、というほどではありませんが、吉数ならなんでも良いというわけではないことを頭に入れておくと良いでしょう。
ちなみに結婚などで苗字が変われば姓名判断の運勢も変わります。結婚してがらっと生き方が変わる人がいるのは、こういった理由なんですね。
文字の並びのバランスにも注意しよう
それ以外にも、名づけの際に気をつけるべき点があります。「陰陽配列」は、画数の奇数(陽)と偶数(陰)の配列で占う方法です。
どちらかに偏っているのはよくないとされていて、名づけの際には文字の画数が偶数ばかり、あるいは奇数ばかりにならないような配慮が必要です。
天格は変えられませんので、天格とのバランスを取る名づけをするには専門的な知識が必要です。また、「五行・三才配置」で吉凶を判断する方法もあります。
天格・人格・地格を五行(木・火・土・金・水)に当てはめて、その配置を見る方法ですが、これは五行の専門知識が必要になってきます。
姓名判断というと画数だけで判断できると思われがちですが、それ以外にも多くのポイントがあることを知っておいてください。
画数だけでなく印象にも気を配ろう
最後に、名づけにおいて重要なことを付け加えておきます。たとえ画数などがパーフェクトな名前であっても、非常識であったり反社会的であったりしていてはどうにもなりません。
名づけられた本人が名前に対して愛着を持てなければ、それは子供のためにはならないのです。姓名判断は名づけでは重要ですが、姓名判断で占える要素がすべてではないのです。
近頃は、履歴書に書かれた名前で「どのような家庭で育ったのか」をある程度予測する採用担当者もいます。読み方や使う漢字から受ける印象が、名づけられた本人に影響を与えることもあるのです。
名前は一生使うもの。変更するには時間と費用がかかりますし、何より15歳未満では本人が戸籍の名前を変更することはできません。名づけられた本人が自分の名前を愛せるように、後悔のないように考えてあげてください。
いかがでしたか。
姓名判断についての基本的な知識や名づけの際に注意するポイントはどこかが分かりましたね。ここに紹介したのは姓名判断で一般的に言われていることで、流派によって画数の数え方や部首の扱いなどが少しずつ違います。
流派が違えば全く別の結果になることもありますので、名づけの際にはご注意くださいね。可愛い響きや個性的な漢字で唯一無二の名前を考えるのも良いですが、その名前を一生使うのは名づけられる子供。
その時代の流行や姓名判断の結果のみで名前を考えると、後々後悔することにもなりかねません。ときには漢字の由来や読み方などの知識も必要になることも。子供の将来を幸せなものにするために、よい名づけをしましょう。
まとめ
名づけの基礎をつかもう!最良の名前をつける5つのヒケツ
・ 姓名判断で占えるポイントを知ろう
・ どの部分の画数が関係するのか知ろう
・ 吉数について理解しよう
・ 文字の並びのバランスにも注意しよう
・ 画数だけでなく印象にも気を配ろう