数珠ブレスレットを複数身につけてはいけない9つの理由と効果を高める方法

数珠ブレスレットを複数身につけてはいけない9つの理由と効果を高める方法
数珠は邪気を払う力があるとされ、魔よけのために使用される仏具ですよね。キリスト教のカトリックが身に着けているロザリオも、数珠と同じような形の十字架のネックレスで、お祈りの際に使用します。

数珠もロザリオもアクセサリーではありません。しかし正式な数珠をいつも携帯するわけにもなかなかいきませんので、最近では腕輪数珠(腕珠)と呼ばれる、数珠を小型化して中糸をゴムなどにして腕につけられるようにした、ブレスレット型の数珠が人気になってきました。

この数珠のブレスレットは、本来の魔よけの目的以外に、いろんな種類のパワーストーンを組み合わせて、健康運や開運を上げるためにつけるのですが。これを手に何本も複数個つける人も見かけますよね。

さて、数珠のブレスレットは複数手に着けても良いものなのでしょうか?そして数珠のブレスレットを手に着けるときに気を付けるに事には何かあるのでしょうか。今日はそんな疑問についてお答えする為に数珠ブレスレットを複数身につけてはいけない理由と効果を高める方法 などについてお話しします。

コンテンツ目次

数珠ブレスレットを複数身につけてはいけないのはなぜ?

数珠ブレスレットを複数身につけてはいけないのはなぜ?のイメージ
でははじめに数珠ブレスレットを複数身につけてはいけないと言われる理由についてお話しします。

まずは数珠の本来の意味を知りましょう。

数珠というのは、本来は「魔除け」の仏具で、自分に邪気が入ってこないように身を守るものです。数珠は多くの珠に穴を開けて糸でつないで輪にしたもので、正式には珠の数は108個です。

宗派によって形が異なっており108個と言うのは、ご存知のように除夜に鐘を打つ数と同じで、人間の煩悩の数と言われています。煩悩とは、欲望、怒りや愚痴など、迷いや苦しみの原因となる心の在り方を表現した言葉です。

数珠は、煩悩を取り除き、これまでの罪を懺悔して清らかな心になるように祈念するときに使用するのです。お葬式や法事、お墓参りの時に手にかける仏具なのです。

 

そもそも数珠のブレスレットとは何なのでしょう。

数珠の珠(玉)の数は正式には108個ですが、つなぐと小さい球でも大きな輪になります。この正式な数珠を「本連数珠」とか「二輪(ふたわ)数珠」と言います。

最近では、持ちやすくするために玉の数を減らし、略式として18~43個の数珠が使用されています。この略式の数珠を「片手数珠」とか「一輪(ひとわ)数珠」と言います。仏具の数珠として使用するものには、房(ふさ)が着いています。

数珠のブレスレットは、腕にはめるための超略式の数珠なのです。

略式と言っても、数珠の形式を踏まえて、主玉(基本の玉)以外に親玉(一つだけ入っている大き目の玉)と天玉(左右対称に入っている2個の小さい球)から成っています。

また、手に容易にはめやすいように、糸の代りにゴムが使用されており、房は着けていません。なので数珠のブレスレットは、厄除けや祈願成就のお守りとして手首に着ける数珠と言えます。

 

複数のブレスレットを身につけるのは「あり?」「なし?」

複数のブレスレットの重ね着けですが、あまりにも多いのは確かに良くないかも知れません。ヒーラーの方で5本くらいつけている方もいますが、見た目にも3本くらいまでが良いでしょう。

ただ、大事なのは、ブレスレットにどんな石を着けいているのか?という事です。石どおしが、相反する効果を持ち、エネルギーが相殺されるようでは意味がありません。

悪い例でいうと、気持ちを静めて癒す石と、エネルギーを活性化させて興奮させるような石などの組み合わせです。もちろん、相殺される組み合わせでも、悪いことが起こることはありませんが、石の効果を半減させてしまいます。

そして石の効果は、足し算ではありません。同じ石の数珠を3本着けても、効果は3倍と言うわけではないのです。本来は気に入った石のブレスレットを1本に絞り、祈願するあなたの心を込めて、気持ちよく手に着けておけばそれで充分と言えるでしょう。

ポイント:数珠ブレスレットを複数身に着けるのはNGではないです。しかし石の効果が打ち消しあわないように注意しましょう。

 

数珠ブレスレットの効果を高める方法

数珠ブレスレットの効果を高める方法 数珠ブレスレットで運気を上げる組み合わせのイメージ
では次は、数珠ブレスレットの効果をより引き出す方法についてお話ししましょう。

