血液型や星座など、占いや性格診断はいろんなところで見かけますよね。そんな中、最も歴史が古い占いの1種類が「九星気学」と言われています。九星気学は西暦550年ごろに日本に伝えられ、今や方位術や気学など形を変えつつ現在まで受け継がれているのです。
生年月日にあう九星の星、干支、五行と合わせて占っている、というと皆さんにとっても身近に感じるのではないでしょうか。
例えば有名人だとヒュー=グラントさんや黒木瞳さん、石田ゆり子さんや本仮屋ユイカさんなど、また電通の元会長である小暮剛平氏や明治成果の元会長の笹井章氏、毎日新聞社社長の斎藤明氏などが当てはまるのだとか。
では「四緑木星(しろくもくせい)」の人の性格には、いったいどんな共通点があるのでしょうか。そこで今回は、四緑木星の人の性格や恋愛傾向、2021年の運勢や運気の上げ方についてお伝えします!
四緑木星(しろくもくせい)の性格と恋愛傾向について
ではまずは四緑木星の基本的な性格と恋愛傾向についてお話しします。
四緑木星生まれの人
九星気学で四緑木星(しろくもくせい)生まれの人は以下になります。
- 1960年(昭和35年)
- 1969年(昭和44年)
- 1978年(昭和53年)
- 1987年(昭和62年)
- 1996年(平成8年)
- 2005年(平成17年)
- 2014年(平成26年)
四緑木星の人の性格の長所
四緑木星の象徴は「風」です。四緑木星の人は流れに逆らわず能力を発揮しながら、情勢に合わせてスタンスを変えていける柔軟さを持っています。空気をよんで立ち位置をその場に応じて臨機応変に変えていけます。また、人当たりも優しく話し上手なので周囲からも好感を持たれることが多いでしょう。
四緑木星は「人気の星」と言われるほど、誰に対しても好かれます。誰とでもフレンドリーに話すことができ、かつ、決して無理して人に合わせることはなく、自然に相手の気持ちに添える人なので、すぐ人と仲よくなって人に慕われやすいでしょう。
そして四緑木星の人は凝り性の部分が強いので、興味を持ったものに関しては納得がいくまでとことん突き詰めます。それゆえいろんなところで才能を発揮しますが逆になんでもできてしまうがために器用貧乏になってしまったり、広く浅くで特化した強みがないといった可能性も。
このため、信頼できるパートナーや仲間を見つけると、人の意見に左右されずあなたの能力を発揮できるに違いありません。
また、四緑木星はマイペースだと言われています。ある意味周りがどんな環境になっていても常に自然体で飾らないので、好感を持たれやすい性格です。たとえ少しミスをしたとなっても、けろっとしているのでストレスもたまりにくいはずです。
しかし、休日の過ごし方や仕事の進め方などを誰かに乱されるのを嫌がるので注意しましょう。
その一方で平和を好み協調性もあるので、自分の意見が相手と対立する場合は相手の意見に譲歩する傾向があるでしょう。
自分が誰かと喧嘩するのは嫌いなので、例えば知り合い同士がケンカになりそうになった場合は仲裁役にまわってた・・・なんてこともあるかもしれません。
また現状に満足している場合も現状を維持する傾向にあるため、結婚を切り出さなかったり仕事でも転職に踏み切ることがなかなかできないでしょう。
四緑木星の人の性格の短所
空気を読む能力が高いことは「相手の人間性を測ってしまう」ということもあります。このため、自分より劣っている相手を見下したり、傲慢なふるまいをしてしまわないよう気を付けましょう。
また四緑木星の人の性格の欠点をあげると、「優柔不断」な点です。風の気質を持っているがゆえに、優しい性格がゆえに決定力がよわくなってしまうところも弱点でしょう。
それゆえ、他人の甘い言葉や頼まれごとを断れず、他人のやっかいごとに巻き込まれて困難にあってしまう、など波乱万丈な運勢になりがちです。
