引き寄せの法則という言葉を耳にしたことがある方も多いですよね。引き寄せの法則とは、あなたが思ったことが現実に起こるというものです。
この説明を聞いて「そんなバカな」「そんな簡単に願いがかなったのなら苦労しないよ」と思いうかもしれません。しかし引き寄せの法則というものは実際に存在し、その法則に従うことで幸せを手に入れた方もいるのです。それでも「そんな夢のような話があるわけがない」と疑っている方もいるのではないでしょうか。
実際に思いが現実になったことが一度も無ければ、信じられないのは当然ですし、誤解されやすいものでもあります。実は引き寄せの法則は、その人の考え方や行動も関わってくるため、ただ思っているだけでは何も変わらないのです。
そこで今回は引き寄せの法則とはなにか?を理解して頂くと共に、恋愛や人生の運気アップに活かすコツについてお話しします。
引き寄せの法則とは何か?をまずは理解しましょう
ではまずは引き寄せの法則とは何か?についてからお話しします。
引き寄せの法則とは、私達の人生に働いている法則で、簡単に言うと「心で思っていることが引き寄せられて現実になる」という事です。
また、引き寄せの法則とは、ナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」から派生した成功法則のひとつと言われていて、自分の視野思考、行動をコントロールする事によって望ましい現実を引き寄せようとするもので、その根底には
- 注意と意識とエネルギーを向けるものは、良いことであれ悪いことであれ現実のものとなる。
- 波動は共鳴し、同じ波動を持つ出来事を引き寄せる。
といった考え方があります。
つまり、意識をポジティブなものにフォーカスして、自分がポジティブになると、自然にポジティブな出来事が自分の身の回りに引き寄せられてくるというわけです。
引き寄せの法則の効果を高める為に知っておいてほしい事
では、そんな引き寄せの法則ですが、その効果を高める為に知っておいてほしい事がいくつかありますので、お話しさせて頂きます。
引き寄せの法則は魔法やおまじないではないと知りましょう。
引き寄せの法則は魔法ではありません。どんなに強く願ったところで他力本願な願い事が叶うことはありません。引き寄せの法則を効果的に作動させるには、最終目標に向かうまでのプロセスを1つ1つ具体的に意識することが大切です。
例えば「お金持ちになりたい」という願い事だとしても、「願っているのだからいつか叶うはず」と何もせずにいるならそれはただの妄想です。
しかし、「お金持ちになりたい」という最終目標に向けて『キャリアアップを目指す』『仕事で成果をあげる』といった小さな願いを具体的に積み重ね、叶うよう願いながら努力をすることで環境が整ったり、思わぬ救いの手が差し伸べられたりするといった『幸運』が訪れます。
『人事を尽くすことで天命を手繰り寄せる』のが引き寄せの法則です。
自ら動かぬものに恩恵は得られぬものと心得ましょう。
引き寄せの法則で大切なのはポジティブな思考を保つことだと言われます。しかしどんなに良いイメージを思い浮かべても、そのための細かな目標を立てたとしても、行動しなければ引き寄せの法則だって発動のしようがありません。
成功に必要不可欠な幸運や偶然といった要素は自発的に起こした行動や状況にシンクロして、初めて引き寄せられるのです。成功のビジョンを強くイメージし、アクションを起こすことで必ず何らかの反応が生まれます。
強いイメージは潜在意識の領域に働きかけ、知らず知らずのうちに願いが叶う方向へと己の言動を導いていきます。
『タイミング』すらも味方につけ、1つのアクションをきっかけとして次々と生まれる反応の連鎖を、より良い方向へとハンドリングするのが引き寄せの法則なのだと覚えておきましょう。
引き寄せの法則は遥か先の未来も判別していると知っておきましょう。
『潜在意識は、あなたが思うよりも深く、あなた自身の事を知っています』と言われたら、あなたはどのように解釈するでしょうか。
あなた自身が叶えたい願いを思い浮かべてみてください。
