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瞑想状態を表す12の感覚について
瞑想とは何か?がわかって頂けた所で次は「瞑想」状態に入るとどうなるか?についてもう少し詳しくお話します。
瞑想とは、肉体感覚を消滅させ、普段は隠されている「潜在意識」を浮かび上がらせ、それと対話する技術です。ですから続ける事により、瞑想は肉体的にも、意識的にも、不思議な変化を引き起こします。
そして感じるもの変化することは、人によってそれぞれです。ですのでだいたいこんな感じなんだ。というふうに捉えておいてください。
瞑想を行った時に以下のような症状や感情が現れたら、「瞑想がうまくいってる」と思って良いでしょう。そして、これらの症状は、「瞑想」を重ねるにしたがって少しづつ変化していきます。
- 心と体の境界が判然としなくなる
- 自分の寝息が聞こえる
- 身体の内側が振動し始める
- 自分がゆらゆら揺れている感覚になる
- 自分が回転する感覚を覚える
- 金縛りにあっているような感覚になる
- 誰かが体に触れたような感覚を覚える
- 誰かの話し声が聞こえてくる
- 遠くの音が聞こえる
- どこかの景色が見える
- 夢の断片のような映像を観る
- 光の存在を見る
これらの感覚を得るには、体の境界が判然としない状態に達することが必要です。そしてうまく瞑想状態に入ると、自分の手のひらが果たしてどちらを向いていたかといったことが判然としなくなり、腕や足の感覚もなくなってきたりもします。
人によっては、この段階で腕を伸ばそうと思ったら、どこまでも伸びていくという感覚を味わうかもしれません。ちょっと不思議かもしれませんが、ぜひあなたも瞑想を行ってこんな不思議な感覚を体験してみてください。
瞑想の効果を引き出す為に知っておいてほしい事
では、瞑想がうまくいっている時の感覚についても理解して頂きましたので、次は瞑想の効果を最大限に引き出す為に知っておいてほしい事と共に、瞑想を行う準備についてお話しします。
瞑想は「集中しよう」と意識するよりも、全身の力を抜く方が効果的
これから瞑想を始めたいという人の他にも、瞑想を日常的に試しているものの、どうしても余計な事を考えてしまう方は多いのではないでしょうか。
例えば集中しようと思えば思うほど、「そもそも自分はなぜ瞑想を行っているんだろう」と、瞑想の目的を考え始めてしまったり、「この時間を使って仕事を少しでも進めた方がむしろ効果的なのではないか」といった疑念を抱いたりする事もありますよね。
そこで瞑想をする際には、無理に「集中しよう」「心を無にしよう」などと思うのではなく、全身の力を抜き、リラックスする事から始めてみてください。
軽くストレッチをしてから始めたり、深い呼吸をする事だけに意識を傾けたりすると、自然と雑念を拭う事が出来ます。
瞑想に集中しやすい環境を整えてから行いましょう
瞑想をする際には、周りの環境を快適な状態に整えた上でスタートしましょう。
例えば着心地の良い素材で、ゆったりとしたサイズの服を着て行う事がポイントです。
もし、ピッタリとした服やチクチクするような素材の服を着てしまうと、意識が集中できず、ストレスが余計に溜まってしまいます。
また、強い匂いや騒音も、人によっては敏感に感じてしまい、意識が他の事に向いてしまいます。慣れるまでは部屋のドアを閉めたり、耳栓をしてみると実践しやすくなるでしょう。
そして瞑想を行う時間についても静かな早朝や寝る前の時間など、自分が最も集中できる時間帯を設定し、毎日習慣化すると自然と脳も瞑想モードに入りやすくなりますので、意識しておきましょう。
瞑想中に雑念を払う事で、日常生活からネガティブが消える
近年では瞑想やマインドフルネスなど、非常に多くの人が提唱した方法の本が話題になっていますよね。そのため、どの方法で実践したら良いのか分からず戸惑う事があるのではないでしょうか。
もちろん、自分にとって継続しやすい方法を選ぶ事が一番で、瞑想時間も10分から20分前後と、人によって異なっていて問題ありません。
私たちはどうしても「あの時ああすれば良かった」「こっちの選択肢を選ぶべきだった」となどと過去の記憶に固執する事がありますよね。また、将来の事に関しても、ぼんやりとした不安が急に襲い掛かり、「もしこうなったら嫌だな」などとネガティブになってしまう事があるかもしれません。
しかし過去は変えられない事実であり、未来の事はまだ始まっていない未知の事です。最も大切なのは、「今ベストを尽くそう」という思考を持つ事なので、そのような雑念を払う事がポイントになります。
瞑想をして雑念を払うトレーニングをする事で、瞑想をしていない時間にも、余計な事や心配事を考えない・気にし過ぎない精神状態を鍛える事が可能になっていきます。
自分を客観的に見つめ直す時間を持つ事で、精神状態が落ち着く
初めは瞑想を続けるだけで精一杯かもしれませんが、慣れていくと、目を閉じて集中しているうちに、自分の心がふんわりと浮いているような感覚になる事があります。
たとえ怒りや悲しみといったネガティブな感情が一瞬浮かんできても、それを客観的に、離れた所から見つめ返すようなイメージで思い返す事が出来るようになります。
瞑想を初めてまもなくのうちは、「一瞬思い出したらますますイライラしてきた」などと感じるかもしれません。
しかし、瞑想を通して心をすぐに安定させる事ができるようになれば、「あの頃はああだったけれど、今は…」などといったように、過去の事を客観的に捉え、今の自分がベストを尽くせるように考えられるように変わっていきます。
とはいえ、こんなふうに普段の思考まで変えていくにはやはり時間が必要です。ですので毎日短時間ずつでも瞑想を行って、その感覚や感情を掴んでいきましょう。