数珠のブレスレットはどちらの手首につければよいのか

脳生理学の見地から見ると、左脳と右手、右脳と左手がつながっています。

右手は左脳につながり、物質的、現実的な力を扱いますから金運、財運、仕事、商売、勝負などに良いです。
左手は右脳につながり、精神的、霊的な力を扱いますので恋愛、結婚、開運、健康、厄除けなどにおすすめです。

また仏教の世界では、左手は煩悩の世界で不浄なもの、右手は仏様の世界で神聖なものと言われています。

ですから、魔除けのための数珠は左手につけることが原則です。

ちなみに家内安全、厄除け、恋愛願望などの祈願のブレスレットは左手に、ギャンブルや試験の勝負運、金運、財運などの祈願は右手です。

このように数珠の石の祈願の内容によって、右手と左手を区別してつけましょう。

 

いろんな石を混ぜて着けるのは、マイナス効果かもしれません。

通販やネット販売で、いろんな効果が期待できる石を混ぜこぜに着けて、販売されている数珠のブレスレットをよく見かけますよね。

同じように通販の広告でよく見る健康食品の事例で、主要な素材にあれもこれもといろんな素材を追加で配合し、これには7種類もの素材を追加で配合している!そして、これが他社の商品との差別化です!などと言います。

しかし、よく考えてみると、それぞれの素材は効果が十分に得られる量など添加できるはずがありません。つまり気休めにすぎない(のかもしれません)。それと同じように数珠のブレスレットも、恋愛運、厄除け、癒し、金運、仕事運などなど、たくさん混ぜても、、、と少し考えてみてください。

例えば、絵の具を何色も混ぜすぎると汚いグレーの色になってしまいますよね。あなたの数珠のブレスレットが、そんな色になってしまわないようにしっかり気をつけておきましょう。 

どうしても沢山、、、というのであれば、いろんな祈念を込めた石のブレスレットを何本か持っておいて、その日の気持ちと目的に合わせて、着け替えて出かけるのが良いですよ。

 

数珠ブレスレットの効果を引き出す為には買った後に必ず浄化しましょう

天然石には浄化が必要です。最初の浄化はブレスレットを購入したその日に行います。石はブレスレットになってあなたの手元に来るまで、様々な人に触れられています。

人の念や悪い気が入り込んでしまっていることもあるので購入したてのブレスレットは、一度浄化してから身につけましょう。ブレスレットは毎日身につけているうちにあなたのマイナスエネルギーをたくさん吸ってくれています。

「毎日お疲れさま。」と労りの意味を込めても浄化してあげましょう。 また、持っている石がくすんでいたり、感覚的に石が疲れているなぁ。と感じた時なども、浄化でパワーストーン本来の力を引き出しましょう。

多くのパワーストーンは鉱物ですので、石によって水や紫外線、塩分に弱い場合もあります。石によっては退色したり、割れやすくなったり、溶けてしまうこともあるので注意してください。

セージのけむりで浄化する方法

セージとは、料理やお茶に使われるハーブ(香草)ですが、ここでは浄化に使います。

セージに火をつけると白い煙がでてきます。その煙にブレスレットを数回くぐらせます。手に持っているブレスレットがフワッと軽くなったな。と感じたら浄化完了です。

この方法は、水や塩、太陽光に弱い石でも度の石にも使えます。火を使いますので火災に十分注意して行ってください。けむりが出ますので火災警報装置が鳴らないところで行いましょう。

 

太陽の光で浄化する方法

午前中の太陽の光はプラスエネルギーをたくさん含んでいます。

数珠ブレスレットをベランダや窓際において午前中の太陽光に5分~20分間当てます。石が太陽の光をたくさんもらって元気を取り戻したら浄化完了です。

日光に弱い石はこの浄化は向いていません。

日光に当てると変色する可能性のある石:アンバー、インカローズ、カーネリアン、シトリン・スギライト、ターコイズ、チャロアイト、ローズクォーツなど。
日光は避けた方がよい(日光にできる限り当てないようにする)石:アジュライト、アメジスト、エンジェライト、セレスタイト、デザートローズ、フローライト、モルガナイト、ラリマーなど。

また透明な石は虫眼鏡のレンズのようになってしまうこともあるので火災に注意してください。

 

月光で浄化する方法

新月から満月までの月光に当てます。月の光は石の持つパワーを増幅してくれます。満月からだんだん欠けていく月の光よりも、新月から満月に力が満ちていく時期の光が効果的です。