よく出てくるのは『○○がしたい』『△△になりたい』『××がほしい』といった事ではないでしょうか。
では、その願いが叶ったらあなたはいったいどんな幸せを感じるのでしょう。
『○○がしたい』『△△になりたい』はいわば『欲』です。
しかし大切なのはその先です。
そしてその願いがあなたを幸せにするものなのか否かを、潜在意識はちゃんと知っています。故にいくら願ってもそれがあなたのためにならないのならば、叶わないことのほうが多いのです。
口癖を効果的に活用するのがコツと覚えておきましょう。
言葉は潜在意識に強く働きかけます。「どうせ私なんて」「できるわけがない」など、ついついネガティブな言葉を口にしてしまいがちですが、聴覚から入り込んだ自分の声は情報として脳に届き、暗示として潜在意識に深く刻み込まれていきます。
さて、だったらポジティブな言葉や気持ちが上向きになるような言葉を意識して口に出してみたらどうなるでしょう。
最初は違和感があるかもしれませんが、「私はできる」「必ず結果を出す!」と言い続けるうちに潜在意識は口癖通りのあなたをプロデュースしようとし始めます。
これは自分が言わなくても同じです。他人から愚痴や悪口ばかりを聞かされていたらなんとなく気分が悪くなりますよね。
反対に、前向きな言葉や褒め言葉を聞くと気分も明るくなってきます。『聴覚』や『声』は繰り返されれば繰り返されるほど潜在意識に積み重なり、言動に大きな影響を及ぼすのです。
心身の健康なくして成功はありえないと肝に銘じましょう。
引き寄せの法則は無意識の力を最大限に活用する方法です。しかし、心身が疲れきっている時はついつい発想がネガティブなものになったり、集中力が散漫になったりするものです。
これではせっかくの引き寄せの法則を活かすことができません。睡眠や食事をきちんと摂ること。部屋や環境をキレイに整えておくこと。心が疲れたなと感じた時はちゃんと休息をとること。瞑想でリラックスするという手もあります。
自分なりの方法で、ストレスを溜めこむ前に発散させるようにしましょう。『健全な精神は健全な肉体に宿る』という言葉がありますが、まさに心身ともに健全な状態であることが引き寄せの法則の成功率を左右すると言っても過言ではありません。
引き寄せの法則を使う時に「やって良い事」「悪い事」
では次は引き寄せの法則を実践していくなかで、やって良い事とやってはいけない事がありますので、それについてもお話ししておきます。
引き寄せの法則でやって良い事:望みは明確にする
引き寄せの法則をする上で、きちんと自分の望みを明確化することは大切です。一度にあれもこれも望んでしまうと、結局何を手に入れたいのかがブレてしまうことから引き寄せられるものも複雑化してしまいます。
そのため、自分の思考をしっかり把握するためにも頭の中だけで考えるのではなく、ノートに書き出すなどして明確化するようにしましょう。ノートに記すことで、目的を見失いそうになったときも見返すことによりブレてしまうのを防ぐことができます。
引き寄せの法則でやって良い事:手に入れたときの感情を想像する
引き寄せの法則によって、欲しかったものを引き寄せた自分が想像してみましょう。
これを手に入れるためにがんばってきて、ついに夢が実現した!うれしい!という気持ちに溢れているはずです。引き寄せの法則とは、感情によって現実が引き寄せられてくるというもの。どんなに言葉を尽くして自分の欲しいものを説明しても意味がありません。
大切なのは心の動きです。
例えばあなたはマイホームや車が欲しいのではなく、それを手に入れたときのこの感情が欲しいのです。
ですから、引き寄せの法則では心の動きまでしっかりイメージすることが大事です。
引き寄せの法則でやって良い事:周りにいる願望をかなえている人でイメージする
引き寄せの法則とはできる限り具体的に思うことが大事です。なんとなくの姿ではなかなか実現には向かっていきません。
そのために、周りにいる自分の願望をかなえた人を見てイメージを具体化するのもひとつの方法です。
例えばお金持ちの人がいたら、その方がお金を手に入れている人のモデルとなりますので「自分ならこういう生活をしている」と具体的に考えることができますよね。
