自宅やオフィスなどを綺麗な空間にする為には、片付けが欠かせないですよね。片付けが習慣付いている人の場合であれば、常に快適で広々とした場所の中で過ごす事ができます。
しかし、「何度片付けをしても部屋が汚くなる」「片付けがそもそも嫌いだ」という人の場合は、物が積み重なった状態や、失くし物が多いという状況にウンザリしてしまう事があるのではないでしょうか。
実は部屋を綺麗にするには、普段の考え方や習慣から変えてしまう事が効率的です。物を持たない・定位置や定量を決めるといったマイルールを作れば、それに沿うだけでお部屋は散らかりません!そこで今回は、片付けられない人が身に付けたい習慣と考え方をお伝えします。普段の思考から変え、それを習慣化させて美部屋を作ってみましょう。
買い物をする際に、必要性を見極める
お部屋が汚れていたり散らかったりしていて困っている方の原因のひとつに、「物の総量が多い」という事が挙げられます。
散らかった状態の部屋から物を探し出すのが面倒で、「どうせいつか使うから買っておけばいいか」などとストックを買い込んでしまう事もあるのではないでしょうか。そのような状態が続くと、いつの間にか部屋の中に物が積み重なり、収集がつかなくなる事があります。
ストックと思い、ついつい買ってしまっていた。という場合は、物を手に入れる時点の思考から改めてしまうと手っ取り早いです。買い物をする際には、本当に今必要な物なのかどうかをよく考えてみましょう。
「10%増量でお得だから買おうと思ったけれど、今は必要ない」「セールで安いけれど、よく考えてみれば似たような服を持っているな…」などと、自分が既に持っている物を思い出しながら買い物をすると効果的です。
物の必要性を考えた上で買い物をする事によって、その物への感謝の気持ちも生まれます。「今、これが無いと困る」という物だけを手に入れる事から習慣付けてみてください。
物の定位置を決めておく
片付けられない人が試してほしいマイルールのひとつに、物の定位置を決めておくというものがあります。
物の定位置を決めておけば、どこに何があるのかが分からず余計にストックを買い込んでしまう現象を防ぐ事ができますし、物を探す時間を短縮する事にも繋がります。方法としては、今持っている物を全てジャンルやカテゴリーごとに分けましょう。
そしてそれらの物をどこで、いつ使うのかという目的に沿って収納していきます。例えば髪の毛を乾かすドライヤーは、通常であればお部屋か洗面所で使用する物ですよね。それがもし玄関に置いてある場合、わざわざ取りに行かなくてはならないという手間や時間が掛かります。
また、小さなお子さんがいる家庭の場合は、割れやすいお皿や危険なナイフ等、ケガの原因になりやすいものを手の届かない場所に移動させておく事も大切ですよね。そのように家族構成や使用目的によって生活導線を考え、自分がどの場所にその物を置くと使いやすいのかを決めて片付けておくと便利です。
物の定位置を決めておけば、買い物をした後にも置き場所に困ることなく、すぐにしまう事が出来ます。
物の定量を決めておく
物の定位置だけでなく、定量も決めておけば、自分が買うべきものを「見える化」でき、不足や余剰を予防する事が可能です。
例えば趣味でコレクションしているマスキングテープや、ついつい集めたくなるキャラクターグッズなども、ひとつ収納用の箱を用意しておき、「この箱に入る量までしか持たない!」と決めてしまうと良いでしょう。消耗品でない物は、制限を定めておかなければ、いくらでも増やす事が出来てしまいます。
しかし、部屋を片付けたい場合にはある程度ルールを設け、その中で楽しむ事もひとつの手段です。一瞬欲しいと感じた物であっても、その箱を思い出す事によって、「今は箱がいっぱいだから今度にしよう」「今日は我慢しておこう」といった考え方を持てるきっかけになるでしょう。
人によって必要な物の定量はそれぞれ異なりますので、お部屋の収納スペースや使用頻度に合わせて箱の大きさを検討してみると効果的です。箱ごとに分ける事で、取り出しやすく、仕分けや収納もしやすいのでおススメです!
今回は片付けられない人が身に付けたい習慣と考え方についてお伝えしました。部屋が散らかってしまう人は、物の総量が多い事がまず考えられる原因として挙げられます。
現状を見て本当に足りない物だけを買い足すようなイメージで、買い物をする際には必要性を見極めるようにしてください。まだ、物の定位置や定量をマイルールとして決めておくだけで、片付けに時間を掛けずスムーズに暮らす事ができたり、買い物をする際にどのくらいの量を買い足せば良いのかを考えたりする判断基準にもなります。
欲しい物が目の前にあってもいったん冷静になり、それを買うことで物を持ちすぎる事が無いかを検討してみる事が大切です。ぜひ、日頃の生活や身の回りの状況を見直して、本当に必要な物だけを大切にする習慣を身に付けてみてください。