さらに移り気な部分があるので、人からすると「気まぐれ」「落ち着きがない」と思われてしまう可能性があります。気まぐれで移り気になってしまうがゆえに一つのことに執着せず、住所や職場がどんどん変わっていた・・・なんてことも。
なので、四緑木星の気質を補ってくれるパートナーがいると、トラブルを避けることができるかもしれません。
四緑木星(しろくもくせい)の恋愛傾向
四緑木星の人の恋愛傾向は、とにかく「情熱的」です。見た目の優しくて感じのいい雰囲気を持っていますが、ある意味ギャップを持っているようにも感じますよね。それが、四緑木星の人の恋愛の特徴です。
また結婚した後も家族の面倒をよく見てくれたり、夫の部下や親戚づきあいも賢くこなしてくれるので、とても頼もしいでしょう。家事をしっかりこなしつつも誰からも慕われる主婦として、素晴らしい良妻賢母になるに違いありません。
というのも四緑木星の人は誘われると断れない傾向にあるため、常に浮気の危険性にさらされています。誉め言葉や甘い言葉には気をつけるようにしましょう。
四緑木星(しろくもくせい)との相性が良い星、悪い星
では、ここからは四緑木星と他の九星それぞれの相性を見ていきましょう。気になる人や恋人やパートナーの性格と照らし合わせながら、ご覧ください。
※ 九星気学の生まれ星は以下のサイトで簡単にチェックできます

一白水星(いっぱくすいせい)との相性:良い
一白水星(いっぱくすいせい)の人は穏やかで優しい心の持ち主なので、四緑木星の人とひかれあいます。ただし一白水星のシャイなところが受け入れられているのかどうか不安になったり、四緑木星の人づきあいの多さに嫉妬してしまうことがあるかもしれません。
このため、四緑木星の人が一白水星の人を受け入れているという意思を示しましょう。進展するのは遅いかもしれませんが、いったん心が通うとよい相性になること間違いありません。
一白水星の生まれ年
1954年(昭和29年)
1963年(昭和38年)
1972年(昭和47年)
1981年(昭和56年)
1990年(平成2年)
1999年(平成11年)
2008年(平成20年)
2017年(平成27年)
二黒土星(じこくどせい)との相性:まあまあよい
二黒土星(じこくどせい)の人はボランティア精神にあふれているので、四緑木星の人にも一生懸命尽します。ところが、もともと人に好かれる四緑木星の人はそれを当たり前と感じてしまうことが、二黒土星の人にとってストレスになりかねません。下手するとへそをまげてしまうこともあるでしょう。
このため、四緑木星の人が二黒土星の人に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。そうすれば2人の相性がよくなります。
二黒土星の生まれ年
1953年(昭和28年)
1962年(昭和37年)
1971年(昭和46年)
1980年(昭和55年)
1989年(昭和64年)
1998年(平成10年)
2007年(平成19年)
2016年(平成28年)
三碧木星(さんぺきもくせい)との相性:悪くない
三碧木星(さんぺきもくせい)の人の性格は四緑木星の人とよく似ているので、最初は意気投合しやすいです。しかし恋愛に関しては三碧木星の愛されるより愛したい精神が、四緑木星にとって束縛に感じられることもあるでしょう。
相性自体は悪くないので、三碧木星があまり追いかけすぎずに四緑木星を自由にしてあげましょう。そうすることで、お互いがいいパートナーとしてつきあえるはずです。
三碧木星の生まれ年
1952年(昭和27年)
1961年(昭和36年)
1970年(昭和45年)
1979年(昭和54年)
1988年(昭和63年)
1997年(平成9年)
2006年(平成18年)
2015年(平成27年)
四緑木星(しろくもくせい)同士の相性:普通
同じ星同士だと、お互いに平和を好み優しい性格なので当たり障りなく過ごすことができるでしょう。