強く思うことではなく具体的に思うことが大切ですので、実際にそれを実現している人を見て、自分なりの考えの参考にしましょう。
引き寄せの法則でやってはいけない事:物を得るお願いをする
引き寄せの法則に関する画像によくあるのが「欲しい物が手に入るようにと念じていたら、それをプレゼントされた」などといったシーンです。
そのためか、引き寄せの法則について『「物が手に入る」のを念じていれば、それは何らかの方法でやってくる』と誤解している人が大変多いようです。
しかし、当然ながら無から有を生み出す魔法でもなければ、「願いをかなえる方法」がすべてではないのです。確かに、自分が今何を望むのかに焦点を当て、明らかにするのはよいことなのです。
願望の実現や願いをかなえる方法はあくまで法則の一部分にすぎません。真の願望実現のためには、ノウハウとして扱うだけではなく、その人が自身の本質に目を向ける必要があるのです。
引き寄せの法則でやってはいけない事:願うだけで他力本願にしてしまう
「イメージすれば、欲しいモノが手に入る」、このような認識がだいぶ広く浸透してしまいました。しかし、イメージはあくまでも実践ツールの1つ。強く念じることと何かを引き寄せることには、本質的な繋がりはないのです。
ですがこの認識が広まったため、強く念じてあとは何もしない、という残念な実践もまた広がっています。
『自分の思考に力をかけて実現しようとする強い押しのエネルギー』と、『運の流れに身を任せ、じたばたせずに待つエネルギー』、極端に違う2つの方向性が認識をさらにややこしくしているのも事実です。
ではどうしたらよいのか。行動が必要か否か、という小さなことではありません。
問題はそこではなく『何にしたがって動くか』なのです。それを伝えてくれるのがひらめき、インスピレーションなど。
イメージすることでこういったサインを受け取る直感力を研ぎ澄ませることが大事です。真剣かつ具体的に、現在進行形で願いを思い浮かべることで、その道にいたるためのひらめきが訪れるはず。見逃さないようにしてください。
引き寄せの法則でやってはいけない事:人生を自分の思い通りにする為だけに使う
引き寄せの法則は『自分の意図をこの世界で実現するための方法』だと思われているひとも少なからずいらっしゃいます。
例えば自分の意図に沿って、思い通りの人生を描くことが「良いこと」なのだと。実際に関連書籍などには「人生を思い通りにする!」という煽り文句が踊っていたりしますよね。
しかし、引き寄せの法則=願望実現の方法、とだけ捉えてしまうと、それはただエゴを増大させるだけになってしまいます。
ですので、まずは『楽になりましょう』。あれもこれもと欲しがるのではなく、いらないもの、不要なものを捨て去り本当に必要なものだけを残す。
エゴに飲まれてはいけません。さいなまれる雑念を捨てたら、本質が見えてきます。決断も行動も取り組むのは自分自身だという事をわすれずにいてください。
引き寄せの法則でやってはいけない事:「欲しい」はダメ
引き寄せの法則を実践しようと決めた人の中には、何かが欲しいから実践しようと決める人がいます。しかし、「欲しい」という気持ちのまま引き寄せてしまうと、「欲しいと思う自分」を引き寄せてしまいます。つまり、いつまで経っても欲しいままの自分しか引き寄せませんので、現状と何ら変わらなくなってしまいますよね。
そのため、引き寄せの法則では「欲しい」といった気持ちではなく、具体的な自身の最終像を描くことが大切です。
引き寄せの法則でやってはいけない事:ネガティブな思考はダメ
引き寄せの法則では望みを叶えた自分を想像することも大切ですが、それ以上に大切なこととしてその前向きな気持ちを常に持ち続けることです。
とはいえ、常に前向きな気持ちを持ち続けるというのも一見簡単に思えますが、いざ実践しようとなるとかなり難しいことだと感じるかもしれません。
気持ちが暗くなりそうなときや、イライラしてしまいそうなときは楽しかったことを思い出したり、好きな音楽を聞いたりすることで気分をリセットしてください。
引き寄せの法則が叶う時に現れる好転反応とは?