特に満月の夜はおすすめで、より高い効果を得られます。

この浄化方法はどの石にも向いていますが、特に注意すべき点を挙げるとすれば、朝まで出しておくと湿気で石がダメになってしまうこともありますので、月の光には1時間くらいを目安に行ってください。

 

水で浄化する方法

水で浄化します。器に溜めた水は気が淀んでしまうので、流水で洗い流してください。水にはミネラルウォーターが効果的とされていますが、水道口から出る流水で洗い流しても良いです。

しかしカルキなどの成分が気になり石に触れさせたくない場合は、水道水は控えましょう。洗い流した後は柔らかい布で水分を拭き取るか自然乾燥させます。

水に弱い石には行わないで下さい。水に溶けてしまう石もありますのでしっかり調べてから行ってください。

水に弱い石:アンバー、オパール、カルサイト、クリソコラ、セレナイト、ターコイズ、パイライト、マラカイトなど。

 

クラスタやさざれ石で浄化する方法

クラスタ、さざれ石の上にブレスレットを置いておくだけで邪気を吸ってくれます。どんな石にも使える方法ですので水や光に弱い石はクラスタやさざれ石の上においてあげると良いでしょう。クラスタとは柱状の水晶の集合体から成る原石のことです。

パワーストーン屋さんに行けば浄化用のものが売っていますのでそちらで購入すると良いでしょう。透明な水晶クラスタや紫色のアメジストクラスタが一般的です。

さざれ石とは、小さい水晶の粒です。さざれ石をたくさんお皿や小物入れに敷き詰めて、その上にブレスレットを置いて浄化します。

クラスタより安価で手に入り、水晶、シトリン、アメジスト、ローズクウォーツなど様々な種類のものがあり、中には世界3大ヒーリングストーンとされるラリマーのさざれ石も販売されています。お部屋に置いておくだけで場の浄化ができますので、お気に入りのものを探して置いてみるのも良いでしょう。

 

保管場所に気を配りましょう

ブレスレットの保管場所には気を付けましょう。いくら光に強い石でも、毎日日の当たる場所で太陽光に当たり続けていると退色の原因になってしまいます。願いが叶って使わなくなったブレスレットは木箱に大切にしまっておくのが良いでしょう。

いつの日かまたお世話になるときもあるかもしれません。箱にはさざれ石を少し入れてあげましょう。 すると石がリフレッシュされます。ブレスレットは置いておくだけで効果を発揮してくれますので、ブレスレットの力によってお部屋が快適になりますよ。

 

数珠ブレスレットで運気を上げる組み合わせ

数珠ブレスレットで運気を上げる組み合わせのイメージ
ではここからは、数珠ブレスレットで運気を上げる為の基礎知識や良い組み合わせについてお話しします。

数珠の玉の素材で最高級は菩提樹(ぼだいじゅ)の実

お釈迦様は、菩提樹(ぼだいじゅ)の木の下で悟りを開いたとされています。そこで、菩提樹と言う木は、神聖なものとされています。 その木の実をひもに通して、それをひとつづつ指でなぞって仏様の名を唱えたのが数珠の始まりと言われています。

その後、石やガラス、最近流行りのパワーストーンと言われるものを使った様々な玉が生まれてきました。日本の仏教では、数ある数珠の素材の中でも最高のものは、やはり菩提樹の木の実と言えるでしょう。

 

幸運と繁栄を招く数珠ブレスレットの素材

では、菩提樹(ぼだいじゅ)の木の実以外で、数珠の玉に使われるパワーストーンの中で、まずは幸運を招くものを見てみましょう。すべてのパワーストーンは、魔除けの力があるので、それ以外で幸運を招くものお伝えします。

「本水晶」は無色透明の神秘的な石で、クリスタルとして有名です。日本の国石(国の象徴石)でもあり、魔除けになる仏教の7宝のひとつです。魔を払い幸運を招く力があります。
「紫水晶」は、アメジストとも呼ばれ、高貴な紫色の石です。2月の誕生石です。不安を取り除き、安らぎと幸運を呼びます。
「本翡翠(ほんひすい)」はジェダイドとも呼ばれ、聖なる石として崇められています。古くから富の象徴として装飾品に利用されています。災難から身を守り、繁栄を得る力があります。
「オニキス」は、邪念や悪い気を振り払い、理性を与えてくれます。成功の象徴とも呼ばれ、物事を前に進めるための忍耐力を与えてくれます。成功は繁栄に結びつきます。
 

