年の差結婚を反対する両親の気持ちを知って説得するワザ

年の差結婚を反対する両親の気持ちを知って説得するワザ
芸能界では10歳以上年の差のある結婚が次々と発表されています。芸能界に限らず、年の差が大きい夫婦はいますよね。

お互い好きになれば、結婚に年の差なんて関係ないと思うものですが、それは当人の考えであり、親から見るとちょっと違います。大切な我が子が年の差のある相手と結婚したら、将来苦労するのではないかと心配するのが親心というものなのです。

また、世間体を気にする親もいることでしょう。厚生労働省が発表した平成23年度の平均初婚年齢は、男性が30.7歳、女性が29.0歳で、ここから計算すると、結婚相手の年の差は2歳前後が平均値になります。

これは数字のマジックであり、実際は同学年やもっと年の差のある夫婦もいるのですが、やはり今でも10歳以上離れている年の差夫婦は少数派なのです。

成人した男女が結婚する時、親の同意は不要ですが、確執なく両親に祝福されて結婚したいものですよね。そこで今回は、年の差結婚を反対する両親の気持ちと、それを踏まえた説得するワザをお伝えします。

 

年の差結婚を反対する両親の気持ちを知って
説得するワザ

 

ジェネレーションギャップを乗り越える信頼関係を主張する

両親は何も意地悪で年の差結婚を反対しているわけではありません。自分たちの人生経験から、年の差が大きいと起こりうるデメリットを酷く心配しているだけなのです。

育った時代が10年違えば環境も大きく変化します。人の価値観は自分の人生の上に作られていくものであり、ジェネレーションギャップが夫婦の大きなすれ違いになり得る可能性もあるのです。

それを乗り越えるためには、年の差など関係なく、お互い対等に話し合うことができ、しっかりとした信頼関係があるということを両親に伝えることが大切です。

年の差が大きいと、年上の方が支配的になったり、年下の方が過度に甘えるような関係になったりしがちですが、自分たちはそうではなく対等であるということを両親に伝えましょう。

 

経済的な心配がないことを伝えるために貯蓄額も公表する

年の差結婚は経済的な心配もあります。大きく年が離れているため、どちらかが先に定年退職を迎えます。大黒柱が男性であり、且つ男性の方がずっと年上の場合は、住宅ローンが組めるのかどうか、子供の大学費用をきちんと確保できるかどうかなど、子供を育ててきた両親だからこそ心配します。

年齢が上がれば年収も上がる傾向にあるので、今は経済的な心配が全くないと感じるかもしれません。しかし、両親から経済的な不安を指摘された場合は、説得するためにリアルな将来設計を考え、時には貯蓄額やお互いの年収を公表して「大丈夫」と説得しなければなりません。経済的に親を頼るという考えは言語道断です。

 

自分や相手の年齢を楽観視せず真剣に考える

年の差結婚は、お互いまだ若々しい精神を持っているからこそ恋に落ちて結婚まで考えるものです。若々しい気持ちを持つのはとても良いことなのですが、あえて逆の視点から見ると、自分たちの年齢を楽観視しているということでもあります。

あなたよりずっと先に年を取っている両親は、「老いる」ということはどういうことかを、自分の身を持って体験しています。

だからこそ、自分の子供が大きく年の離れた相手と結婚したいと言った時に、相手が年上ならば「この先結婚相手の体力低下や病気などを受け入れられるのか」と心配し、相手が年下ならば「年老いた時まだ若い相手に嫉妬したり過度な心配をしたりするのではないか」と心配します。

また、順調に子供ができるかどうか、希望する子供の人数が二人の間で一致するかなどの心配もするのです。

だからこそ、誰よりも自分たちの年齢を冷静に、且つシビアに考えて、「それでも大丈夫。二人でやっていける」という意思を見せることが大切です。

 

10年後20年後の二人の未来を具体的にイメージして伝える

お互い結婚の約束をして、それに突き進んでいる二人は、今しか見えていないかもしれません。しかし、両親は結婚生活を10年、20年と続けてきた夫婦のベテランです。結婚するために情熱は必要不可欠ですが、それだけでは結婚生活は成り立たないことを熟知しています。

結婚生活の大先輩である両親を説得する場合は、とにかく冷静になりましょう。そして、二人の未来について真剣に話し合って、10年後、20年後に起こり得る様々なトラブルを想定し、二人で乗り越えていくという決意をし、それを両親に伝えることが大切です。

両親は何も結婚相手にケチをつけたいわけではないのです。大切な我が子の幸せを真剣に考えているからこそ、安易に了承できないのです。結婚する際両親を安心させるというのは、子供の使命です。

 

両親が納得できるまで待ち続ける

様々な説得を試みても、両親が年の差結婚に折れてくれないこともあるでしょう。その時は、強引に結婚せず、しばらく待ちの体制に入りましょう。

両親が心配しているのは、「今は良いが今後二人の愛情にすれ違いが生じないか」ということでもあります。相手が大きく年上の場合は、「あなたは今まで自分の人生を楽しんできたから良いかもしれない。でも我が子の人生はこれからだ。それなのに、なぜあなたに捧げなければならない」という憤りを感じているかもしれません。

どちらかが大きく年上だと、当事者としては早く結婚したいという焦りがあるかもしれませんが、焦った姿は両親の心配を煽るだけです。大好きな両親に祝福して欲しい、そのためならいくらでも待つし、時間が経っても二人の気持ちは変わらないということを、態度で示しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

両親に結婚を了承してもらうためには、なぜ年の差結婚を反対するのかを考え、両親の気持ちに寄り添うことが大切です。「自分たちのことを理解してくれない!」と反抗しても意味はありません。

成人し、立派な大人になった我が子の結婚に両親が意見するのは、それだけ年の差結婚の問題点を、自分たちが結婚生活を積み重ねてきたからこそ、リアルにイメージできてしまうからです。また、両親が反対するのは、あなたたちが浮かれているように見え、結婚に対してプラスのイメージしか描いていないように感じるからかもしれません。

結婚生活は幸せなことも多いですが、お互いの苦難を分かち合って乗り越えるものでもあります。両親としては、大切な我が子が背負う苦難は軽ければ軽いほど安心です。

年の差結婚を両親に反対された場合は、とにかく両親が安心できる材料をたくさん集めて、根気良く冷静に訴えていきましょう。

両親はあなたの幸せを心から願っています。「あなたがそこまで考えているなら大丈夫」「年の差があっても、あの人とならきっと幸せな結婚生活を送れる」と、両親を安心させてあげてくださいね。

 

まとめ

年の差結婚を反対する両親の気持ちを知って説得するには、

・ジェネレーションギャップを乗り越える信頼関係を主張する
・経済的な心配がないことを伝えるために貯蓄額も公表する
・10年後20年後の二人の未来を具体的にイメージして伝える
・両親が納得できるまで待ち続ける

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