しかし衝突しなくてもお互いの気持ちがわからず本音が見えない、ということでいまいち深まらない関係になることもあります。このためお互いに友人としてなら、距離感を保てるので相性は悪くないかもしれません。
四緑木星の生まれ年
1960年(昭和35年)
1969年(昭和44年)
1978年(昭和53年)
1987年(昭和62年)
1996年(平成8年)
2005年(平成17年)
2014年(平成26年)
五黄土星(ごおうどせい)との相性:悪い
五黄土星(ごおうどせい)の人は自我が強くはっきりした性格なので、恋においても自らアプローチします。それに対して四緑木星の人は自然の流れに任せるタイプなので、五黄土星の人のやり方に嫌悪感を感じることもあるでしょう。
一方、五黄土星の人も四緑木星の本音を言わない部分にイライラするので、お互いにうまくいかない相性になります。
五黄土星の生まれ年
1959年(昭和34年)
1968年(昭和43年)
1977年(昭和52年)
1986年(昭和61年)
1995年(平成7年)
2004年(平成16年)
2013年(平成25年)
六白金星(ろっぱくきんせい)との相性:まあまあ
六白金星(ろっぱくきんせい)の人は、四緑木星の人のすぐ打ち解けない性格に壁を感じてしまいます。また、四緑木星にとっていつも六白金星の気持ちを考えなければいけないことに苦痛を感じると、六白金星の人もそれに気が付いてうまくいかなくなるでしょう。
このため、四緑木星の人が持ち前のやさしさを前面に出しつつ、六白金星の人に気持ちを伝えましょう。お互いに歩み寄れば、2人の相性もうまくいくはずです。
六白金星の生まれ年
1958年(昭和33年)
1967年(昭和42年)
1976年(昭和51年)
1985年(昭和60年)
1994年(平成6年)
2003年(平成15年)
2012年(平成24年)
七赤金星(しちせききんせい)の人との相性:悪い
明るく社交的な性格の七赤金星(しちあかきんせい)の人は、物事にたいしてはっきりした見解を求めます。それに対して四緑木星の人は本音を言うのが苦手なので、七赤金星の人にはがゆい気持ちを抱かせてしまうでしょう。
もちろん、四緑木星の人が自分の意思表示をはっきりできればうまくいきますが、それが苦痛ならおすすめはできません。
七赤金星の生まれ年
1957年(昭和32年)
1966年(昭和41年)
1975年(昭和50年)
1984年(昭和59年)
1993年(平成5年)
2002年(平成14年)
2011年(平成23年)
八白土星(はっぱくどせい)との相性:まあまあ
サバサバした印象を与える八白土星(はっぱくどせい)の人ですが、最初は四緑土星の優しい部分にひかれていくでしょう。しかし四緑土星の誰にでも優しくする性格が八方美人に感じられ、八白土星の人が不安を感じ離れてしまう可能性があります。
そのため、よい関係性を築くには八白土星の弱い部分に築くことが大切です。
八白土星の生まれ年
1956年(昭和31年)
1965年(昭和40年)
1974年(昭和49年)
1983年(昭和58年)
1992年(平成4年)
2001年(平成13年)
2010年(平成22年)
九紫火星(きゅうしかせい)の人との相性:良い
九紫火星(きゅうしかせい)の人と四緑木星の2人はとても相性がいいです。というのも九紫火星の人は四緑木星の優柔不断な性格を受け入れつつフォローしてくれるためです。さらに九紫火星の人は四緑木星のロマンチストな部分に惹かれ、長い時間一緒にいたいと思うでしょう。
こうなると、結婚相手には一番おすすめの相性です。
九紫火星の生まれ年
1955年(昭和30年)
1964年(昭和39年)
1973年(昭和48年)
1982年(昭和57年)
1991年(平成3年)
2000年(平成12年)
2009年(平成21年)
2018年(平成30年)
四緑木星(しろくもくせい)の2021年の運勢とは?