では次は引き寄せの法則を実践していく中で、現れる事のある「好転反応」について解説します。
引き寄せの法則を実践して「今より悪くなった場合」をどう捉えるのか
引き寄せの法則の原理を知れば何でも実現できる必ず幸せになれると思うと私達はとかく早急に結果を求めてしまいがちですよね。
望みを早く実現したいと思うあまり、「出来事の実現をイメージする」「叶ったときの感情を味わう」「不要なものを手放す」といった一連の手順ばかりに一生懸命になってしまったりするでしょう。
それ自体は悪くはありませんが、これはぬかるんだ土台の上に家を建てようとするようなものです。それでは建てた家がすぐに崩壊するように、叶ったはずの願いもすぐに壊れてしまい、結果を実感しにくくなってしまう事があります。
引き寄せの法則には、私達の内側にある感情や心のあり方が大きく関わっています。
つまり自己や現状の否定、無価値感、優越感、損得勘定、比較、不安、恐れ、妬みそねみつらみ、執着、後悔……こういったさまざまな雑念を、自分の内側から取り除かねばなりません。
また、強く真摯に念ずることで、かえって望まないことが起きる場合もあります。
もしかすると現在の状況よりも辛い立場に追い込まれることもあるかもしれません。しかしこれは願望実現に到達するための好転反応です。それに到達する為に必要な出来事ですので、そこで心を折れてしまうのではなく、それを踏まえて今より前に進む事を意識してください。
余計な雑念を払い、目の前の出来事に惑わされることなく乗り越えていくことで、あなたの足元はしっかりと固められていきます。
そこで初めて、なにが起きても崩れない、確固たる『望みの実現』が訪れるのです。
引き寄せの法則を使って良い恋人やパートナーと巡り合うコツ
では次は引き寄せの法則を使って良い恋愛や人間関係を築く為のコツについてお話ししていきましょう。
引き寄せの法則を恋愛に活かすには「一度過去を確認してみましょう」
私たち人間の思考意識には、生まれてきた環境や家族関係が影響を与えている事が多々あります。
特に恋愛に関して運が無いと思っている方や、現時点でも不倫やDVな方との恋愛をしていたり、我慢することが多い恋愛経験をしている人は、一度、両親の夫婦関係を見直してみると良いかもしれません。
女性は父親、男性は母親の影響があることが多く、子供には初めに性別的異性として知るのが両親なので、もしも夫婦関係の悪い両親を見て育つ環境だと、その親の言動や行動をみているうちに潜在的に自分の性格や行動にそれをインプットしてしまいます。
そうなってしまうと『私なんて愛される価値がないんだ、恋愛運が無い』と潜在的に植え付けて、いつも同じ負のスパイラルの恋愛をするようになってしまいます。
もし思い当たるようであれば、引き寄せの法則を恋愛に使う前に、例えば心理セラピストさん等に手助けしてもらうのも良いかもしれません。
引き寄せの法則を恋愛に活かす為には理想の人をリアルにイメージする事。
『あなたの理想のタイプはどんな人?』と聞かれて、容姿、髪型、身長、体重、性格、仕事、年収、それらをしっかりと思い浮かべられますか?引き寄せにはリアルなイメージが大切です。
もしイメージする事が苦手な人は、紙に書くイメトレをお勧めします。毎日、いつでもどこでも、強くイメージを膨らませる為に何度も書き足したり見直したりしてみてください。
そしてその理想の人と楽しくデートしていたり、過ごしている様子等もイメージしてみましょう。
馬鹿げていると思ってしまうかもしれませんが、引き寄せの法則で否定は厳禁です。良い未来を得る為に、諦めず、焦らず、いつまでも信じて楽しみながら行っていきましょう。
引き寄せの法則を恋愛に使うなら、ワクワクしながら諦めないで思い続けましょう。
せっかく良い恋愛の引き寄せのために、思い続けているのに、いつ叶うのかな?と焦ってしまうと失敗しやすいです。エネルギーのネットワークはタイムラグがある事も覚えておきましょう。思考は交差しますし、相殺されたりもします。
思いの世界は時間も空間もありません、願ったら後は天にお預けする気持ちで居るほうが良いのです。そして、諦めずに定期的にイメージするのが良いでしょう。けして『どうせ』と思わないことです。そのように思ってしまうと、思ったようにしかなりません。
