子供の名前をつけるときって、いろいろと悩みますよね。「どんな名前にしよう?」「どんな漢字を使おう?」など、子供の名前を考えている時間は楽しく幸せなものですが、なかなか決められない人も多いのではないでしょうか。
名前は、大切な我が子に贈る最初のプレゼント。一生付き合っていくものだからこそ、気に入ってもらいたい、良い名前をつけたいと思うのは当然なのかもしれません。
とは言え、出生後14日以内に届け出が義務づけられている出生届には、子供の名前を記入する欄があるので、それまでには決めておきたいと思う人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子供の名前のつけ方を学んで、満足できる名づけができるテクニックをお伝えします。
コンテンツ目次
子供の名前のつけ方を学んで
最高の名づけをするテクニック
命名のルールを知っておきましょう
子供の名前は、どんなものでも良いというわけではありません。わずかではありますが、名づけに関する法律が定められているんですよ。まずは、命名の基本ルールを知っておきましょう。
◇文字の決まり戸籍法で決められている名前に使える文字は、次のとおりです。
・ひらがな(ゐ・ゑを含む)
・カタカナ(ヰ・ヱも含む)
・常用漢字
・漢数字
・人名漢字
・長音符号(-)
・繰り返し記号(ゝ・ゞ・々)
アルファベットや算用数字、ローマ数字などは使えません。また、名前に使用できる漢字は、増減することがあるので、名前の候補が決まったら、使えるかどうか確認しておくと良いでしょう。
◇読み方の決まり読み方には決まりがありません。とは言え、あまりにも読みにくい場合には、役所で受理してもらえないこともあります。毎回読み方を間違えられてしまうと、子供にとっても負担が大きいので、避けた方が良いでしょう。
好きな漢字に願いを込めましょう
子供の名前をつけるとき、もっとも多くの人が使っている名づけのテクニックが、漢字に願いを込める方法です。子供の名前を見れば、ご両親の考え方や願いがなんとなく見えてくるので、我が子へのプレゼントにピッタリな方法ですね。
実は、名づけに使われる漢字は、たとえ意図していなくても、無意識に子供に対する願いや想いが込められており、いつしか育て方にも現れ、やがては子供のオーラとなってにじみ出ると言われているんです。
将来的には、子供の性格や考え方に影響をおよぼすこともあるので、たかが名づけと侮れないですよね。子供の名前に使う漢字の候補が挙がったら、漢和辞典で意味を調べてみましょう。ただし、親の想いにこだわりすぎると、難しい漢字になってしまうこともあるので注意が必要です。
響きを大切にしましょう
最近では、声に出したときの音の響きを重視して子供の名前をつける人が増えています。名は体を表すと言われることがありますが、実は音の響きも性格に関わってくることがあるんです。
さらに、音の響きは、聞く人の印象を大きく左右します。生涯をとおして呼ばれる名前ですから、響きにこだわってみるのも良いですね。50音には、硬い印象を与える「ハード音」と柔らかい印象を与える「ソフト音」があります。
・ハード音⇒カ行、サ行、タ行、ハ行、バ行、パ行
・ソフト音⇒ア行、ナ行、マ行、ヤ行、ラ行
強くたくましく育って欲しいと願う場合にはハード音を多く含める、優しい子に育って欲しい場合いは、ソフト音を多くする、ハード音が多い苗字の場合は、名前にソフト音を多く含ませるなどの工夫をしてみましょう。
響きを重視して名づけを考える場合には、候補に挙がった名前の氏名を繰り返し声に出すことが良い名前をつけるコツです。響きに対してしっくりくるような漢字がない場合には、あえてひらがなにしてみても良いかもしれませんね。
姓名判断を活用してみましょう
日本では、古くから子供の名前を決めるときに姓名判断が活用されてきました。もちろん今でも名前の画数で運勢を読み解き名前を決める人もいます。
最近では、インターネットで手軽に姓名判断できるので、いくつかある候補の中から絞り切れない場合や子供の運勢が気になる人におすすめですよ。
ただし、運勢だけを気にして子供の名前をつけるのは考えもの。子供の運勢は、名前だけで決まるものではありません。
大切なのは、ご両親の想いだということを忘れずに、参考程度にとどめておくと良いでしょう。姓名判断は、占いの方法や宗派によって解釈が異なるので、良い結果だけを信じるのも良いかもしれませんね。
子供の将来を考えてみましょう
人とは違う個性を重視するあまり、変わった名前をつけたくなることってありますよね。最近では、個性あふれる名づけをする人が増えていますが、キラキラネームと呼ばれるほど特殊な名前はちょっと待って!
名前には、侮れない効果があるんです。たかが名前と思っている人もいますが、名前は「自分がどんな存在なのかを表す」大切なもの。あまりに独特な名前は、子供が育っていく中で悪影響をおよぼすこともあるんですよ。
個性的でキラキラとした名前は、子供が小さいうちはそれほど大きな問題はないかもしれません。でも、名前は一生付き合っていくもの。学校や社会でとても大切になってきます。
初めてのプレゼントなのですから、子供にとって嬉しいものとなるように、20年後、30年後の子供の姿やその名前がもたらす効果を想像してあげることを忘れないようにしたいですね。
いかがでしたか。
我が子って本当に愛しい存在ですよね。そんな可愛くて大切な子供の名前だからこそ、名づけるときには深く悩むものです。
個性的な名前にしたい、将来的に幸せになれそうな名前にしたいなど、ご両親によって名づけのスタンスは異なりますが、子供が大きくなったときに、喜んでくれる名前をつけたいと思うのが親心ではないでしょうか。
名づけをするときには、好きな漢字を使ったり、響きを重視したりして決めていくと良いでしょう。このとき、声に出したり、文字にして書いたりして、苗字とのバランスも考えるのが後悔しない名づけをするコツです。
名前は、一生連れ添うもの。だからこそ子供の将来にまで思いを寄せて名前をつけてあげることが大切です。ここにご紹介したことを参考に、ぜひ子供に喜ばれる名前をつけてあげてくださいね。
まとめ
子供の名前のつけ方を学んで最高の名づけをするテクニック
・ 命名のルールを知っておきましょう
・ 好きな漢字に願いを込めましょう
・ 響きを大切にしましょう
・ 姓名判断を活用してみましょう
・ 子供の将来を考えてみましょう