2021年の四緑木星の運勢は「華やかな一年」です。
2021年の凶方位:「南東(五黄殺)」「北西(暗剣殺)」「南南西(歳破)」「西(本命的殺)」「東(本命殺)」
※ 「年」の吉方位は、500km以上の宿泊を伴う遠距離の移動や海外旅行などでの方位となります。
※ 九星気学では2月初旬の立春が1年の始まりとなります
九星気学では9年のサイクルで運勢が巡っています。2021年の四緑木星は3つ目の宮「震宮(しんきゅう)」に滞在しますので運気が上昇する飛躍の時になります。
九星:三碧木星
五行:木
方位:東
季節:春
色:青対応するキーワード:焦燥、煩悶、ノイローゼ、ファイトを燃やす、順調、繁昌、イライラ
今年は過去数年に渡って取り組んできた物事の結果が出始め、希望と自信に満ちた一年になります。しかしまだ完成ではありませんので、ここで満足する事なく、トライ&エラーでさらにそれを高めていきましょう。
仕事も恋愛に関しても、基本的にエネルギーに満ち溢れた順風満帆な年ではあるのですが、それ故に少し気をつけて欲しいのが、「浮かれてハメを外しすぎてしまわない事」。せっかく築き上げた関係や地位を自分から壊してしまわないようにだけ注意しておきましょう。
四緑木星の人が2021年に運気を上げる為には
・可能な範囲で人助けをする
・謙虚な姿勢でいる事
を意識すると良いでしょう
四緑木星(しろくもくせい)の人が運気を上げる方法
では、ここかはら四緑木星の人が運気を上げる為には何をすると良いのかについてお話しします。
四緑木星は外に出ることで運気が上がる
四緑木星の人が運気を上げる為には「外に出ること」が大切です。というのも四緑木星は風の力を受けているので、旅や移動に縁があります。
例えば旅先や外へ出たときに、お土産で「あっ、いいもの見つけた!」という発見はありますよね。
このように、どこへ行っても人とのご縁をつかむことができ、それを育てることができます。そのため、特に若いときには積極的に外に出るようにしましょう。
信頼できる人を見つけることが大切です。
四緑木星の人は「空気が読める」一方で、優柔不断で飽きっぽく人の話を軽率に信じる傾向があります。つまりこれは詐欺や盗難に遭いやすかったり裏切られて悲しい思いをする可能性も高くなります。
かといってあまり人の顔色を窺い過ぎると疑心暗鬼に陥ってしまい、心が疲弊してしまいますよね。そんな時は自分の直観ではなく周囲の信頼できる人を頼るのが良いでしょう。
しかしながら、肉親に縁がないのが四緑木星の方の最大の難点で親元から離れて自分の力で事を為す方が多い四緑木星ですから、ご両親や親戚などはあまりあてにせず、自分の力で「この人なら信じられる」「この人へ流れが向いている」という点を見極めましょう。
ということで、四緑木星の人の性格・恋愛傾向・他の星の人との相性・2021年の運勢・運気の上げ方についてお伝えしました。ざっと振り返ってみましょう。
- まず四緑木星の人の性格といえば、長所が「人当たりが良い」「マイペース」「平和主義」で短所が「流されやすい」「優柔不断」「落ち着きがない」という特徴があります。
- そして四緑木星の恋愛傾向は、好きな人に対してはまっすぐで愛情深いでしょう。ただし流されやすい一面があるので、浮気には注意してください。
- 四緑木星の他の星との相性は、サバサバした人よりも穏やかな人のほうが気が合うでしょう。相性がいい人はすぐ仲良くなれるかもしれません。
- そして四緑木星の人の運気を上げるコツは、「積極的に外に出ること」「信頼できる人に相談すること」です。
四緑木星の人はマイペースでいながら誰とでも仲良くなれるので、ある意味得な性格であるといえるかもしれません。周りから慕われているので、ぜひ自信をもって行くとより行きやすくなるでしょう!
九星気学の他の運命星の性格や恋愛傾向・相性・運勢などは以下のページからご覧ください。