金運・仕事運を招く数珠の素材

「青虎目石」はブルータイガーアイとも呼ばれます。邪悪を跳ね返し幸運を招く石と言われます。洞察力や決断力を養い、物事を成功に導き、金運・仕事運を高めます。
「赤虎目石」は、レッドタイガーアイと呼ばれ、青虎目石と同じく、物事を成功へと導き、金運・仕事運を高めます。
「黄水晶」は、シトリンと呼ばれ、太陽の象徴とも言われて商売繁盛と富を与える幸運の石です。この石を持つ人は、人生の満足感を味わえると言われています。
「トルマリン」は、衰弱した心を回復させ、体の活性化と集中力、理解力を改善する力があります。

 

疲れた心を癒し、運気を高める石

「ギベオン隕石」には、意思を強く奮い立たせ、問題解決力を高めてくれます。「茶水晶」は、力強さと忍耐力を高めてくれます。

「グリーントパーズ」は自信をつけて夢の実現に向けた力を与えてくれます。
「グリーンアメジスト」は、心身の疲労を癒し、運気を好転させる力があります。

そして「メノウ」は健康や長寿のお守りに、「珊瑚」は安産、産後のお守りに、「紫雲石」は安らぎを与え、「インカローズ」は恋愛成就のお守りなどに最適です。

 

【目的別】一般的によく使われる数珠ブレスレットの組み合わせ

【目的別】一般的によく使われる数珠ブレスレットの組み合わせのイメージ
では最後にパワーストーンのお店などでも比較的手に入れやすい数珠ブレスレットの素材を目的別にお伝えします。

恋愛運を上げるの組み合わせ

恋の運気をUPするパワーストーンは「ロ-ズクォ-ツ」が有名ですよね。この石は愛と美を司る石です。この石を中心に「インカロ-ズ」や「ガ-ネット」「アマゾナイト」などを組み合わせると、とても相性がよいとされています。

いつも身に着けていると、恋愛運がUPすること間違い無しです。

 

金運を上げる組み合わせ

金といえばこの石!というほど強力なパワ-を持つ「ルチルクォ-ツ」は金銭を呼び込むパワースト-ンです。

この石のエネルギ-はものすごいと言われていますが、価格も高い為、お手軽な「タイガ-アイ」やチャンスを掴む「ガ-デンクォ-ツ」などとの組み合わせがおすすめです。

 

人間関係円満の組み合わせ

「アラゴナイト」や「アクアマリン」「ラリマ-」の組み合わせは、人間関係の調和を生む組み合わせとなります。

悩んでいる人はぜひ身に着けてみてください。

 

結婚運を上げる組み合わせ

最高で幸せな結婚を望むなら「インカロ-ズ」「カルセドニ-」「モルガナイト」の組み合わせは幸せの象徴の石ですので、いつも身につけておくのに最適なアイテムです。

 

美しくなる為の組み合わせ

美しさをキ-プ、痩身を応援してくれるのは、「ソ-ダライト」「ルビ-」「ピンクオパ-ル」の組み合わせがとてもよいとされています。

ダイエットに失敗する人は、この組み合わせを身に着けると成功に導いてくれるかもしれません。

 

仕事運を上げる組み合わせ

会社で業績UPや、やる気を出す為には「サンスト-ン」「シトリン」「トパ-ス」などの石の組み合わせがとても波長が合います。

3種類ともクリスタル系な色合いですので、男性も身に着けやすい色合いでキレイです。

 

健康運を上げる組み合わせ

健康に自信が無い人には、「アンバ-」がぴったりです。アンバ-はマイナスエネルギ-を抜きプラスのエネルギ-を循環させてくれます。また「アベンチュリン」「グリ-ンアゲ-ト」などと組み合わせても良いでしょう。

 

自分をみつめる組み合わせ

人生に迷いを感じたり、自己を知りたくなったら、「アイオライト」「タンザナイト」「オブシディアン」などを身に着けると導きを受けられます。

 

厄除けの組み合わせ

嫌な事から離れたい、災いを避けるためには7色の石を組み合わせるとよいとされています。

おすすめは

  • 災いを未然に防ぐ「マカライト」
  • 強力な邪気払いや魔よけに「天眼石」「ドラゴンアゲ-ト」「サ-ドオニクス」
  • マイナスエネルギ-から守る「スギライト」
  • 邪悪や危険から身を守る「タ-ゴイズ」

の7色がおすすめの組み合わせです。

 

さて、数珠のブレスレットについて色々お伝えしましたが、単なるファッションとして着けるブレスレットであれば、長いものでも、何本でも、そして色々な色を両手に着けても問題はありません。

しかし何かを祈念して大事に着ける石の場合は、どちらの手に着けるか、何を重ね着けするのかなどなど、しっかりとご自分で判断して身につけましょう。

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