イメージするにも意識の波動が低すぎるとネットワークへの受信をされても、質の良いものを引き寄せるには弱すぎます。
意識の波動を上げるには、フットワークを軽くして良く笑い、自分自身も波動の高い人や物に触れる、運の先取りをするように振る舞い、真似てみる等、必然とエネルギーを取り入れていく習慣をつけると良いでしょう。
引き寄せの法則で人生を豊かにする11のヒント
では最後に引き寄せの法則を使って人生を豊かにする為のヒントについてお話しします。
感情に関心を向けましょう
感情という言葉は、さまざまな意味で用いられていて、その定義は明確ではありません。広い意味では、喜びや悲しみなどの情動や気分、好き嫌いも含まれます。
思考は常に監視することは出来ませんが、感情はある程度コントロールできるものです。その為、感情に関心を向け、敏感にとらえ、望まない対象から、早めに関心をそらしてしまえば、望まないものを引き寄せることがなくなるのです。
本当に引き寄せたいものは何か再確認しましょう
「あなたの欲しいものは何?」という質問は、実は結構答えを出すのが難しいものです。多くの人がお金と答えますが、ではなぜお金が欲しいの?と訊かれると、人によってさまざまな回答になるでしょう。
将来の不安をなくしたいから。欲しいものを買いたいから。それを更なる収入アップの元手にしたいから。子供に残したいから…。ここで考えて欲しいのは、「あなたが本当に引き寄せたいのはお金ではない」ということ。
お金によって得られる効果が欲しいのです。引き寄せの法則では、引き寄せたいものをはっきりさせなければなりません。もう少し自分の気持ちを探ってみましょう。
あなたの本当に欲しいものは、お金で得られる安心感?お金で買えるもの?お金があれば始められる事業?手に入れたいものを見極めて初めて、引き寄せの法則を始められるのです。
引き寄せたいものの優先順位を整理しましょう
引き寄せの法則は、歌の歌詞にあるような「望めば叶う!」というものではありません。
たとえば、「大統領になりたい」と思ったとしましょう。
では、あなたは自分が大統領になった姿を想像できますか?大統領になったことがない人には、それは非常に困難な作業ですよね。自分がそうなった、という姿が想像できないと、引き寄せの法則は発動しにくいものです。
大統領になる前に、まず政治の勉強をする必要がありますから大学に入って充実した日々を送っている自分を想像し、引き寄せる必要があります。
このように、引き寄せの法則を使うには「最終的に引き寄せたいものを手に入れる前に引き寄せなければばらないもの」を考えなければなりません。
引き寄せた結果を想像しましょう
間違った引き寄せの法則の使い方で多いのは、「○○が欲しい」「××になりたい」と願望を念じてしまうことです。
この場合、引き寄せの法則が発動しても、「○○が欲しい自分」「××になりたい自分」が引き寄せられる=現状と何も変わらない、ということになってしまいます。
ここで大事なのは、引き寄せた後の自分をビジュアルで想像することではなく、うれしいという感情やわくわくする気持ちを心に持てるかどうか。
あなたが手に入れたいものはモノや肩書きではなく、そのモノを手に入れてうれしいという感情や目指すところまで来られた自分自身であることを忘れないでください。
後ろめたさを感じる必要はありません
人間、たてまえが必要なシーンはたくさんあります。でも引き寄せの法則を実行するに当たって、そういうものは一旦忘れてください。
「楽してお金が欲しいという考えは恥ずかしい」とか「欲にまみれているみたいで嫌だ」とか思ってしまいがちですが、別に人のものを横取りしたり周りに迷惑をかけるものではないので、堂々と欲しいものを引き寄せてかまわないのです。
誰かに宣言しなくてはならないものでもないですから、自分の心の中で存分に欲しいものを欲しがりましょう。後ろめたさは引き寄せの法則の邪魔をします。自分の願望に蓋をしないで、正直な気持ちで引き寄せましょう。
正しい判断力と軽いフットワークを身につけましょう
引き寄せの法則で引き寄せられてくるものは、棚から牡丹餅のように降って湧いたように実現するものばかりではありません。多くの場合、チャンスの前兆が表れ、それを確実に手にした人から夢を実現させていきます。
では、そのチャンスを見逃さないためにはどうしたらいいのでしょう?それには正しい判断力とフットワークの軽さが欠かせません。
怪しげな人が「おいしい話があるよ」と言ってきても、正しい判断力があれば引っかかることはありませんし、逆にほんの少しのチャンスもきちんと見極められます。
そして、他の人に先を越される前にがっちり掴める行動力も不可欠です。引き寄せの法則は念じて引き寄せることはできますが、それを手に入れるかどうかの最終判断は自分でしなければならないということは覚えておいてください。
常にポジティブでいるように意識しましょう
引き寄せの法則では、はじめは自分に嘘をついてもよいのです。とにかく、常にポジティブでいることだけは意識しましょう。はじめに自分が思ったことから自分に何かが起こると述べたように、ポジティブなことを考えるとポジティブな結果が生まれます。
これが無意識にできるようになれば、あなたも成功者の一人となることは間違いありません。
他人の良いところだけに目を向けましょう
他人の欠点には自然と目がいきますよね。しかし、欠点というのはネガティブなものです。引き寄せの法則を考えると、欠点は悪循環のはじまりとなります。
それに対して相手の良いところが見つかれば見つかるだけ相手と仲良くなれ、さらに自分にも良い結果が返ってくるのです。相手の良いところと悪いところのどちらを探すべきか言うまでもありませんね。
引き寄せの法則は自分の成功のためで自分だけのことを意識すればよいと勘違いするかもしれませんが、他人との関係も重要になるので頭に入れておきましょう。
言い訳をしない事も大切です
何か失敗してしまうとすぐに「でも」「だって」という人がいます。彼らは引き寄せの法則で何を引き寄せるか、ここまで読んできたみなさんなら分かりますよね。当然、彼らは同じ失敗という悪い結果を引き寄せてしまうのです。
自己弁護に走るのではなく、成功のためにはどうしたらよいのかを考えなくてはいけません。失敗にとらわれず、先の成功を目指すというのが、引き寄せの法則のポイントです。
夢を持ち、強く意識する事を忘れずに
引き寄せの法則とは何か、をもう一度考えましょう。引き寄せの法則とは、思考は現実化するというものでしたよね。つまり、現実化したい夢や目標を描く必要があるのです。頭の中でビジュアルとして意識するのが、成功へのコツです。
例えば、お金が欲しいとしましょう。実は、ただお金が欲しいと願ったところで引き寄せの法則をうまく使った成功には決して結びつきません。お金を手に入れた自分の姿をきちんとイメージして初めて、引き寄せの法則の対象となりえるのです。
繰り返しになりますが、夢がかなった姿を明確に意識するというのがポイントです。
小さな幸せをかみしめましょう
常にポジティブでいるための秘訣は、小さなことに幸せを感じることです。むしろ、幸せを見出すことと言ったほうがよいかもしれません。
私たちは普段自分が恵まれていることに意識を向けることなく、隣の芝生ばかりを見てしまう傾向があります。しかし、それではネガティブの連鎖につながるだけというのは引き寄せの法則の基本中の基本です。
例えば、天気が良い、朝早く起きられたなどという普通は見向きもされないことにも幸せを見つけることはできるのです。
当たり前を当たり前と思わず、小さな幸せを見つけ、それをかみしめるようにしましょう。
さて、このように引き寄せの法則を使いこなすためには、まずその正しい意味を知ることが必要です。「思っていれば勝手に実現する」ということではないということを理解しましょう。
願望を具体的に持つことで、なりたい自分が明確になっていきます。しかしただ手に入れたいという気持ちでは実現はできません。それは欲であり、何もしないで手に入るわけがないですよね。
大切なことは、今の自分がいることに感謝をして、これからも身の周りのこと全てに感謝をしていくこと、そして思い描いたビジョンに向かって動いていくことが引き寄せの法則の基本です。
幸福の感じ方は、人それぞれで、その幸せに対しての満足度も違います。だからこそ、自分で作り出すのです。あなたが望んでいる幸福を、引き寄せの法則を使って経験してください。
考え方ひとつで、あなたの人生は変わります。明日からもっと幸せになる為に、ぜひ引き寄せの法則を使ってみてください。